トレニアの育て方 育てやすく、花壇やコンテナ、寄せ植えにして楽しみたい

2018年9月16日


初夏に植えれば11月まで花が楽しめるトレニアは、育てやすく初心者向きの草花。ピンクや白、紫、黄色などの花色があり、長く夏の庭を彩るトレニアには、一年草の「フルニエリ」種や「バイロニ―」種。多年草の「コンカラー」種。さらにこれらをもとに多くの園芸品種が出回っています。いずれも開花期間が長く、育てやすいので夏のガーデニングには欠かせない草花として広く親しまれています。

トレニアとは?

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ゴマノハグサ科の一年草または多年草で、東南アジアやアフリカ地域が原産です。
スミレによく似た濃い紫色の花をつける一年草の「フルニエリ」種はハナウリクサなどの別名がある一般的なトレニアで、花つきが良いのが特徴。
多年草の「コンカラー」種は丈夫で育てやすく、茎が地面を這うように広がります。
この2種をもとに「カタリーナ」「サマーウェーブ」「ムーン」「ルミーナ」などのカラフルな花色の苗が市販されています。
花壇や寄せ植え、ハンギングバスケットに…。
好みのタイプを見つけてぜひ育ててみてください。

トレニアの育て方と栽培のポイント

基本的な生育のサイクル

タネまき期:5月~6月
植えつけ期:4月~8月
開花期:4月~11月
※関東地方以西基準

置き場所

日あたりと水はけの良い、やや湿り気のある肥沃な場所を好みます。

水やり

土の表面が乾いたらたっぷり水やりします。
夏、水切れすると花つきが悪くなるので注意しましょう。

栽培のポイント

植えつける前に腐葉土や堆肥などの有機質や緩効性の化成肥料を混ぜ込み、保肥性と保水力を高めてやるとよいでしょう。
鉢植えの場合は市販の草花用の培養土を利用するのが手軽です。
4月頃、暖かくなったら苗を植えつけますが、5~6月に小さなタネをばらまきして育てることもできます。
半日陰でも育ちますが花色花つきが悪くなるので、日なたがおススメです。
苗植えつけ後、2週間を目安に摘芯すると分岐が促され、花つきよくなります。
乾燥には弱いので真夏の水切れに注意。鉢植えは真夏、半日陰に移動すると安心です。

 

開花期間中は咲き終わった花がらを摘むのも忘れずに。
灰色かび病など、病気の予防にもなります。
開花期間が長いので生育期間中は肥料切れしないよう緩効性の化成肥料等を与えてやり、初秋に株の2分の1程度を残し、切り戻してやると再び新芽が伸び開花します。
水と肥料を欠かさず管理すれば11月頃まで花が楽しめます。
霜が下りる頃に枯れますが、多年草の「コンカラー」種は鉢に植え、室内で管理すれば冬越しも可能です。

主な病害虫

害虫:アブラムシ
病気:灰色かび病

トレニア栽培におすすめの用土、肥料、薬剤とは

栽培に失敗しない!プロが配合した有機質入りの培養土

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※価格は変動することがあるので詳細はサイトをご覧ください。ココナッツファイバーや木質堆肥などの有機素材を多く配合し、安心して使える培養土です。
独自の土壌改良剤や有機緩効性肥料分も配合され、長期間、植物の生育を助けます。

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アブラムシ、ハダニ、うどん粉病 花や緑など幅広い植物に使える殺虫殺菌剤です。
害虫に対して速効性があるのが特長。
病原菌の侵入も防ぐため、病気も防いでくれます。

カラフルの花色が揃うトレニア

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熱帯原産で、日本の夏の暑さにも負けず花を咲かせ続けるトレニア。
濃い紫色の花色のほか、白やピンク、青、黄色などカラフルな花色が揃います。
豊富な花色が揃い、草丈も20~30㎝程度なので寄せ植えや花壇の前面に合わせやすく、ほふくする性質のある品種はハンギングバスケットなどにもおススメです。
トレニアの二つに分かれためしべが、何かに触れると閉じる性質があることから「ひらめき」などの花言葉がつけられたといいます。