デージー(デイジー)ってどんな花?冬でも育てられる?様々な種類のデージーとその育て方をご紹介!
耐寒性があり種からでもポット苗でも育てやすいかわいらしいデージー。夏越しすれば冬でも開花させることも。花壇の彩に一躍かってくれるガーデニングの定番のデージー、品種も多く飽きずに毎年育てたくなります。ここではデージーの育て方をタネまきからご紹介します!
目次
デージー(デイジー)ってどんな花?
デージーは和名が「ヒナギク」のキク科の植物です。
一年草で、特に処理をしなければ暑さの厳しい夏には枯れてしまいます。
デージーは花期が長いことから「延命菊(エンメイギク)」や「長命菊(チョウメイギク)」とも呼ばれ親しまれている花なのです。
原産国のヨーロッパでは野草としても見ることができるなじみのある花なのだとか。
草丈は10㎝~20㎝で白色、ピンク、黄色など多くのカラーがあり品種が豊富なことも特徴です。
そんなデージーの花言葉は「純潔」のほかに「平和」や「希望」というものがあります。
デージーの「希望」という花言葉は、デージーが太陽を浴び開花することからきているといわれているのです。
デージー(デイジー)の栽培スケジュール
種まき
デージーはタネから育てるのが一般的です。
タネまきの時期は8月下旬~9月上旬の土の温度が下がり始める時期に行いましょう。
暖地なら10月頃もタネまきの適期です。
開花期
デージーの開花時期は12月下旬~5月上旬です。
タネからまいた場合は3月頃が開花時期ですが、8月頃にタネをまくことで年内に開花を楽しめることも。
肥料
開花している期間の長いデージーはその分植物に体力をつけてあげる必要があります。
このため、肥料は定期的に追加するようにしましょう。
肥料は週に一度、液体肥料を水に混ぜて水やりと一緒に行います。
さらに、月に一度は固形の肥料を土に混ぜてあげましょう。
花の付きが悪くなったら肥料が不足しているサイン。
しっかりと追肥をすれば、長期にわたってたくさんの花を咲かせてくれますよ。
デージー(デイジー)の種類
デージーの品種えらびは花弁にも注目。
デージーはカラーバリエーションが豊富なだけではありません。
1~3㎝の小さな花を咲かせる原種のデージーですが、現在は品種改良が進み中には7~8㎝の大輪種も!
デージーの種類は大きく分けると「グローサ種」と「フィストゥローサ種」の2つ。
グローサ種とフィストゥローサ種のちがいは、花弁の形状です。
グローサ種の花弁は平たい形をしており、これに対してフィストゥローサ種の花弁はくるっと筒状になっています。
カラーだけでなく花の大きさや花弁の形にも注目し、好みのデージーを見つけましょう!
