人気のハーブ、セージの育て方は?肥料や用土・水やりなど、料理に使えるセージの栽培は苗からがおすすめ!
ソーセージの語源は、ソーがソルト、セージがハーブのセージと言われていることをご存知ですか? セージは清涼感のある独特のさわやかな香りで肉や魚の臭みを抑え、抗菌作用も強いハーブとして、古くから肉を腸詰に加工する際に用いられてきました。
目次
さまざまな種類があるセージとは?
学名:Salvia officinalis
科名:シソ科
属名:サルビア(アキギリ)属
英名:Common Sage
原産地:地中海沿岸地方など
セージの種類はさまざまありますが、代表種は「コモンセージ」でしょう。
コモンセージはシソ科のハーブで抗菌作用が高く、昔は歯磨きとして葉を噛んだ習慣があったといいます。
また、抗酸化力の強さから「不老不死の薬草」として薬の少ない時代は随分、珍重されたようです。
葉は香りが強く、さわやかな匂いがします。
食用するとほのかな苦みと渋みがあり、現代では匂い消し効果として洋食の魚や肉料理や、飲用としてハーブティーなどで活用されています。
生の葉はオイルやビネガーに漬け込んだり、刻んでバターに混ぜ込んだりすると匂いが長く楽しめますよ。
セージの育て方と栽培のポイント
基本的な生育のサイクル
植えつけ・植え替え期:4月~5月、9月~10月
開花期:5月~6月
※関東地方以西基準
種類によって異なりますが、コモンセージなどは耐寒性があります。
そのため寒い時期は、鉢植えであれば室内に移動したり、地植えであれば霜・雪よけのカバーがけ(マルチング)を行えば、冬も越せますよ。
置き場所
セージは日なた、そして水はけの良い場所を好みます。
しかし真夏の強い日差しは苦手なので避け、半日陰にして管理します。
また高温多湿にならないように気を付けてくださいね。
用土
水はけの良い場所を好むことから、土も水はけのよいものを選びましょう。
赤玉土など粒の大きい土を配合した用土がおすすめです。
またハーブ栽培用の土でも十分に育てることができるので、ハーブ栽培初心者の方ならこちらもおすすめです。
あらかじめ、土を中和すために苦土石灰を混ぜ込んだり、成長を促すための緩効性肥料を仕込んでおくのも大事ですよ。
植え付け
植え付けの方法は種か苗の2つの方法があります。
種から育てる場合は春なら3,4月、秋なら9,10月頃に撒きましょう。
大体2週間ほどで発芽します。
発芽したら間引きをしながら十分になるまで育てて、鉢・プランターや地に植えてあげてくださいね。
苗の場合、種から育てる場合より、1か月ほど遅らせて植えましょう。
種の発芽は一定ではないので、初めて育てる方は苗から育てることをおすすめします。
水やり
乾燥に強く多湿に弱いので、水のやり過ぎには要注意。
与え過ぎると根腐れしてしまいます。
反対に夏は水不足にならないように、水切れに注意してくださいね。
肥料
植え付け・植え替えのときに緩効性の肥料を一緒に混ぜてあげてください。
それ以外は、必ず与えなければいけないものではありません。
もしその後、色つきや株の成長が気になるようであれば、成長期(4~6月,9月)に固形肥料を与えるのがおすすめです。
剪定
セージに必要な剪定は2種類あります。
・摘芯
これは茎の先端を摘み取り、脇芽を出させる剪定です。
ボリュームが出て見た目がきれいになり、なにより収穫量が増えますよ。
根がしっかり定着してから行いましょう。
・切り戻し
これは傷んだ茎を切り落とす作業です。
定期的に行い、風通し良くしましょう。
植え替え
根詰まり起こさないよう、1~2年に1回は植え替えをしてあげてください。
時期は植え付けと同じで3,4月、もしくは9,10月がおすすめです。
栽培のポイント
セージは、とてもたくましく育つハーブです。
常緑の低木なので、一度植えつけたら、その後も毎年収穫を楽しめますよ。
高温多湿に弱いので、夏は刈り込んで蒸れないように風通しよく管理しましょう。
冬越しは、セージのなかでもコモンセージは特に寒さに強く、マイナス15度くらいまでは元気に育ちます。
霜に当たって葉が枯れたら草丈を30㎝程度に刈り込んでおくと、春に新芽が出てきますよ。
主な病害虫
害虫:ハダニ
セージ栽培におすすめの用土、肥料、薬剤とは
有機堆肥&カルシウム入り。丈夫で風味豊かに育てる専用土
木質堆肥、ココナッツファイバーなどの有機たい肥が配合され、排水性、保水性、通気性、保肥に優れた培養土です。
根の生育を良くする海藻成分や、植物をしっかり育てるカルシウムを配合しています。
初心者の方のみならず、園芸に携わるみなさまにおすすめ。
香りを豊かにする肥料
有機質をベースにした粒状の肥料です。
じんわりと長く効くので、濃い香りにする効果がありますよ。
元肥として土に混ぜ込んだり、追肥として株元まわりにまいたり使い勝手がよい肥料です。
バジルのアブラムシ防除に!
オリジナルブレンドされた食酢100%でできた殺虫殺菌剤です。
食品成分でできるので、葉にかけても安心ですね。
予防と退治の両方に効果があります。
収穫直前まで、何度も使えるのがうれしいですね。
セージを育てて料理やハーブティーに!
「ブロードリーフセージ」、「チェリーセージ」、「グリークセージ」、「アズレセージ」など、セージと言っても実にたくさんの種類があります。
観賞用と料理用があるので、目的に応じて選んでみてくださいね。
一般的に料理に利用しやすい「コモンセージ」は花、茎、葉のすべてから良い匂いがします。
花は乾燥させてポプリやサシェにしても充分香りを楽しめます。
ハーブティーとして飲めばリラックス効果がありますよ。
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