オリーブの剪定とは?樹形を整えるだけじゃない!病害虫から守り、木を育てるための剪定方法とは?
「オリーブの木が大きくなってきたけど、どう剪定すれば良いか分からない」「オリーブが枯れてきたので剪定したい」そんな悩みをお持ちの方、必見です。オリーブの剪定方法や剪定時期などについて、詳しく解説します。剪定をマスターすれば、ガーデニング初心者でも安心です。
オリーブの剪定とは?
オリーブの木は、放っておくとどんどん成長してしまうので、定期的に剪定をする必要があります。
剪定することによって「風通しを良くする」ことができ、「病害虫」が増えるのを予防することもできます。
剪定は、形を整えて見た目を美しくするだけではなく、オリーブの木が病気になったり枯れたりしないために必要なメンテナンス作業なのです。
オリーブの剪定はいつ?
オリーブの剪定は、年に2度行うのが一般的。まずは、新芽が出始める3~4月に剪定するのがおすすめです。本格的に成長が始まる前に、余計な枝を切り捨てて形を整え、オリーブの木の生育を促すために行います。
次に、5~10月頃の成長期に、枝の切り戻しの剪定を行います。こちらは、伸びすぎてしまった枝を切り揃えて美しい形を保つために行います。
また、剪定してはいけない、注意しなければいけない時期があります。
それは1~2月の休眠期です。この時期はオリーブの木の体力が弱っているので、強剪定をしてしまうと枯れてしまう場合があります。
剪定は、暖かくなって新芽が出始めるまで待ち、冬の間は、オリーブをゆっくり休ませてあげてくださいね。
オリーブはどこを剪定する?
まずは、樹木の「根元」に生える「ひこばえ」という枝です。ひこばえは、残しておいても見栄えも良くないですし、木の栄養が流れてしまうので全て剪定してしまいます。
次に剪定するのは、「絡み枝」です。
枝どうしが絡み合ってしまっていると、木全体の風通しが悪くなり、害虫がつきやすく病気の原因となります。全体のバランスを見ながら、どちらかの枝を残して片方を切り捨てるようにして、枝を間引いていきます。
また、地面に向かって生えてしまっている「逆さ枝」や、幹の方に向かっている枝なども剪定します。変な方向に伸びてしまっている枝はそのままにしておくと樹木の形が悪くなってしまうので、切り落としてしまいましょう。
余分な枝を剪定することで、成長してほしい枝に十分な栄養が届き、オリーブの木が見栄えよく元気に成長してくれるようになります。
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剪定を避けたほうが良い1~2月に強剪定してしまうと、木のダメージが大きく枯れてしまう場合もあります。
大切なオリーブを枯らさないためには、「適した時期に剪定を行う」ことが先決ですが、「癒合剤」を使うのも効果的です。
癒合剤は、剪定後の枝に塗って使います。
剪定によって傷ついた枝に、細菌などが入らないようにカバーしてくれるため、木や枝が弱ったり枯れたりするのを予防できます。
癒合剤を塗った枝の切り口は回復も早いので、弱った木の症状改善も期待できます。
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鉢植えと地植えで剪定方法は違うの?
まだ小さなオリーブの木や、鉢植えの小さい木には剪定の必要はありません。
小さな木は枝葉の成長が旺盛ではないので、剪定してしまうと弱ってしまうこともあるので無理に剪定することは避けましょう。
どうしても形が気になる場合は、強剪定は行わず、伸びすぎた枝を切り戻す程度の剪定にしておくことをおすすめします。
小さな鉢植えを剪定するタイミングは、大きな鉢に「植え替える時期」です。
大きさの目安は、9号鉢サイズ。植え替えに合わせて形を整える程度の枝剪定を行います。
逆に、地植えのオリーブの木は成長が旺盛なため、こまめに剪定する必要があります。成長期はとくにどんどん枝が伸びてくるので、気になる箇所をこまめに枝剪定することで樹木の形を保つことができます。とくに、「虫がつきやすくなった」と感じたら、剪定が必要な合図です。ばっさり余分な枝を切り捨てて十分に風通しを良くしてあげてください。
ただし、剪定のやりすぎにはご用心!あまりにも強剪定してしますと、木に大きなダメージを与えて枯れてしまうこともあるために、木全体の30~50%を目安に剪定しましょう。
樹形を整えてお手入れをしよう
例えば、代表的なオリーブの品種ルッカは、開帳型で成長が早い品種です。シンプルに、縦長の楕円形に整えてシンボルツリーとして楽しむことができます。また、あまり高さを出したくない場合には、枝を横に広げるように剪定して楕円形にしていくこともできます。
さらに、室内の観賞用として鉢植えで育てる場合には、丸く剪定してボウル型にするのも可愛くておすすめです。ボウル型に剪定したい場合は、萌芽力が強くて枝葉の数が多いネバディロブランコなどの品種が適しています。
上手な剪定で、理想のイメージ通りの元気なオリーブの木を育ててくださいね。
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