ハーブの代表格セージ!セージの育て方を覚えて料理に使おう!セージの使い方、レシピをご紹介
ハーブの代表格「セージ」は、爽やかな強い香りが特徴的なハーブです。鮮やかなブルーの花をつけるラベンダーセージなど、観賞用としても人気の高いハーブですが、実は食べられる品種もあります。そんな料理のアクセントにぴったりのセージを使った、おいしいレシピのご紹介です。
目次
ポピュラーなハーブ「セージ」の特徴
セージは、ハーブの中でも比較的育てやすく、ガーデニング植物として人気があります。
セージという名前は、ラテン語で「治療する」「健康」などを意味する言葉に由来していると言われます。その名の通り、セージにはたくさんの効能があり、古来より薬草としても活用されてきました。
食用からアロマまで、さまざまな用途があるため、家庭で育てていると使い勝手が良く、便利なハーブです。
とても香りが強いのが特徴で、よもぎに似た爽やかな香りがします。
万能ハーブ!セージの効能や用途は?
セージの効能
セージには、強壮作用や消化促進の効能があると言われています。また、食品の防腐や臭みを取る効果も期待でき、ソーセージなどのスパイスとして用いられています。
そのほか、セージの香りには精神安定の作用もあり、精油はうがい薬や胃腸炎の内服薬として使われることもあります。薬用として使われるほど強い効能をもつハーブであるため、妊婦さんは摂取を控えるなど、使用の際には注意しましょう。
セージの用途
セージは、主に葉を使用するハーブです。葉の精油はアロマオイルや内服薬として用いられます。
葉をそのままスパイスとして料理に入れたり、防腐剤として加工品に入れる場合もありますね。
お料理に適したセージの種類は?
最近では園芸用のセージもたくさん見られるようになり、セージと呼ばれるものが多種あります。
その中で一般的に食用として用いられているのは、コモンセージ、ガーデンセージ、スパニッシュセージなどです。ロシアンセージやラベンダーセージはきれいなお花をつけるため人気のある品種ですが、食べることはできません。チェリーセージやパイナップルセージは葉は食用には不向きですが、エディブルフラワーといって花は食べることができます。
セージをお料理に使う際には、食べられる品種かを必ず確認してから使用してくださいね。
セージのおすすめレシピ
フレッシュセージのグリルチキン~夏野菜を添えて~
【材料(2人分)】
<グリルチキン>
鶏もも肉 1枚
セージ 2~3枚
オリーブオイル
塩・黒こしょう
<夏野菜ソテー>
ズッキーニ 1/2本
パプリカ(赤、黄どちらでも) 1個
ナス 1/2本
アスパラガス 2本
その他お好きな野菜
オリーブオイル
塩、黒こしょう
【作り方】
1. フレッシュセージをみじん切りにします
2. 鶏もも肉に包丁で切り込みを入れて開き、厚さを均等にします
3. 2の鶏肉に塩・こしょうを適量まぶし、オリーブオイルを全体にかけます
4. 下味をつけた鶏もも肉をグリルで15~20分、表面が香ばしくなるまで焼きます
5. チキンの焼き上がりを待つ間に付け合せをつくります
野菜をひと口大にカットし、塩・こしょう、オリーブオイルをかけて全体に混ぜ合わせます
6. フライパンで野菜をソテーし、焼き上がったチキンと一緒に器に盛り付けて完成です
セージ香るバターナッツとベーコンのパスタ
【材料(2人分)】
バターナッツ:1/2本
ベーコン:2枚
セージ:10枚
パルメザンチーズ:1/4カップ
チキンブイヨン:少量
バター:大2
オリーブオイル
(飾り用)
セージ、松の実、パルメザンチーズ:適量
【作り方】
1. バターナッツは、ひと口大のサイコロ切りにして10分茹でてザルにあげておく。
2. ベーコンは短冊切りにしておく。
3. フライパンにオリーブオイルをたっぷり入れ、ベーコンをかりかりになるまで炒める。ベーコンはキッチンペーパーを敷いたお皿に取り出しておく。
4. フライパンに残ったオリーブオイルでセージを揚げ焼きして油に香りづけする。セージも取り出しておく。
5. パスタを茹で始める。
6. フライパンにバターを加えてバターナッツを軽く焦げ目がつくまで炒める。
7. 茹であがったパスタと茹で汁、チキンブイヨンを6に入れて手早く絡める。
8. そこへセージ、ベーコンを戻し入れ、パルメザンチーズを混ぜて塩こしょうで味を調える。
9. 器に盛り付けて、飾り用のセージと松の実を散らし、パルメザンチーズをかけて完成。
セージのチーズクリーム ニョッキ
【材料(2人分)】
<ニョッキ>※6人分(使わない分は冷凍保存)
ジャガイモ:500g
強力粉:150g
全卵:1/2個
塩
<クリームソース>
お好きなチーズ:50g
生クリーム:50cc
白ワイン:10cc
セージ:4枚
バター:50g
パルメザンチーズ
黒こしょう
【作り方】
1. ジャガイモの皮をむき、塩茹でしてマッシュする。
2. 熱いうちに強力粉をまぶし、塩、卵を加えて生地を練ってまとめる。
3. 生地を4等分にし棒状に伸ばしたら、2cmほどの大きさにカットし茹でる。
4. 鍋にバターを溶かし、軽く焦げ目がついたら、白ワインとセージを加える。
5. 4に生クリーム、チーズを溶かし混ぜ、ニョッキを合わせて塩、黒こしょうで味を整える。
6. 器に盛り付けて、パルメザンチーズを散らせば出来上がり。
セージのフレッシュハーブティー
【材料(2人分)】
セージ:5枚
スペアミント:3~4枚
レモンタイム:2~3枚
ローズゼラニウム:2~3枚
その他お好きなハーブ:適量
(飾り用)
セージ、レモンの輪切り
【作り方】
1. フレッシュハーブの葉だけをとり、水で洗う。
2. ハーブをティーポットに入れ、熱湯を入れ蓋をして8分ほど待つ。
3. カップに注いで、セージとレモンの輪切りを飾れば完成。(お好みでハチミツなど入れてもOK)
香りを活かしてシンプルな料理のアクセントに
強い香りが特徴的なセージは、シンプルな肉料理、魚料理、パスタなどの風味づけとして使うことで、ステキなアクセントになります。食材の臭みを取ってくれるのも嬉しいポイントですね。
また、ご紹介したようにフレッシュハーブティーにして飲むのもおすすめです。すっきりとした香りは心もカラダもリフレッシュしてくれます。
家庭でセージを育てて、ちょこっと料理に取り入れてみてはいかがでしょうか。