ナス(茄子)の栽培は苗から?支柱は必要?種類や肥料・用土、水やりのポイントや病気・害虫などなすの育て方
夏を代表する野菜「ナス」。インド原産のナスは高温多湿の日本でも栽培しやすく、長期間にわたって収穫できるので家庭菜園で人気があります。和洋中問わない万能食材としても人気。ナスの皮の濃い紫色は、ナスニンと呼ばれるアントシアニンの一種。眼精疲労や動脈硬化に効果があるといわれ、皮ごと食べるのがおススメです。大きく使う場合は皮に切り込みを入れてから調理すると味が染み込みやすくなりますよ。
目次
ナスの種類はどんなものがある?
ナスは大きさ、形、色が豊富で、どれを選んだら良いか迷う方も多いのでは? そんな時は“肉質”と“味わい”で選ぶと良いですよ。
アクが少なく、生食や浅漬けに最適な「ごちそう」は、甘みが強くジューシーな水ナスタイプ。
肉質が非常にやわらかく、焼きナスにすると絶品の「飛天長(ひてんなが)」は、胴が太く濃い紫色の長ナスタイプ。
最近は、甘みがあってフワッとした食感の赤紫色の長ナス「マー坊」も人気急上昇中。
名前の通り、麻婆ナスにするとおいしい品種で、油で加熱するととろけるような食感が楽しめます。
スーパーなどでよく見かける長卵形のナスは「千両2号」。
味に癖がないので、どんな調理法にも向く万能選手です。
一般的には丸形や卵形は暑さに弱く、長形は暑さに強い傾向があるようです。
自分好みの品種を探してみてくださいね。
ナスの栽培方法とは
基本的な生育のサイクル
植えつけ期:4月下旬~5月中旬
収穫期:6月~10月
収穫期:6月~10月
置き場所
日当たり、水はけ、風通しの良い場所を好みます。
水やり
ナスの90%以上は水分でできていて「水で育てる」といわれるぐらい水が好きなので、乾燥に注意して。
土の表面が乾いたら茎や葉に水がかからないよう株元にたっぷりと水やりを与えます。
土の表面が乾いたら茎や葉に水がかからないよう株元にたっぷりと水やりを与えます。
栽培のポイント
水はけの良い土に元肥を混ぜ込み、根を崩さないよう浅めに植えつけたら、支柱を添えます。
1番目の花がついたら、その下に出た脇芽を2つ残して摘み取り、3本仕立てにします。
1番目の花がついたら、その下に出た脇芽を2つ残して摘み取り、3本仕立てにします。
乾燥に弱いので、土の上にワラやビニールを敷くと保湿できるだけでなく防草効果もありますよ。
霧吹きで葉の裏にも水を与えると害虫対策にもなります。
植えつけ3週間後から、追肥として固形肥料を1カ月に1回、液体肥料を1週間に一回ほど与えましょう。
肥料はたっぷり継続的に施すと実つきが良くなりますよ。
主な病害虫
害虫:アブラムシ(新芽につきやすい)、ハダニ類(高温乾燥すると発生しやすい)
病気:うどんこ病
病気:うどんこ病
ナス栽培に必要な用土、肥料、薬剤とは
ナスを健やかに生長させる用土
排水性、保水性、通気性、保肥に優れたマルチに使える野菜専用の培養土。
ココピートや赤土など、天然素材を中心に配合されています。
土はナスの生育に適したpHに調整されており、そのまますぐに使えて便利。
一袋に標準型のプランター(65㎝)約1個分の土が入っています。
ココピートや赤土など、天然素材を中心に配合されています。
土はナスの生育に適したpHに調整されており、そのまますぐに使えて便利。
一袋に標準型のプランター(65㎝)約1個分の土が入っています。
ナスの色ツヤを良くする固形肥料
化成肥料と有機肥料のいいところを組み合わせ、すぐに効いた後、安定した効果が約1~2カ月続く固形肥料です。
ナスに欠かせないカルシウムも配合。
マグネシウムの成分がナスの色ツヤと生育を良くします。
ナスに欠かせないカルシウムも配合。
マグネシウムの成分がナスの色ツヤと生育を良くします。
ナスのアブラムシ、ハダニ撃退に!
ヤシ油を原料に作られた乳剤タイプの殺虫殺菌剤です。
ヤシ油の粘着のある成分がアブラムシやハダニなどの害虫を包み込み、窒息させて駆除します。
害虫を見つけたらすぐに散布すると効果的。
有機栽培にも安心して使えますよ。
ヤシ油の粘着のある成分がアブラムシやハダニなどの害虫を包み込み、窒息させて駆除します。
害虫を見つけたらすぐに散布すると効果的。
有機栽培にも安心して使えますよ。
初心者でも簡単に育てられるナス栽培!長く収穫を楽しめる
初心者の方は、苗からの栽培がおすすめ。
植えつけはあせらず、暖かくなってから遅めに植えつけた方が失敗がありません。
植えつけ後は日当たりの良い場所で水を切らさないように育てるのがポイント。
約50日後から次々と実がなり、初夏から秋まで長く収穫を楽しめます。
一度チャレンジしてみてくださいね。
植えつけはあせらず、暖かくなってから遅めに植えつけた方が失敗がありません。
植えつけ後は日当たりの良い場所で水を切らさないように育てるのがポイント。
約50日後から次々と実がなり、初夏から秋まで長く収穫を楽しめます。
一度チャレンジしてみてくださいね。
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