おすすめの品種1:チロリアンデージー
チロリアンデージーと呼ばれる品種は花径が5㎝ほどの大きめのボリューム感のある花を咲かせます。
ピンクの花弁がかわいらしく人気の品種です。
おすすめの品種2:シャスターデージー
シャスターデージーはマーガレットに似た白色の花を咲かせる品種で、花径は5~10㎝にまで及びます。
白色でシンプルな品種ですが、一重咲だけでなく八重咲、さらに丁字咲の種類もあり花の形状のバリエーションも楽しい品種です。
おすすめの品種3:ポンポネット
ポンポネットは最小輪の花を咲かせる品種で、球状の花を多数咲かせる品種です。
八重咲のまるで毬のような花をたっぷり咲かせてくれるため、とっても華やか。
さらに、赤、ピンク、白と1つの品種で複数のカラーバリエーションがあるのも人気の秘密です。
デージー(デイジー)の栽培ポイント
用土
デージーは土質をあまり選ばない育てやすい花です。
このため、一般的な草花用の用土で十分育てることができます。
そのなかでも、水はけ良好で、粘土質の湿った土がデージーの生育に適しています。
デージーの育成場所は、風通しの良い日当たりのよい場所を選びましょう。
日当たり・育成場所
デージーは苗の時期に日光を十分に当てることで丈夫な苗となり、多くの花を咲かせるようになります。
このため、植え付け後は1日5~6時間は日光に当たる日当たり良好な場所に置くことが望ましいです。
日照不足になってしまうと、株が変形してしまい、きれいな苗をつくることができなくなってしまう恐れがあります。
デージーは耐寒性ありの植物ですが、霜にあたると弱ってしまうことも。
植え付け
デージーの種子は光を好む良好性種子です。
このため、穴はあけずタネ同士が重ならないようばらまきします。
土はかぶせないか、かぶせてもごく浅く光が趣旨にあたるように行います。
水やりをする際は、受け皿に水を入れて土に給水させるか、またはタネが流れてしまわないよう霧吹きなどで静かに行いましょう。
本葉が2~3枚になったら仮植します。
ピンセットなどを使い2~3㎝間隔に植え、その後苗の葉同士が触れ合うようになったら植え替えの時期。
6~8㎝のポットに植え替え、2週間に1回は水やりの時に液肥を混ぜた水を与えるようにしましょう。
水やり
デージーを育てる際は、土が乾きすぎないように注意しながら行います。
デージーのタネは軽く、流れやすくなっています。
このため、タネの時は土から給水させたり、霧吹きを使ったりしてタネが流れてしまうのを防ぎましょう。
葉や花が出てからも乾燥には注意が必要です。
デージーは水切れを起こしやすく、水が不足すると茎がしなびてしまいます。
このため、土が乾いていたらたっぷりした量の水を与えるようにしましょう。
特に、温かくなり始めの3月は生育が旺盛で多くの水を必要としています。
観察して水やりの頻度を増やすなど対応しましょう。
水やりのタイミングは、寒い時期は注意が必要です。
夕方などに水やりをしてしまうと、霜が降りてデージーを弱らせてしまいます。
日中の温かい時間帯には水やりを終わらせるようにしましょう。
肥料
デージーは長い間開花を楽しむことができる分、多くの肥料を必要としています。
花の付き方が悪くなったら、肥料が不足しているサイン。
そうなる前に定期的に追肥をして、デージーに体力をつけてあげましょう。
肥料の頻度の目安は、固形の肥料は月に一度、液肥は2週間に1度が目安です。
固形の肥料は土にまくようにし、液肥は水やりの水に混ぜて行います。
花を多くつけたいなら、リンが多く含まれる肥料を選びましょう。
花が終わったデージーはこまめに切り落とすこともデージーの体力を温存するコツ。
根元から切り落とすことで、新しい茎から再びきれいな花を咲かせてくれますよ!
冬越し・夏越し
デージーは暑さに弱いため、夏越ししたいなら涼しい場所で栽培するようにしましょう。
一方、寒さには強いため、霜がかからないようにすればOK。
できるだけ大きな苗にして、冬の寒さに強くしておきます。
デージー(デイジー)の増やし方
デージーは多年草と分類されますが、暑さに弱く夏を越すのが難しいためタネで増やすのが一般的です。
種を収穫したら最初に種まきをした時と同じようにして育てましょう。
デージーの病害虫
アブラムシ
アブラムシによる吸汁はウイルスを媒介するなどデージーを弱らせる原因。
見つけ次第駆除しましょう。
菌核病
菌核病はカビの仲間により起こされる病気です。
褐色の病斑が腐り、白いカビに覆われ、最終的には黒くなっていきます。
発病している株を見つけたらすぐに抜き取り、他の株に伝染するのを防ぎましょう。
デージーで華やかな庭造りを!
寒さに強く丈夫なデージーは初心者にもおすすめ。
たくさん花をつけるので育て買いもあります。
楽しくお庭を彩りましょう!
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