エンジェルストランペットの育て方は?種から?苗から?肥料や用土などエンジェルトランペットの栽培方法
トランペットの形に似た大きな花が、ぶら下がるように咲くエンジェルストランペット。夏の間ずっと大きな花を咲かせるため、夏の庭でとても目立ちます。鉢植えでも楽しめますが、草丈が1m~3mと大きく育つため、初心者は庭植えとして楽しむ方が良いでしょう。大株になると、50~100輪もの花が一度に咲くこともありますよ。
目次
エンジェルストランペットとは?
熱帯アメリカを原産とする花木で、ダチュラとも呼ばれます。
熱帯植物とはいえ寒さに強く、冬に地上部が枯れても、春に再び芽が出て開花する強健な性質を持っています。
花の色は白、ピンク、オレンジ、黄とさまざま。白花で強い香りを放つ
「ブルグマンシア・スアウェオレンス」のほか、サーモンピンクの花が咲き、
生育旺盛で育てやすい「チャールズ・グリマルディ」、
花が咲き進むにつれて淡オレンジ色→アンズ色に変わる「ブルグマンシア・ウェルシコロル」、
淡黄色の花が咲き、レモンに似た香りが漂う「ジャマイカ・イエロー」などがありますよ。
店頭では、品種名が明記されていないこともあります。
そんな時は、好みの花色を選んでみてくださいね。
※エンジェルストランペットは、すべての部位にアルカロイド系の強い毒性を含みます。
くれぐれも傷ついた手で触ったりしないように注意しましょう。
エンジェルストランペットの育て方と栽培のポイント
基本的な生育のサイクル
開花期:5月~11月
植えつけ期:4月~6月
切り戻し:4月、11月
※関東地方以西基準
置き場所
寒さに弱いので、日が良く当たる場所で育てます。
強風で傷みやすいため、風があまり当たらない場所に植えると良いですよ。
水やり
鉢植えの場合、基本的には土の表面が乾いたら水をたっぷり与え、冬は乾き気味に管理してください。
地植えの場合は、葉がしおれてきたら水を与える程度で大丈夫です。
栽培のポイント
エンジェルストランペットは花が大きいため、良く開花させるためには十分な栄養が必要です。
タネや苗を植えつける際は土に腐葉土などの有機分をたっぷりすき込み、
春から秋の生長期には緩効性の置き肥を多めに施しましょう。
施肥は、鉢植えの場合2カ月に1回、地植えの場合は1カ月に1回を目安に与えます。
エンジェルストランペットの苗の植えつけは、4月中旬以降、気温が16℃以上になってから行いましょう。
タネまきの適期は5月~7月。暑い夏の間ずっと花を咲かせますが、
水や肥料が不足すると葉が変色したり落葉したりすることがあるので、水やりと施肥は欠かさず行いましょう。
大きくしたくない場合や鉢植えの場合は、秋に剪定を兼ねて切り戻しを行います。
株元から100㎝程度を残してバッサリとカットしてくださいね。
花つきを良くするには、秋に掘り起こして鉢に植え、冬は室内で管理し、
春になったら再び庭に植え戻すのがおススメですよ。
また、エンジェルストランペットは挿し木で簡単に殖やせます。
枝を20㎝ほど切り、土に挿しておくと発根します。
鉢や庭にたくさん植えて豪華な花を楽しんでみてくださいね。
主な病害虫
害虫:ヨトウムシ、ハダニ、アブラムシ
エンジェルストランペット栽培におすすめの用土、肥料、薬剤とは
栽培に失敗しない!プロが配合した有機質入り
花木の幹を太らせ、枝を伸ばすために作られた専用培養土。
何年も美しい花が楽しめるよう熟成した有機肥料入りです。
土の上に置くだけ、簡単。持続効果も2か月間
早く効く成分とゆっくり効く成分を含み、安定した肥料効果が約2ヵ月間持続。
臭いも少なく清潔なので玄関先やベランダ、室内でも使えます。充実した株の生育を促進します。
30日間効果が持続。幅広い植物に使用できる
アブラムシ、ハダニ、うどん粉病 花や緑など幅広い植物に使える殺虫殺菌剤です。
害虫に対して速効性があるのが特長。病原菌の侵入も防ぐため、病気も防いでくれます。
開花期は5~11月!長い間楽しめるエンジェルストランペットを育ててみませんか?
エンジェルストランペットの開花期は5月~11月ですが、暖地では夏の暑さや多湿で開花が止まる場合があります。
暑さがおさまり、秋になれば再び開花しますよ。
夏も花を楽しみたい場合は真夏、半日陰や日陰へ移動させるか、
ヨシズなどで日除けをしてあげてくださいね。