ぶどうの木の栽培方法を覚えて、新鮮なぶどうジュースやジャムなど、おいしく食べるレシピに挑戦しよう
夏のフルーツと言えば、何を思いつきますか?夏に旬を迎えるフルーツとして、ぶどうが挙げられます。ぶどうは、栄養素がたくさん含まれており、暑い真夏の疲労回復やエネルギー補給に最適です。そのまま食べても美味しいですが、おいしいレシピもご紹介します。
目次
美味しいぶどうの選びかた
収穫してから日が経っている場合、軸は茶色くなっていきます。
果皮に白っぽい粉が付着していますが、この白い粉はブルーム(果粉)と呼ばれるもので、水分の蒸発を防ぐために付着しているため、まんべんなく付いているぶどうは鮮度が良いです。
ぶどうは種類が豊富にありますが、果皮の色は、黒系や赤系のぶどうならば色が濃いもの、緑系のぶどうならば黄色っぽいものを選ぶと良いでしょう。
ぶどうの栄養素について
アントシアンは、ポリフェノールの一種で、主な効能は以下の通りになります。
・眼精疲労改善
・活性酸素の除去
・悪玉コレステロールの発生を防ぎ、血液をきれいに
・動脈硬化予防
・がん予防
・脳梗塞予防
・心筋梗塞予防
・高血圧予防
また、デラウェアなどの赤いぶどうには発がん抑制作用のあるレスベラトロールと呼ばれるポリフェノールが含まれています。
果実に含まれているブドウ糖、果糖は疲労回復に効果があり、真夏の炎天下でのエネルギー補給に効果抜群です。
ぶどうの保存方法
なるべく早く食べるよう心がけましょう。
食べきれない分は、新聞紙やラップで包む、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室に保存するのがおすすめです。
白い粉(ブルーム)が鮮度を保ってくれているため、食べる直前まで洗い流さないように注意しましょう。
ブルーム自体は、食べても何の問題もありません。
長く保存したい場合には、はさみで一粒ずつカットしてから、保存袋や密閉容器に入れて冷蔵させましょう。
カットのポイントは、ぶどうの軸を少しだけ付けたままカットすること。
軸がフタの役割を果たしてくれて、水分の蒸発を防ぎ鮮度を保つことができます。
ぶどうは上に行くほど甘みがあるため、下の部分から食べていくと甘みが強くなりおいしく食べられますよ。
黒いぶどうや赤いぶどうは、色が濃いほど美味しいです。
ぶどうを使ったおすすめレシピ
果汁100%のぶどうジュース
・ぶどう 適量
作りかた
1.水洗いしたぶどうの水気を切り、皮ごと鍋に入れます。そのまま手で握りつぶしていきます。
2.弱火~中火で煮ます。アクが出てきたら、その都度取ります。
3.10分ほど経過すると、色が紫になっていきます。沸騰する直前まで煮てから、つぶし損ねたぶどうはお玉や箸でつぶしていきます。
4.沸騰直前で火を止めます。このときの色は濃い紫です。このまま粗熱を取り、翌朝まで放置します。夏場などは冷蔵庫で保存しておくと良いでしょう。
5.翌朝、ざるに入れて濾します。ポタポタと落ちていくので、全部落ち切るまで気長に待ちましょう。
6.グラスに移せば、生ぶどうジュースの出来上がり。サイダーなどで割って飲むのもおすすめです。
簡単にできるぶどうジャム
・ぶどう 500~800g
・砂糖 大さじ4
・レモン汁 小さじ2
作りかた
1.よく洗ったぶどうを房から取り、半分に切って種を取り除きます。
2.鍋に、ぶどうがかぶるほどの量の水を入れて一度煮こぼします。これを二回ほど行い、渋みを取り除きます。
3.鍋をきれいにして、煮こぼし網に取ったぶどうと砂糖を入れ、約40分弱火で煮込みます。アクが出たら取ります。
4.最後に、レモン汁を小さじ2入れてひと混ぜすれば、出来上がりです。
簡単巨峰シャーベット
・巨峰 約25粒
作りかた
1.種無し巨峰を水洗いして、房から外し、フリーザーバッグで凍らせます。
2.凍ったぶどうをボウルに入れて、ややぬるめの水に浸します。10秒程度で皮が柔らかくなるので、粒を握ってグッと押し出します。
3.皮がツルンと剥けます。皮が付いている状態でシャーベットにすると、舌触りが悪いので皮は剥くのがおすすめです。
4.シャーベット状になったらもう出来上がりです。
ポイント
長く水に浸けすぎると溶けてしまうので、できるだけ早く皮を剥いていくといいでしょう。
ぶどうを思う存分満喫しよう
巨峰、シャインマスカット、デラウェアなど、旬のぶどうのフレッシュな味わいをそのまま楽しみたいですよね。
食材の組み合わせ、ちょっとひと手間かけるだけで、そのレシピはスイーツやジュースにとどまらず、サラダや料理に使用しても毎日でも飽きずに美味しく食べることができます。
ぶどうそのままの美味しさも嬉しいですが、色々なレシピを知ることで、家族とともにその味わい方、楽しみ方も広がっていくのではないでしょうか。