アガパンサスの育て方は?植え付け・株分け時期や肥料など鉢植えも地植えもできる球根植物アガパンサスの栽培方法

2018年6月6日


手がかからず元気に育ち、ラッパ状の花をたくさん咲かせるアガパンサス。その丈夫な性質と、華やかな花姿から、公園や学校の花壇、店先のコンテナの植え込みに重宝され、街中で良くみかける花のひとつですね。球根植物なので、そのまま植えておいても毎年花を咲かせてくれるのも魅力。淡くさわやかな花色はどんな植物とも相性抜群! ひと株あるだけで庭がパッと明るく華やかになりますよ。

アガパンサスとは?

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ヒガンバナ科の球根植物。原産地が南アフリカであることから別名「アフリカンリリー」、また、花の形がクンシランに似ていることから「ムラサキクンシラン(和名)」とも呼ばれています。

アガパンサスの魅力は、花色、花形、草丈ともにバラエティーに富んでいること。性質は、一年中葉が茂る常緑タイプと冬だけ地上部の葉が枯れて休眠する落葉タイプに分かれ、品種によっては中間のタイプも存在します。

花色は淡青紫、白、ピンクのほか白地に青い筋が入るもののほか、花びらの縁が青く染まる個性的な品種も。ラッパ状や星形、花筒が短い盃状のもの、細長いものなど花形もさまざま。

草丈も30㎝位の小型種から1m以上になる大型種まであり、品種選びを存分に楽しめます。どれがいいか悩んだ方は、コンパクトに育ち、青紫色の花がたくさん咲く「リリプット」がおすすめですよ。

アガパンサスの育て方と栽培のポイント

基本的な生育のサイクル

植えつけ、植え替え期:3月~4月、9月~10月
開花期:5月下旬~8月上旬
※関東地方以西基準

置き場所

アガパンサスは日あたりと水はけの良い場所で育てます。鉢植えの場合、真冬は防寒対策を行いましょう。

水やり

乾燥に強いので、地植えの場合、水やりは必要ありません。鉢植えの場合は、土が乾いたら水をたっぷりと与えましょう。特に、春の生長期は多めに水やりをすると良く育ちますよ。

栽培のポイント

アガパンサスは土質をほとんど選ばず、やせ地でも育ち、乾燥にも耐える強健な植物です。日陰でも育てることができますが、花つきが悪くなるので、日当たりの良い場所を選んだ方がよいでしょう。

品種によって草丈や葉の大きさ、根の張りが異なるので、植える場所やスペースに合った品種を選ぶことが大切ですよ。

地植えの場合、苗を植えつける時に堆肥や腐葉土、元肥を混ぜ込んでおけば、その後、肥料を施さなくても元気に育ちますが、花を多く咲かせたい場合は春と秋に追肥を少し与えてあげてください。

鉢植えの場合は水やりをする度に肥料成分が流れ出てしまうため、定期的な施肥が必要です。春と秋に月1回を目安に置き肥を与えるか、月に3回ほど液体肥料を施しましょう。

地植えの場合、増えすぎる場合を除き、5年以上植えっぱなしでも大丈夫ですが、鉢植えの場合は根詰まりを起こすため、3~4年に一度、株分けを行い、植え替えましょう。

株分けの適期は、3月~4月または9月~10月。新しい鉢に植え替えることで、その後も健やかに生長しますよ。

主な病害虫

害虫:アブラムシ
病気:特になし

アガパンサス栽培におすすめの用土、肥料、薬剤とは

天然成分配合で元気に育つ培養土

花ごころ プレミアム花ちゃん培養土 25L

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木質堆肥やココナッツファイバーなどの天然成分を原料に、オリジナルの有機資材や海藻成分等もプラスされ、そのまま植えれば元気に育ちます。

ばらまくだけでOK。元肥にも追肥にも使える

マイガーデン 花 野菜用700g  住友化学園芸

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ばらまくだけでOK。さまざまな植物の元肥や追肥に簡単便利に使える肥料です。栄養分を効率よく吸収させる腐植酸が配合され、緩効性肥料としての効果もあります。粒状で、土壌の温度変化や植物の生育にあわせて溶け出す量が調節されるすぐれものです。

雨にも湿気にも強いナメクジとカタツムリ専用駆除剤

ハイポネックス ナメトール 120g

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ナメクジやカタツムリをみつけたら専用の誘引殺虫剤を。天然土壌成分が有効成分で環境に優しく、雨や湿気にも強い薬剤です。

手間いらずのアガパンサス!フラワーアレンジメントにも!

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地植えや鉢植えで良く利用されるアガパンサスですが、実は切り花としてフラワーアレンジメントにも使われています。茎が長いのでカットして束ねるだけで、豪華なブーケができ上がりますよ。

西洋ではアガパンサスは「愛の花=愛や恋にちなんだ花」として知られているそう。花開く季節に誰かを想って薄紫、青、白、ピンクの花色を選び、花言葉を込めて贈っても素敵ですね。