さくらんぼの木の育て方は?開花・剪定・収穫の時期・おすすめの肥料など、さくらんぼの栽培方法をご紹介
さくらんぼの旬の時期は、梅雨~初夏。サクランボは追熟しないので、一番おいしいタイミングで収穫される果物ですよ。小さい粒より大きい粒の方がおいしいといわれています。自宅で大粒の果実を収穫して、贅沢に味わってみませんか?
目次
さくらんぼとは?
サクラやスモモ、ウメと同じ系統の果物なんですよ。
一般的にさくらんぼといえば、甘果オウトウ(甘味が強く、生食できるさくらんぼ)を指し、
「佐藤錦」「紅秀峰」を始めとしたブランド品種が人気です。
一方、酸果オウトウ(生食できない酸っぱいさくらんぼ)は、ジャムやお菓子の原料、
ジュースなどの加工品に利用されるため、家庭菜園の園芸種としてはあまり向いていません。
また、中国オウトウ(和名:ミザクラ、園芸店では暖地桜桃の名で流通)は開花が早く、
果実は小ぶりですが栽培がカンタンで1本でもよく結実するため、家庭菜園に向いています。
さくらんぼの仲間であるユスラウメも栽培はとてもカンタン!
ユスラウメには赤い実と白い実があり、花も実も愛らしくておすすめですよ。
さくらんぼの育て方と栽培のポイント
基本的な生育のサイクル
収穫期:5月中旬~6月中旬
植えつけ期:12月~3月
剪定:7月下旬~8月、12月~2月
※関東地方以西基準
置き場所
水やり
タフブラウン 20m
付属の散水ノズルはキリ、ストレート、ジョロ、シャワーと4種類あり、
特にジョロ水形は植物への水やりに最適ですよ。
おしゃれなブラウンカラーなのでさくらんぼの木とマッチする事間違いなしです。
栽培のポイント
異なる品種を2本以上、近くに植えてあげてくださいね。
相性の良い品種は「佐藤錦」+「ナポレオン」、「高砂」+「ナポレオン」、「紅秀峰」+「佐藤錦」などが有名。
植える場所がない人や植えつけが面倒な人は、1本でもよく実がつく「暖地桜桃」、「紅きらり」、「さおり」を選ぶといいでしょう。
さくらんぼの育て方は、苗木を植えつけることから始まります。
鉢植え、地植えともに、植えつけの適期は12月~3月。
鉢植えの場合、苗木より2回りほど大きく深い鉢に植えつけます。
地植えの場合は日当たりのよい場所に直径80㎝、深さ60~80㎝の穴を掘り、苗木を植えつけます。
植えつけの際50~70㎝の高さに切り戻すと、きれいな樹形に仕立てることができますよ。
ただし、さくらんぼは病害虫に弱いため、剪定は控えめに。
伸びすぎたり、混み合ったりしている不要な枝をカットする程度にとどめ、
剪定後は切り口に癒合剤を塗っておくと安心です。
鉢植えは2月と5月に、地植えは2月と10月に化成肥料を施しましょう。
リン酸の多い肥料を使うと実つきがよくなりますよ。
ただし、実がつき過ぎると株が体力を消耗して弱り、粒が大きくなりません。
開花後20日ほど経ち、実がふくらんできたら摘果を行いましょう。余
分な果実を摘み取り、1か所2~3個に制限すると果実に栄養が行き渡り、大きくおいしい果実を収穫できますよ。
さくらんぼは花が満開になってから15~20日で実ができ始め、40~50日で色づき始めます。
実全体が真っ赤になったら収穫のサイン。一粒ずつ手やハサミで摘み取りましょう。
鉢植えの場合、そのままだと根詰まりを起こしやすいので2~3年に一度は植え替えを行い、風通しをよくしてあげてください。
主な病害虫
病気:灰星病、褐斑病、胴枯れ性の病気
さくらんぼ栽培におすすめの用土、肥料、薬剤とは
根の張りを促す専用土
プロトリーフ 果樹・花木の土/12L
ゆっくり長く効く有機質由来の元肥(腐葉土、バーク堆肥、もみ殻堆肥など)を配合しています。
リン酸成分多めの肥料で花つき良く
花ごころ 果樹・花木の肥料 1.8kg
花つきを良くするためのリン酸成分を多く含み、元肥にも追肥にも使用できます。
さくらんぼの害虫対策なら
住友化学園芸 スミチオン乳剤 100ml
水で500~2000倍に薄めて散布するタイプなので、希釈倍数、散布時期など説明書をよく読んで安全に使いましょう。
自宅で大粒の果実を収穫して、贅沢に味わってみませんか?
最近は、希少品種として黒紫色で佐藤錦よりも大粒なさくらんぼ「サミット」が話題に。
慣れてきたら、こんなレアな品種の栽培にもチャレンジしてみてはいかが?