ベロニカの育て方は?苗から?種から?肥料や用土など、寄せ植えも楽しめるベロニカの栽培方法
スマートな縦のラインと瑠璃色の花が美しいベロニカ。北半球に広く自生し、草丈1m以上に育つ品種から矮性で草丈の低いもの、グランドカバーにも利用できる横に広がるタイプなど多くの品種があります。多年草で耐寒性、耐暑性があり、育てやすい草花なので、花壇や寄せ植えに大人気。洋風にも和風にもコーディネートできる雰囲気で、夏のボーダー花壇や、ロックガーデンにプラスするとワンランクアップの庭が手軽に出来上がりますよ。
目次
ベロニカとは?
オオバコ科(以前はゴマノハグサ科とされていました)の多年草で、世界中に広く自生しています。
青や紫、ピンク、白などの花色があり、ルリトラノオ(和名)、スピードウェル(英名)などの別名があります。
園芸品種が多くありますが、代表的なものには瑠璃色の花が美しいスピカータや夏から秋咲きのロンギフォリアがあります。
最近登場した‘シャーロッテ’は緑葉にクリーム色の縁取りが美しい斑入り葉と、長く咲かせる白い花穂が人気です。
ベロニカの育て方と栽培のポイント
基本的な生育のサイクル
植えつけ期:3月~4月、9月~10月
開花期: 4月~11月(品種によって異なる)
※関東地方以西基準
置き場所
日あたりと水はけの良い場所を好みます。
水やり
地植えの場合、乾燥したら与えます。
鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷり水やりします。
春からの生長期は水切れしないよう注意。
栽培のポイント
丈夫な性質で、土質も特に選びませんが、植えつける前に腐葉土や堆肥など有機質や緩効性の化成肥料、水はけの良い場所を好むのでバーミキュライトなどを混ぜ込んでやるとよいでしょう。
環境に順応しやすく夏の暑さにも冬の寒さにも耐え、育てやすいのが特徴です。
旺盛に育つので春と秋の緩効性の化成肥料の施肥を欠かさずに。
春か秋に出回る苗を植え付けて育てるのが手軽ですが、4月頃タネまきしても育てられます。
大きく育った株は春と秋に株分けすることも。生長がはやく、株元に新しい芽が出てくるので、鉢植えの場合は毎年、春と秋の植えつけ適期に植え替えを。
開花後の花がらは切りとり、ひととおり開花した後は株全体を切戻しておきます。
また花芽のついていない若い芽を1節カットし、挿し芽をすると容易に殖やせます。
育てやすい植物ですが、過湿を嫌うので梅雨前に半分ほど切戻し、水のやり過ぎに注意するのがポイント。
繁殖力があり環境さえあえば大きく育ちます。
主な病害虫
害虫:アブラムシ
病気: うどんこ病、灰色カビ病
ベロニカ栽培におすすめの用土、肥料、薬剤とは
ベロニカを植えつける土はこれがおススメ!
土壌改良と肥料の両方の効果を持つ有機資材。
土に配合された海藻成分のミネラルとカルシウムの効果で根張りがよくなり、じっくり効き目が表れて骨太の植物が育ちます。
リン酸成分多めで花つきよく大きく育てる
植物の健全な生育に必要な15種類の栄養素をバランス良く配合し、いろいろな植物の花色・葉色を良くします。
肥料が切れると花つきも悪くなるので、生育期間中は定期的に施します。
30日間効果が持続。幅広い植物に使用できる
アブラムシ、ハダニ、うどん粉病 花や緑など幅広い植物に使える殺虫殺菌剤です。
害虫に対して速効性があるのが特長。
病原菌の侵入も防ぐため、病気も防いでくれます。
美しい葉色の品種も登場しているベロニカ
最近は葉の美しい植物が注目されています。
ベロニカにも葉色の美しい品種が登場しています。
‘グレース’の葉は冬の寒さで銅葉色になり、春の日差しともに緑色に変化します。
そのほか‘オックスフォードブルー’の 葉はブロンズ色で草丈が低く、横にはうように広がります。
クッション状に茂る葉と、かわいらしい丸いブルーの花が特徴です。
暑さ寒さに強く、丈夫な性質なのでグラウンドカバープランツとして注目されています。
聖女ベロニカにちなみ「忠実」、「名誉」などの花言葉がつけられています。
garche.jp
Garché
『ガーデニングのいいモノ見つかる』Garché(ガルシェ)