家庭菜園には土の酸度が重要!使い方も簡単に計測できるおすすめ土壌pH測定器特集

2019年3月1日


植物を上手に育てるための良い土壌の条件の一つとして、一般的に「弱酸性~中性の土壌」であることが挙げられています。今回は、上手に植物を育てるためには欠かせない土壌の酸度に関する基礎知識や、自宅で簡単に土壌の酸度を測るおすすめのpH測定器を紹介ご紹介します。

土壌の酸度(pH)を知る必要性とは?

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そもそも土壌の酸度とは?

土壌の酸度(酸性度)とは、土壌の酸性の強さの程度を示す値で、「pH」という単位で表されます。

このpHという単位は水素イオン濃度を表す指数で、0~14 pHのうち、大きく分けて0~7.0が酸性、7.1〜14がアルカリ性として表されています。

植物の品種によって異なりますが、弱酸性から中性と言われる“pH5.5~7.0”程度の土壌を保つと、植物が健康に育ちやすいと言われています。

土壌が酸性やアルカリ性に傾くとどうなる?

日本の土壌のほとんどは酸性よりのため、何もしなくても酸性が強くなる傾向にあります。

土壌の酸性が強くなってしまうと、植物にとって毒となるアルミニウムが溶けだして根から吸収されてしまい、さらには、植物にとって必要なリンの吸収を阻害するなどして植物の生育に悪影響を与えます。

一方、土壌がアルカリ性に傾いてしまうと、植物の生育に必要なマグネシウムや鉄などのミネラルの吸収が妨げられ、病気になりやすくなることがあります。

このような植物の生育にとって良くない状態を避けるためには、こまめに土壌のpH値を測ることが大切です。

土壌の酸度を測る方法とは?

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土壌の酸度を測る方法は主に二つあります。一つは、pH試験紙を使った方法で、もう一つはpH測定器を使った方法です。

ただ、pH試験紙を使う場合は、土を掘ってビーカーなどの容器に入れ、土の2.5倍程度の蒸留水を入れて上澄み液を作り、その上澄み液にpH試験紙を浸し、pH試験紙の色の変化をみて酸度をチェックするという方法で手間や時間がかかります。

一方、pH計やpHメーターなどと呼ばれるpH測定器ならば、土壌にさすだけの簡単な方法で、より精度も高く酸度をチェックすることができるのでおすすめです。

そこで、自宅でも簡単にpH値を測定することができるpH計やpHメーターなどのpH測定器をご紹介します。

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4つの機能を搭載!

シンワ測定 デジタル土壌酸度計A

シンワ測定 デジタル土壌酸度計A

土壌酸度測定、地温測定、土壌水分測定、育成環境の照度測定となんと4つもの機能が1つになった便利なデジタル土壌酸度計です。

酸度を知ることで植物にあった土壌の酸度を確認できるだけでなく、土の温度や水分量、照度を知ることで植物の生育環境を最適に改善することができる優れものです。

より本格的に家庭菜園やガーデニングを始めたい方におすすめの商品です。

電池不要!口コミでも人気

シンワ 土壌酸度PH計A(72724)

シンワ 土壌酸度PH計A(72724)

電池不要タイプで、測定は約1分間土壌に差し込むだけと非常に簡単なpH測定器として口コミでも非常に人気の高い商品です。

土壌が乾燥していると正確なpHが出ないので、水をまいて土を湿らせてから測定するのがおすすめです。

ちなみにこちらは土専用で液体の酸度は測定することができませんのでご注意ください。

多機能でガーデニング初心者にもおすすめ

VENSMILE 3 in 1(土壌のPH/照度/水分...

VENSMILE 3 in 1(土壌のPH/照度/水分検定)土壌測定器

土壌酸度はもちろん、照度と水分量も計測できる土壌測定器です。

多機能なのに電池不要の簡易タイプなので、家庭菜園やガーデニング初心者でも気軽に取り入れることができる人気の商品です。

酸度のみならず水分量を知ることで土壌の適切な湿度を保ち、日射量も知ることができるので植物にとって最適な環境維持に役立ちます。

pH測定器はガーデニングや家庭菜園に欠かせないアイテム

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pH測定器と一口に言っても、酸度だけ測れるものから水分量や照度まで測ることができるマルチタイプがあるようですね。

pH測定器はガーデニングや家庭菜園に欠かせないアイテムですから、様々なメーカーから販売されていてどこの商品にしようか迷ってしまうなんて方も多いはずです。

そんな時は、是非参考にしてみてください。