エンドウマメの育て方 サヤとマメも味わえ、品種や生育段階によって食べ方色々!
古代エジプトの時代から栽培されているエンドウ。日本では明治時代から栽培され始め、親しまれてきました。ビタミンC、ビタミンA、ビタミンB1、食物繊維を多く含み、ミネラル分も豊富。栄養価をいかすには、加熱を短時間で済ませることがポイントです。エンドウは病気の被害が少なく育てやすいので、ぜひ栽培にチャレンジしてみてください!
目次
エンドウとは?
エンドウの育て方と栽培のポイント
基本的な生育のサイクル
タネまき期:10月中旬~11月上旬
植えつけ期:11月中旬~11月下旬
置き場所
水やり
栽培のポイント
一つ目は、エンドウが好む土壌に整えること。連作を嫌うため、新しい場所か3~4年はエンドウを育てていない場所を選び、さらに土壌のpHを確認してください。土壌が酸性だと生育不良を起こします。タネまき・植えつけを2週間前までに土に石灰を施して耕し、土の酸度を中和しておきましょう。
2つ目は、タネまきの時期をしっかり守り、冬を越す前に大株に育てないこと。草丈が10㎝ほどで越冬するようにタネまきの時期を選びましょう。タネを早くまき過ぎて、大きな株の状態で冬越させると、寒さで傷んでしまいますよ。
エンドウは、秋にタネをまいて育てるのが一般的(ポットにタネをまいて苗を育ててから植えつける方法もあります)。深さ3㎝の穴をあけ、そこに3~4粒のタネをまき、土を2㎝ほどかけて水を与えます。6~10日ほどすると発芽しますよ。本葉が3枚になったら、混みあっている葉や生育の悪い苗を間引いて2本立ちにします。
秋まきの場合、タネまき1ヵ月後と開花前に、少量の追肥を与えましょう(春まき・夏まきの場合は開花後と収穫期に施します)。その後は1ヵ月ごとに肥料を行います。
エンドウの花が咲くのは、4月~5月。花は品種によって白花と紅花があり、花びら(花弁)は藤のような形をしていてかわいいですよ。ツルが伸びる「つるあり」種とツルが伸びない「つるなし」種があり、「つるあり」種はツルが15~20㎝の頃に1.5~2mの支柱を立てて誘引しましょう。ツルが伸び始めると、虫や鳥の食害を受けることもありますが、ネットで覆うと被害を防げますよ。サヤエンドウは開花後10~15日経った頃、実エンドウは開花後28日~35日頃が収穫の適期。収穫のタイミングを見逃さないようにするのがポイントです。
主な病害虫
病気:立枯病、うどんこ病