カラーの育て方は?植え替え・植え付け時期や肥料・用土など、球根から鉢植え・地植えでできるカラーの栽培方法

2018年7月8日


スッと長く伸びる茎とクルンと巻いた花が魅力のカラーは、切花やブーケの花材として大人気。白花のイメージが強いですが、現在、主流となっている畑地型の園芸品種は栽培しやすいうえ花色のバリエーションも豊かに揃います。すっきりとした大人っぽい庭を造りたい人は、ぜひカラーを取り入れてみてはいかがですか。

カラーとは?

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カラーは、アフリカが原産地。大きく分けると湿地型と畑地型があり、湿地型は球根を作らず、生育過程で葉の付け根部分に花芽を作るのが特徴。一方、畑地型は球根を作り、球根内に花芽を作ります。

畑地型は改良が進み、花色が豊富なため、鉢や花壇で楽しむには畑地型の品種を選ぶのがおすすめです。定番カラーの黄、ピンク、白に加え、最近はオレンジや赤、青紫、黒といった新色も登場しています。また、新品種は従来の品種に比べて花びらが厚く硬いため褪色しにくく、長期間鑑賞できるのも魅力です。

カラーの育て方と栽培のポイント

基本的な生育のサイクル

開花期:6~7月
植えつけ・植え替え期:4月上旬~5月中旬
※関東地方以西基準

置き場所 ※畑地型の場合

カラ―は、日当たりと風通しの良い場所を好みます。鉢植えの場合、夏は明るい日陰や半日陰へ移動し、高温にならないように気をつけて。秋以降、休眠したら乾き気味に管理し、凍らないよう注意しましょう。

地植えは植えっぱなしにもできますが、凍結する心配がある場合は秋に掘り上げ、貯蔵しましょう。

水やり ※畑地型の場合

春の生長期は土の表面が乾かないようたっぷりと水を与え、秋以降の休眠中は乾き気味に管理します。

栽培のポイント ※畑地型の場合

草丈10㎝~1mと大きく育つので、ある程度ゆとりのある場所に植えましょう。春~夏に生長して花が咲き、秋以降は休眠します。花をたくさん咲かせ、花色を鮮やかにするには、早春(3月中旬頃)に球根を土の表面から3~5㎝程の深さに植えつけ、暑くなる前に開花させることがポイント。早めに植えつけ、涼しいうちに十分生長させると花持ちも良くなりますよ。

秋に葉が黄色くなって枯れ始めたら球根を掘り上げ、翌春まで貯蔵して植え直すか、株分けでも殖やせます。株分けは一年中できますが初心者は早春に行う方が失敗せず安心ですよ。

主な病害虫

害虫:コガネムシ類
病気:軟腐病、疫病など

カラー栽培におすすめの用土、肥料、薬剤とは

根が太い球根用に直径5ミリの大粒も配合

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アイリスオーヤマ 培養土 ゴールデン粒状培養土 球根用 14L

3ミリと5ミリの粒状培養土を根の荒い球根用に配合した粒状培養土。通気性がよく生育期間の長い球根にもぴったりです。

水で薄めて使用する即効性の液体肥料

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植物の生育に欠かせない各種成分をバランスよく配合した、すばやい効きめの液体肥料で、水で薄めて使用します。

30日間効果が持続。幅広い植物に使用できる

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住友化学園芸 殺虫殺菌剤 ベニカXファインスプレー 1000ml

幅広い植物に使える殺虫殺菌剤です。害虫に対して速効性があるのが特長で、病原菌の侵入も防ぐため、病気も防いでくれます。

ウエディングブーケとしても使われる人気の花!

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初夏に咲き始めるカラ―は、その優美でしなやかな花姿で花嫁をイメージさせ、ジューンブライドのブーケ花材としても使われる人気の花。ギリシャ語で「美しい」という意味の「Calla」に由来して名付けられたとか。庭やお部屋でカラーの美しい花を眺めて、癒されてみてはいかが?