モナルダ(ベルガモット)の育て方は?肥料や用土など、ハーブとして利用できるモナルダの栽培方法

2018年8月26日


春に芽を出し真夏の暑い時期に力強く咲く赤やピンクの花が印象的なモナルダ。盛り上がり炎のように咲く花の形からタイマツバナという別名もあります。さわやかな香りがあり、ベルガモットオレンジに似ていることからベルガモットとも呼ばれ、ハーブティーとしても利用されています。花色も白や黄、紫、藤色のものなどさまざまな品種があり、自然交雑種も多く流通しています。耐寒性もあり、越冬して春になると芽吹き、夏、再び開花します。丈夫な性質で育てやすいので初心者向き。香りのある花はポプリに利用することもできます。

モナルダとは?

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シソ科の多年草で、北アメリカやカナダが原産で、先住民がハーブとして利用していたといわれています。耐暑性はもちろん耐寒性もあり、品種によっては地下茎で自然と生え広がるものも。真夏、一面に花をつける様子は圧巻で、庭植えして楽しみたい草花のひとつです。代表的な赤花のほか、赤紫色の花色でこぼれ種でもよく増えるパープル、爽やかな白花が印象的なホワイトなども人気です。横へ伸びるタイプと上にまっすぐ伸びるタイプがあり、いずれの場合も秋になるとボール状の種が残ります。背が高い品種を選んで花壇の背景に利用すると見事な夏花壇が手軽に楽しめますよ。多くは多年草ですがピンクや紫の花が何段にも咲くレモンベルガモットは一年草です。

モナルダの育て方と栽培のポイント

基本的な生育のサイクル

植えつけ期:2月~3月、10月~11月 開花期: 6月~9月 ※関東地方以西基準

置き場所

日あたりと水はけの良い環境を好みます。

水やり

地植えの場合、乾燥したら与えます。鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷり水やりします。

栽培のポイント

丈夫な性質で特別な培養土も必要ありませんが、庭植えする場合は植えつけ前に腐葉土や堆肥などを混ぜ込んでおくと元気に育ちます。鉢植えする場合は市販の草花用培養土を利用すると手軽です。生育旺盛な春から夏にかけて水切れしないよう注意しましょう。また開花前の4月頃と、花後の10月頃に追肥として緩効性の化成肥料等を施してやると旺盛に育ちます。一度植えると旺盛に育つので、庭植えした場合は周囲とのバランスが崩れてきたら、春か秋に植えなおすのがおススメ。鉢植えは毎年の植え替えが欠かせません。春か秋には株分けや挿し芽で殖やすこともできます。花後はボール状のタネを観賞することもできますが、春を迎える前までに地際で刈り込んでおくと、再び芽吹きます。一度植えると、手間なく、毎年、真夏に花が楽しめる数少ない多年草です。

主な病害虫

害虫:アブラムシ ヨトウムシ 病気: うどんこ病、灰色かび病

モナルダ栽培におすすめの用土、肥料、薬剤とは

有機堆肥&カルシウム入り。丈夫に育てる専用土

花ごころ ハーブ香草の土

花ごころ ハーブ香草の土

木質堆肥、ココナッツファイバーなどの有機堆肥が配合され、排水性、保水性、通気性、保肥に優れた培養土です。根の生育を良くする海藻成分や、植物をしっかり育てるカルシウムを配合しています。

骨粉や魚粉、油かすを配合し、ゆっくり効果が持続

花ごころ 花実をつける 三色配合肥料

花ごころ 花実をつける 三色配合肥料

健康な土づくりに役立つ有機質肥料をバランス良く配合し、ゆっくり効果が持続します。春と秋に施し、翌年の開花にそなえましょう。

モナルダのアブラムシ防除に!

アース製薬 アースガーデン やさお酢

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オリジナルブレンドされた食酢100%でできた殺虫殺菌剤です。食品成分でできるので、葉にかけても安心ですね。予防と退治の両方に効果があります。

アメリカの先住民がハーブとして利用してきた歴史のあるモナルダ

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アメリカの先住民がハーブとして利用してきた歴史のあるモナルダ(ベルガモット)。爽やかな香りが全草にあり、ハーブティーなどにして楽しめます。園芸店で流通が多いのはタイマツバナと呼ばれるレッド モナルダと、ヤグルマハッカと呼ばれるモナルダフィスツローサ。 さらにこの2種の交雑種が多く、どちらも育てやすく初心者向き。華やかな花を手軽に楽しめます。燃える炎のような花から「身を焦がす恋」やリラックス効果のあることから「安らぎ」などの花言葉があります。モナルダ ヴィンテージローズというヘアケア商品も登場していますよ。