ノースポールの育て方は?種まき時期や剪定、肥料・用土など鉢植えでも育てられるノースポールの栽培方法

2018年6月9日


中心が黄色で直径3㎝ほどの小さな白い花を咲かせるノースポールは、12月頃から5月頃まで楽しむことができます。花の少ない時期、長期間楽しめる草花として人気があります。初心者でも育てやすいので冬のガーデニングには欠かせません。花はリンゴの香りがするカモミールにも似ていますが、ノースポールの花のチーズのような強い香りと、シュンギクのような葉が特徴です。また白花のマーガレットにも似ていますが、花の大きさに違いがあります。

ノースポールとは?

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キク科の一年草で、北アフリカやヨーロッパ原産のレウカンセマム・パルドサム種が1970年代に日本で品種改良され、生まれました。
ノースポールという名前はもともと1商品名でしたが、現在はノースポールの名前で広く親しまれています。

レウカンセマム属に分類されていますが、以前はクリサンセマム属に分類されていたことからクリサンセマム・パルドサムと呼ばれることもあります。
株一面に小さな花をつけ、庭植えしても鉢植えにしても元気に愛らしい花を咲かせます。

ノースポールの育て方と栽培のポイント

基本的な生育のサイクル

種まき期: 9月~10月
植えつけ期:3月~4月、10月~11月
開花期: 12月~5月

置き場所

日あたりと水はけの良い場所で管理します。
冬は北風の当たらない場所に。

水やり

地植えの場合、乾燥したら与えます。鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷり水やりします。

栽培のポイント

比較的耐寒性があるので、秋、種をまいて春に花を楽しむ秋まき一年草として扱うのが一般的です。
10月頃、苗入手して植え付ければ、冬の間、花が楽しめます。
寒冷地では春に苗を植えつけます。

日当たりと水はけのよい環境を好み、こんもりと花を咲かせます。
花期が長いので花が咲いている間は緩効性の化成肥料を月1回を目安に与えると花色よく育ちます。
株が大きく育ち過ぎたときは草丈が2分の1程度になるよう茎を切戻しすると、左右に新しい茎が伸び、再び花が楽しめます。

過湿を嫌うので、咲き終わった花を摘み取ったり、込み合った茎を剪定したりするのも忘れずに。
日本の夏の高温多湿で枯れてしまいますが、こぼれ種でもよく増えるので、翌年、再び芽吹き、花を咲かせて驚かせてくれるかもしれません。

主な病害虫

害虫:アブラムシ
病気:灰色カビ病  立枯病

ノースポール栽培におすすめの用土、肥料、薬剤とは

有機由来の元肥入りでそのまま使える

ハイポネックス バンブーパウダー入り 花と野菜の培養土...

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アブラムシや灰色カビ病などに効果があり、いろいろな植物に使える殺虫殺菌剤。
害虫に対して速効性があり、病原菌の侵入も防ぐため、病気も防いでくれます。
気温が上がり始めたら病気や虫に注意しましょう。

初心者でも育てやすい!寄せ植えにプラスすると素敵なアクセントに

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ノースポールは丈夫で育てやすいうえ、愛らしく素朴な花はいろいろな花との相性がよく、花壇はもちろん、寄せ植えにプラスすると素敵なアクセントに。
カラフルな球根草花と組み合わせるのもおすすめです。

春、気温が上がり始めると旺盛に生長し、花のカーペットのように広がり、華やかな雰囲気が手軽に楽しめます。
花の中心の黄色い部分に種があるので、花後、天気のいい日に茎ごと摘み取り、乾燥させて種を取ることもできますよ。