金のなる木(カネノナルキ)の育て方は?植え替えや挿し木など詳しい栽培方法をご紹介
金運アップ!?花言葉は「一攫千金」「幸運を招く」など縁起が良いので開店祝いなどのプレゼントにされる方もいらっしゃるのではないでしょうか?ぷっくりした葉をつける別名ベンケイソウは、サボテンと同じ多肉植物です。 和名はフチベニベンケイまたはカゲツ(花月)。金のなる木という名前は、新芽の小さいうちに5円玉の穴に通して抜けなくなるまで成長させ、枝にお金がなっている風に仕立てたものが流行したことに由来するそう。そんな金のなる木の育て方や花を咲かせるための方法などをご紹介します。
目次
花が咲く系統もある?金のなる木とは?
金のなる木は、乾燥や低温などの厳しい環境に適応し、
世界中に分布するクラッスラ属ベンケイソウ科に属する丈夫な植物です。
クラッスラ属とはかわいく小さな花を咲かせる多肉植物の事を言います。
小さな株によく花をつける花の咲きやすい系統と、大株にならないと咲きにくい系統があり、
葉は緑一色のものから、白やピンク、紅色の斑入り品種、葉が巻いたり細くなったりする品種があります。
多肉植物特有の葉や茎にたっぷり水分を蓄える特性があるので、乾燥には強く頼もしく育ちます。
その反面、過湿にさせると根腐れしやすくなるので、
水はけのよい土に植え、日なたに置いて乾かし気味にして育てましょう。
金のなる木の育て方と栽培のポイント
基本的な生育のサイクル
植付け・植え替え:3月~6月 9月~10月
開花期:11月~2月
※関東地方以西基準
置き場所
日なたで乾燥気味の場所で育てるのが基本ですが、品種によっては半日陰でも育ちます。
水やり
鉢植えでは春から秋は用土が乾いたらたっぷりとあげてください。冬場は2週間に1回少量を与えて。
栽培のポイント
鉢植えなら1年を通じて日差しの入る場所に置きましょう。日当たりが悪いと緑が濃くなりますが、間のびして育ちます。
春から秋は戸外に置き、冬は霜が降りる前に室内に取り込み、室温3℃以上を保ってください。
斑入り品種は日焼けしやすいので、7月から9月半ばまでは、半日陰に置きましょう。
水やりは、乾燥気味でもOK。鉢植えでは、4月から10月に規定量の半分程度の緩効性の化成肥料か、固形の油かすを与えます。
植え替えは3月から6月、9月から10月に。2~3年に1回、古土を少し落としてひと回り大きな鉢に植え替えます。
根腐れしていたら、古い土を完全に落として、腐った部分をハサミで切り取って、数日間、風通しのよい日陰に置いて乾かし、今度は小さめの鉢に植えつけましょう。
植え替え
金のなる木の植え替えに最適な時期は3月~6月、9月~10月頃です。
植え替えや剪定した後の回復が早いので4~6月頃が特におすすめです。
2~3年に1回は植え替えをすると良いでしょう。
根についた土を落として、根腐れした部分をハサミなどでカットした後に
数日間、風通しのよい日陰において乾かして植え替えする事をおすすめします。
同じサイズの鉢で植え替えをする場合は、伸びた根をカットしましょう。
また全体の形を整えながら、葉っぱをまんべんなく減らしてみると良いでしょう。
増やし方
金のなる木は「挿し木」と「葉挿し」で増やしましょう。
新芽を切り取り、風通しの良い日陰で数日間、乾燥させましょう。
根が出てきたら霧吹きなどを使って水をあげてください。
病気と害虫
病気:特になし
害虫:特になし
病気は特にありませんが、根腐れや根詰まりに注意しましょう。
枯れてきてしまった時は、水やりや日当りなど管理方法を見直しましょう。
また、元気な葉っぱがあれば「葉挿し」をして予備苗を育てておくのも有効です。
花を咲かせる方法とは?
金のなる木は花が咲きます。
花を咲かせるためには夏の間に水やりに注意し、苗を成熟させる事が大切です。
水やりのポイントは水を与えすぎない事です。
夏にたくさん水をあげてしまうと、花よりも葉に栄養を使ってしまうためです。
水やりを控えると葉っぱに元気がなくなってきますが、大大丈夫です。
9月中旬ごろに水やりを再開しましょう。
葉っぱに元気が戻ります。
冬の間は日中は日光にあててあげましょう。
上手く管理してあげれば、1月頃から花が咲きはじめますよ。
ぜひ試してみてくださいね。
金のなる木を育てる用土、肥料、薬剤とは
元肥配合でそのまま植えられ便利
根の生長を促すカルシウムを豊富に含んだ排水性が高い専用培養土です。リン酸成分の多い肥料が配合され、そのまま使えば元気に育ちます。
1年1回、4月に与えるだけで効果が持続
肥料効果が150日持続し、ゆっくり長く効きます。
pHを変化させない環境にやさしい肥料で1年に1回置くだけの手軽な肥料です。
エアゾールタイプで手軽に使用できる
カイガラムシが発生した場合は噴射式が手軽です。
成分が枝に浸透して殺虫効果が約1カ月持続し、散布後に発生した害虫も退治します。
冬期の越冬成虫にも効果的です。
葉が落ちてしまう原因とは?
葉が落ちる原因は、日光に当たっていない事や、水やりの管理がうまくできずに根腐れを起こしてしまう事が考えられます。
日当り、温度がよく変化する夏~秋にかけては葉が落ちやすい時期です。
特に水やりには注意が必要です。
土が乾燥する前に水をあげてしまうと根腐れを起こします。
夏場は土の表面が乾燥したら水を上げても問題ないですが、
9月以降は土の表面が乾燥したのを確認してから2-3日後に水やりを行いましょう。
また、日当たりが悪いところでは上手く育ちません。
室内で育てている場合は、窓際で日光に当ててあげてくださいね。
インテリアに金のなる木を飾ろう!
金のなる木は、土も水やりも少量で済みます。
インテリアグリーンとして、いろいろな多肉種類を組み合わせ、
箱庭仕立てや、お気に入りのバスケット、ガラスなどの容器に入れても素敵に仕上がりますよ。
プレゼントにもとても喜ばれます。生長期には伸びた株を剪定し、
挿し芽にすると簡単に殖やせので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
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