家庭菜園でサニーレタス(リーフレタス)を育てよう!プランターで種や苗から育てて収穫する方法をご紹介
サラダでよく使われる野菜、サニーレタス(リーフレタス)。コツをつかめば家庭菜園でも育てられるのをご存知ですか?種から苗に育て、収穫に至るまでの方法や、プランターで栽培する際の土選びや水やりの方法をご紹介します。瑞々しい葉は見ているだけでも元気が出ますよ。
目次
サニーレタス(リーフレタス)とは
瑞々しい見た目とフレッシュな味わいで、サラダに使われたり、サンドウィッチに使われたりと、サニーレタスは生食野菜として欠かせません。
また、サニーレタスは葉を一枚ずつかき取って収穫できるため、調理に手軽に使用できるのも特徴です。
サニーレタスにはいくつか種類がありますが、家庭菜園初心者の方には「レッドファイヤー」が育てやすくおすすめです。
サニーレタス(リーフレタス)は普通のレタスとどう違う?
そのため、外葉から1枚ずつ収穫でき、調理にも大変便利です。
また、見た目もさまざまでそれぞれに特徴があります。
葉が鮮やかな赤色と緑色が混ざった「レッドファイヤー」は暑さに強く、「レッドウェーブ」は葉が厚く鮮やかな色味で耐寒性にすぐれています。
どちらも柔らかくて食味が良く、比較的栽培しやすい品種です。
サニーレタス(リーフレタス)の育て方
種まき期:3月、9月上旬
植えつけ期:4月、9月中旬
収穫期:5月、10月
サニーレタスは、まず種から苗まで育て、そこからプランターで栽培する方法と、あらかじめ苗を用意してプランターに植え付ける方法があります。
種まき
種を直接、鉢やプランターにまいて育てることもできますが、苗まで育ててから植え付けた方が失敗が少なく済みますよ。
1.育苗ポット(9cm弱)に土を入れ、真ん中に窪みをつくる。
2.サニーレタスの種を2~3粒まき、種が隠れる程度にごく薄く覆土する。
3.まいた種が流れないように注意しながら、水やりをする。
4.発芽するまで、雨の当たらない日当たりの良い場所に置き、土が乾かないようにする。
5.双葉が生えて、本葉が1枚生えたら生育のいいものを2本残してほかを間引く。
6.本葉が2枚になったところで、よく成長しているほうを残してもう片方を間引く。
7.本葉が4~5枚に成長したら、鉢やプランターに植え替える。
サニーレタスは、光を浴びることで発芽します。
また、発芽の適温が15~20度なので、寒い時期の夜間などは、プランターを室内に入れるなどして管理しましょう。
定番で安心の育苗ポット
さし芽種まきの成長に適した土
生育を早め、丈夫な苗に育ててくれます。
苗植え
なお、苗から植え付ける場合も、植え付け期は4月、9月上旬が適しています。
プランターや鉢のサイズに応じて育てられる株の数も違ってきますが、8~10号鉢で1~2株、60cmプランターで3~4株が目安です。
このとき、苗を密着さえて植えてしまうと充分に育たない場合があるので、苗のまわりは余裕を持たせて植えるようにしましょう。
1.植え替える容器の6分目ぐらいまで、培養土を入れる。
2.育苗ポットから苗を出し培養土の上に乗せたら、苗のまわりにも培養土を入れる。
(プランターに並べて植える場合は、苗が大きくなったあとも日光が充分当たるように、15cmほど間隔をあける。)
3.植え付けた後は容器を軽く揺らして土を慣らし、株元をそっと抑えて定着させる。
4.土にたっぷりと水を与える。
プランター栽培にぴったり!野菜用の土
元肥入りで水はけ、保肥力が良く、酸素供給も調整されているので、鉢やプランターでの栽培にぴったり。
容量は6Lなので、8、9号鉢なら使い切ることができる量です。
培養土を余らせたくないというかたにもちょうどいい容量です。
サニーレタスをたくさん育てたいかたにおすすめのプランター
プランターの幅は56cmなので、3株ほどなら余裕をもって育てられます。
防虫ネットや、不織布を取り付ける際に必要な支柱を立てるための穴が初めから空いているのも便利です。水はけや通気性も良いのも安心ですね。
水やりと追肥
苗がまだ小さいうちは、少し多めに水を与えます。このとき、水の力で苗が倒れてしまわないように、苗を避けて土の部分に水を与えるようにしましょう。
苗が8cmほどまで育ったら、土が乾いたタイミングで水をたっぷりと与えるようにします。
サニーレタスは多湿が苦手ですが、乾いた環境でも葉が縮んでしまうので、水やりのタイミングには気をつけましょう。
【追肥】
サニーレタスは収穫までの期間が短いので、元肥入りの培養土を使っていれば追肥は必要ありませんが、なかなか成長しないと感じた場合には液肥を与える方法もあります。
液肥を与えるタイミングは、苗が成長し始めてから2週間後ぐらいに一度、さらに2週間経った頃。土全体に行き渡るようにします。
カルシウムで葉茎を丈夫にする液体肥料
レタスなどの葉物野菜のほか、トマトやピーマン、イチゴなどにも使えます。
与える際は、500~1000倍に薄めて散布してください。
サニーレタス(リーフレタス)の収穫
収穫
収穫は、株元からナイフなどで刈り取ります。または、使う分だけ外葉から一枚ずつ摘み取ってもいいでしょう。
外葉のみ収穫すれば、その後育つ葉を何度か収穫できるので、長期間楽しむことができますよ。
また、植え付けの時期をずらして栽培すれば収穫期もずれるので、新鮮なサニーレタスを絶え間なく楽しむことができます。
サニーレタス(リーフレタス)の栽培時に気をつけたい病害虫
アブラムシは繁殖力が強く、新芽や葉の裏に住み着いて野菜の汁を吸い、葉を弱らせてしまいます。
また、アブラムシが原因となりウイルス性の病気にかかってしまうことも。
対策としては防虫ネットが有効ですが、もしアブラムシに寄生されてしまったら、野菜用の殺虫剤を使って早めに駆除しましょう。
サニーレタスがかかりやすい病気には、灰色カビ病やべと病があります。
連作障害の1つでもある灰色かび病は、茎や葉にカビが生えてしまう病気で繁殖力が強く、被害を受けた部分は腐敗してしまいます。
べと病もカビによる病気で、かかると葉の表面に黄色っぽい病斑ができ、進行するとやがて枯れてしまいます。
どちらの病気も多湿が原因となりやすいため、湿度の高い時期などは特に気をつけましょう。
感染した葉っぱは、胞子が飛ばないようにできるだけ丁寧に取り去ってくださいね。
食品成分100%で安心して使える薬剤
100%食品成分でできているため、収穫直前に使っても安心。
害虫や病気が発生したあとのみならず、発生する前からスプレーしておくことで、予防にも効果を発揮します。
また、お酢の効果で植物を元気に育てるのにも効果的です。
薄めずそのまま使えるところも便利ですね。
家庭菜園でサニーレタス(リーフレタス)を育てよう!
まずは8号鉢から1株、苗を購入して挑戦してみても楽しいでしょう。
さまざまな料理に使えるサニーレタスは、必要な分だけ一枚ずつ収穫することもできるので、
家庭で育てることでいつでも新鮮な状態を楽しむことができますね。
サニーレタスは種類が豊富なので、時期をずらしていろいろな種類を育ててみるのもいいでしょう。
鮮やかな自家製のサニーレタスで、食卓を彩ってみませんか?