ヤグルマギク(矢車菊、コーンフラワー)の育て方は?種まきや肥料・用土などヤグルマギクの栽培方法
花の形が矢車に見えることからヤグルマギクと名づけられたとか。青やピンク、白などの小さな花弁を放射状に広げ、枝分かれして多くの花を咲かせます。耐寒性もあり秋に植えつけると冬越しして春に開花します。もともとは青い花でしたが改良されてピンクや白、紫などの花色も楽しめるようになりました。日当たりと水はけのよい場所に植えれば手間なく育つ初心者向けの草花です。草丈も30~100㎝とさまざま揃うので、花壇や寄せ植えにプラスしても素敵ですよ。近年登場した黒花の「ブラックボール」なども人気です。
目次
ヤグルマギクとは?
キク科の一年草でヨーロッパ東南地域が原産といわれています。
ムギやトウモロコシの畑で雑草のように生え広がることからコーンフラワーの別名がついたとか。
環境さえあえばこぼれ種でもよく増えるほど旺盛に広がります。
また乾燥した花はハーブティーとして楽しむことも。
口内炎や気管支炎などに効果があるといわれています。
日本各地に自生するヤグルマソウ呼ばれる植物と混同されがちですが、
ヤグルマソウは葉の形が矢車に似たまったく別の植物です。
ヤグルマギクの育て方と栽培のポイント
基本的な生育のサイクル
植えつけ期:10月~11月
開花期: 3月~5月
※関東地方以西基準
置き場所
日あたりと水はけの良い場所を好みます。
水やり
地植えの場合、乾燥したら与えます。鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷり水やりします。
栽培のポイント
春と秋に出回る苗を植え付ければ手軽に育てられます。
丈夫な性質で、土質も特に選びませんが、植えつける前に腐葉土や堆肥など有機質を加え、
排水性と保水性を高めてやりましょう。肥料が少ないところでも育ちますが、
鉢植えの場合は月に一度を目安に液体肥料を与えるよいでしょう。
種は比較的大きく発芽しやすいので花壇などに直まきしてもOK。
たくさん育てたいときにおすすめです。
環境さえ合えばこぼれ種で翌年、自然に芽吹き開花します。
荒地などでも育つので、栄養分が多いと茎ばかりが伸び、倒れやすくなります。
日当たりのよい場所で乾燥気味に、多肥にしないで育てることがポイントです。
主な病害虫
害虫:アブラムシ ヨトウムシ
病気: うどんこ病 立枯病
ヤグルマギク栽培におすすめの用土、肥料、薬剤とは
鉢に植えつけるならこれがおすすめ!
土壌改良と肥料の両方の効果を持つ有機資材。
土に配合された海藻成分のミネラルとカルシウムの効果で根張りがよくなり、じっくり効き目が表れて骨太の植物が育ちます。
水で薄めて使用する即効性の液体肥料
植物の生育に欠かせない各種成分をバランスよく配合した、
すばやい効きめの液体肥料で、水で薄めて使用します。
いろいろな病気の消毒・苗立枯病などに
かび類(糸状菌)によって起こる広範囲の病気に優れた効果を発揮する保護殺菌剤で、
苗立枯病などの土壌病害にも効果があります。
花や庭木、野菜類などの広範囲の病気にも優れた効果を発揮し、植物への薬害が少ない殺菌剤です。
花をハーブティーにしたり、サラダに加えたりして楽しめます
ハーブとして古くから利用されてきたヤグルマギク。
花をティーにしたり、サラダに加えたりして楽しめます。
花に含まれるアントシアニンは強い抗酸化作用があり、眼精疲労にも効果的。
消化促進効果もあり食前食後のお茶としてもぴったりです。
ヤグルマギクから作られたヤグルマギクエキスは化粧品などにも利用されています。
自宅でも環境さえ合えば、こぼれダネで毎年開花するので、美しい花と薬効を身近に楽しみましょう。
「信頼」「優雅」などの花言葉があります。
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