山椒(サンショウ)の育て方は?苗木の植え付け・収穫時期や肥料・用土など山椒の栽培方法
ウナギ料理や七味唐辛子でおなじみのサンショウ(山椒)。スーパーで購入すると高価ですが、自宅で育てて収穫すれば新鮮なうえ香りも豊か!
しかも、木の芽と実の両方をたっぷりと味わえてお得です。料理の名脇役であるサンショウの栽培にチャレンジしてみませんか?
目次
山椒(サンショウ)とは?
山椒はミカン科の落葉低木。日本~朝鮮半島が原産地とされ、葉や実は古くから香辛料として利用されています。
山椒特有のさわやかな香りには殺菌・防腐作用があり、佃煮をはじめとした保存食の香辛料としても重宝されてきました。
本来は枝にトゲがありますが、家庭で栽培するにはトゲがなく実が大粒で香りが強い「アサクラザンショウ」がおすすめですよ。
山椒特有のさわやかな香りには殺菌・防腐作用があり、佃煮をはじめとした保存食の香辛料としても重宝されてきました。
本来は枝にトゲがありますが、家庭で栽培するにはトゲがなく実が大粒で香りが強い「アサクラザンショウ」がおすすめですよ。
山椒(サンショウ)の育て方と栽培のポイント
基本的な生育のサイクル
植えつけ期:12月~3月
開花期:4月~5月
収穫期:6~7月(青い実)、9月(赤く熟した実)
※関東地方以西基準
開花期:4月~5月
収穫期:6~7月(青い実)、9月(赤く熟した実)
※関東地方以西基準
置き場所
直射日光が当たらず、適度に湿度が保たれる半日陰で育てます。
水やり
鉢植えは土の表面が白く乾いたら水を与えます。夏の水切れには注意しましょう。
地植えの場合、水やりは不要です。
地植えの場合、水やりは不要です。
栽培のポイント
山椒は鉢か地面に苗木を植えつけ育てます。
植えつけ適期は休眠期に入った12月~3月。
根が弱いため、一度植えたら植え替えできないので注意しましょう。
植えつけ適期は休眠期に入った12月~3月。
根が弱いため、一度植えたら植え替えできないので注意しましょう。
植えつけ後4~5月に5㎜ほどの黄色い小花を咲かせます。
肥料は落葉する1月~2月に1回与える程度でOK。
株のまわりに深さ20㎝の溝を掘り、油かすをまくのがおすすめです。
苗木を植えてから収穫できるまで2年程かかりますが、
生長すると実がつくようになります。青い実(実山椒)の収穫は6月。
収穫したらサッと茹で、冷凍しておくと翌年まで保存できますよ。
前年に伸びて硬くなった枝を選び、プランターに挿しおけば手軽に殖やせます。
主な病害虫
害虫:アゲハチョウの幼虫
病気:白絹病
病気:白絹病
山椒(サンショウ)栽培におすすめの用土、肥料、薬剤とは
初期の生育に必要な有機質肥料をブレンドした土専用培養土
保水性、排水性、通気性の良い熟成した有機肥料入りの専用培養土は、しっかりとした幹と枝を生育させ、株を充実させてくれます。
油かすや魚粉などの有機質肥料を熟成発酵。元肥にも追肥にも
独自の発酵菌で作った有機質肥料で、土を元気によみがえらせます。
におわない、かびない、虫がつかない製法で、ベランダでの園芸にも使用できます。
におわない、かびない、虫がつかない製法で、ベランダでの園芸にも使用できます。
葉に虫の食害が見られたら天然成分の殺虫剤を
アゲハの幼虫の食害を受けることがあります。
葉を食用に利用したい場合は環境への影響が少ない天然成分の殺虫剤がおすすめ。
水で薄めて使用します。
葉を食用に利用したい場合は環境への影響が少ない天然成分の殺虫剤がおすすめ。
水で薄めて使用します。
自宅で育てればいつでも薬味や料理のアクセントに役立つ山椒
山椒は大量に使うものではありませんが、身近にあれば薬味や料理のアクセントに活躍してくれます。
育つまでにやや時間がかかりますが、その分、収穫する喜びは大きいですよ。
気長に付き合ってみてくださいね。
育つまでにやや時間がかかりますが、その分、収穫する喜びは大きいですよ。
気長に付き合ってみてくださいね。