カポック(シェフレラ)の育て方とは?増やし方や選定方法を具体的にご紹介
カポック(シェフレラ)は、シェフレラ属に属しており、ガーデニング初心者にもおすすめの観葉植物です。多くの人気の品種があり、ホンコンカポックなどは有名です。室内の置き場所や土、肥料、植え替え、挿し木、剪定といった基本的な育て方をご紹介いたします。
目次
カポック(シェフレラ)とは?
カポックの原産地は、熱帯~温帯です。
様々な品種があり、鉢植えで楽しめる人気のある観葉植物です。
カポック(シェフレラ)の特徴
カポックの正式名称は、属名「シェフレラ」です。
別名は、ヤドリフカノキ・カポック・ホンコンカポック。
科/属名:ウコギ科 / フカノキ属(シェフレラ属)
花言葉:とてもまじめ・実直
風水上、丸い葉は気持ちを落ち着かせる作用があります。
上向きの葉は「陽」の気を発するため、玄関やキッチンに置くのがおすすめです。
カポック(シェフレラ)の種類
人気の種類を5つ紹介します。
ホンコンカポック:特徴的なのは丸い葉です。斑が白や黄色くなる品種もあります。
シェフレラ・コンパクタ:斜めに枝を伸ばします。
シェフレラ・アルボリコラを園芸用に改良したものです。大きくならず室内でも育てやすいです。
シェフレラ・アルボリコラ・コンパクタ・キング:広がった葉先がとがっており、
ツヤのある葉に波を打つような動きが加わって見えます。
シェフレラ・アクティノフィラ:大きくなると、タコの足のような花をつけます。
別名「オクトパスツリー」。
シェフレラ・エレガンティシマ:和名はモミジバアラリア。
葉が掌状葉で、小葉は細長く切れ込みが入っています。
カポック(シェフレラ)の栽培スケジュール
植え替え・植え付け期:5~7月
肥料:春から秋の生育期に、緩効性化成肥料を。液体肥料を10日に1回施すのも良い方法です。
カポック(シェフレラ)に適した環境
耐陰性がありますが、半日陰の場所で管理し、直射日光には時々当てるようにしましょう。
カポック(シェフレラ)に適した環境:日当たり・置き場所
カポックは、日当たりがよく風通しのよい場所で管理します。
置き場所は、大きな窓の側やリビングなど明るい場所がおすすめです。
カポック(シェフレラ)に適した環境:土
水はけが悪い土では根腐れを起こしてしまうため、水はけが良い土を使用します。
配合は、赤玉小粒7:腐葉土2:堆肥1が良いでしょう。
観葉植物の栽培はこの土だけでOK!
有機元肥入りで扱いやすく、初心者にも簡単に使えるでしょう。
通気性がよく、室内でも安心です。
カポック(シェフレラ)の育て方
どんな環境でも育つので、ガーデニング初心者でも育てるのは簡単です。
カポック(シェフレラ)の育て方:水やり
春~秋:鉢の土が乾いたら水をたっぷり与えましょう。
冬:土表面が乾いてから2~3日後に水を与えましょう。乾燥が気になる場合は葉水を与えると良いですよ。
カポック(シェフレラ)の育て方:肥料
肥料のタイミング:4~10月は、10~15日に1回程度、水を与える代わりに液体肥料を与えると良いでしょう。
緩効性の置き肥は、2ヶ月に1回のペースで株から少し離れた場所に。
冬、生長が緩慢な時期に肥料を与えると肥料焼けを起こしてしまうため注意しましょう。
土に1回混ぜ込むだけで長く効く
さっと土に混ぜるだけで効果が約2年間と、効果が持続します。
観葉植物にそのまま使える
うすめる必要のない、そのまま使える液体肥料です。
扱いやすく、健康に育ちます。
カポック(シェフレラ)の育て方:病害虫
害虫は、特にハダニに注意しましょう。葉に付いて養分を吸い取ってしまいます。
葉水を行うなどして、対策を練る必要があります。
また、アブラムシやカイガラムシも栄養を吸い取りカポックを弱らせてしまうため、見つけ次第駆除しましょう。
カポック(シェフレラ)の詳しい育て方
次に、植え付け・植え替え、剪定について見ていきましょう。
カポック(シェフレラ)の詳しい育て方:植え付け
植え付けの時期:4~10月
苗が小さい場合、根が出てくるまで土を湿らせたままにしておきます。
カポック(シェフレラ)の詳しい育て方:植え替え
鉢いっぱいに根が広がると根の吸収が悪くなってしまうので、時期が来たら新しい用土で植え替えましょう。
■必要なツール:
・一回り大きな鉢
・ピンセット
・培養土
・鉢底ネット
・軽石
・割りばし
・支柱
・麻ひも
・軍手
・スコップ
・新聞紙
■適正な時期:5~7月
■作業手順:
1.根元を押さえ、根や土など丸ごと鉢から抜きだしましょう。
2.根をほぐしつつ土を落としていきます。
3.この時、古い根や傷んだ根は切り落としましょう。
4.株分けするのであれば、根の部分を傷つけない様に注意してください。
5.ひと回り大きい鉢を用意しましょう。
6.鉢に用土を入れていきます。多めに水をあげてしばらく半日陰か明るい日陰で育てます。水はけの悪い土は、コバエの発生や根腐れの原因となるため注意しましょう。
カポック(シェフレラ)の詳しい育て方:剪定
カポックはまっすぐ上に伸びていくので、年月が経過すると全体のバランスが悪くなってしまいます。風通しや光が届かない点などに留意し、剪定しましょう。
時期:4~10月
ポイント:節のすぐ手前で剪定することで、茎の切り口から新しい芽がきれいに伸びます。
カポック(シェフレラ)の増やし方
カポックを増やすには、一般的に「挿し木」が知られています。
カポック(シェフレラ)の増やし方:挿し木
挿し木は、親株の茎などを切り取り、土に植えて発根させる増殖方法です。
新芽の利用は避け、新芽が伸びて充実した枝を使いましょう。
■必要なツール:
・コップ
・土
・3号鉢
・割りばし
・発根促進剤
■適正な時期:5~8月
■作業手順:
1.できるだけ若く充実した枝を切り取ります。
2.枝を先から10cmほどカットします。
3.先端の葉を2,3枚残してその他はカットします。
4.発根率を上げるために、市販のもので良いので発根剤などを付けると良いですよ。
5.挿し木用の土を使用します。挿し床を用意してから挿し穴は空けておいてください。
6.水やりを行い、日陰に置きます。※根が確認できるまでは、途中で抜かない様に注意してください。
カポック(シェフレラ)が枯れてしまった!?
枯れないためにも以下のポイントを押さえておきましょう。
・寒い場所に置いていないか置き場所を確認
・根腐れしていないか水やりの方法を確認
・根が窮屈になっていたら植え替えを行う
ガーデニング初心者にもおすすめのカポック(シェフレラ)を育ててみよう
どんなインテリアとも相性抜群のカポック。
初心者でも育てやすく、日々のお手入れも簡単です。
緑鮮やかなカポックでリビングを華やかに演出してみませんか。
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