オリヅルランの育て方は?肥料や用土など、地植え・鉢植え・室内での水栽培もできるオリヅルランの栽培方法
鮮やかな緑色の細長い葉っぱが放射状に伸びて広がるオリヅルラン。そのスタイリッシュな容姿と白く染まる斑入り葉がさわやかな雰囲気であることから定番のインテリアグリーンとして人気があります。一年中、緑の葉が楽しめ、育て方も簡単なので、とっても初心者向き。ちなみに、オリヅルランの花言葉は「守り抜く愛」。結婚し家族を持ち始めた人や子供が多くいる人に贈ると喜ばれる素敵な意味を持つ植物でもあるんですよ。
目次
オリヅルランとは?
オリヅルランはキジカクシ科の観葉植物。
名前の由来は、細長い茎から出たランナー(子株)の形が折り紙の鶴に似ているからだそう。
昔から地植えや鉢植え、ハンギングバスケットなど、室内外で育て親しまれてきた植物ですが、近年のインドアグリーンブームでハイドロカルチャー(土を使わずに室内で育てる水耕栽培)として楽しむ人も増えています。
主な園芸品種は葉が硬く緑地に乳白色の覆輪が入る「ソトフオリヅルラン」や、葉がやわらかく葉の中心に大きな乳白色の斑が入る「ナカフヒロハオリヅルラン」ですが、最近は葉の先端がカールしている「ボニー」が加わり、選ぶ楽しさが増えました。
メインは葉を観賞しますが、春から夏にかけてランナーの節から小さな白花を咲かせますよ。
オリヅルランの育て方と栽培のポイント
基本的な生育のサイクル
植えつけ・植え替え期:5月~9月
※関東地方以西基準
置き場所
風通しが良く日の当たる場所が向いています。
ただし、直射日光はあまり得意ではなく、強い日差しに当たると葉焼けして枯れる場合があるので要注意。
夏の日差しが強い時間は半日陰に置いてあげると良いですね。
ある程度の寒さには耐えますが、真冬は室内に取り入れて管理した方が良いでしょう。
水やり
根が多肉質で、乾燥に強い植物です。
鉢植えは、土の表面が乾いたら与える程度でOK。乾かし気味に管理するのがコツですよ。
地植えは、ほとんど水やりをしなくても育ちます。
ただし冬は成長が鈍くなるので、水やりの回数を減らしましょう。目安として、一度あげたら3,4日は空けるように。
剪定
オリヅルランは水不足や根詰まりで、葉が変色してしまうことがあります。
そういった場合はハサミで変色した部分を切ってしまいましょう。
また全体が枯れてしまった場合であれば、根元から切ってしまっても問題ありません。
根が生きていれば、次の時期に新芽を出すでしょう。
植え替え
そのまま放置しておくと、根詰まりを起こしてしまうため、1~2年に1度の頻度で植え替えは行いましょう。
植え替えに適した時期は5~9月。
しっかりと土を乾かした状態で行います。
ひと回り大きな鉢と土を用意し、ビニールシートの上で行うとよいでしょう。
新しい鉢に軽石や鉢底シートを敷いて、土を3分の1程度入れておきます。
元の鉢からシャベルなどで土をほぐしながら取り出したサンスベリアを新しい鉢の中心に置き、
回りの隙間に土を入ったら、植え替えは完了。
あとは鉢底から水が流れ出るほどたっぷり水をあげるだけです。
オリヅルランの増やし方
オリヅルランの増やし方は、株分けが主です。
オリヅルランは茎から伸びる子株に根が出てきたら取り外し、植え替えと同様、5月~9月の間に植えつけましょう。
子株をハサミで2~3株に分け、下の葉を数枚落として鉢に植えつけます。
そのまま放っておくと子株が増え、株が茂り過ぎてしまいます。
オリヅルランは生育が旺盛なので、毎年、植え替えをしてあげてくださいね。
栽培のポイント
オリヅルランは寒さに強く、半日陰でも育つタフな性質なので、どこで育てても大丈夫。
ランナーで子株がどんどん殖え、生長するスピードも早いので、育てがいがありますよ。
初めて植物を育て始める人にぴったりの植物です。
主な病害虫
害虫:カイガラムシ、アブラムシ
病気:炭そ病
害虫ではカイガラムシやアブラムシ、そしてハダニなどが付きやすいです。
乾燥を防ぐだけじゃなく、害虫の予防のためにも日ごろから葉水を行うようにするといいですね。
オリヅルラン栽培におすすめの用土、肥料、薬剤とは
初期の生育に必要な有機質肥料をブレンドした土
赤玉土や鹿沼土、ピートモスなどをバランスよく配合し、保水性と排水性を兼ね備えた観葉植物専用の培養土です。
初期生育を助ける有機元肥も配合され、そのまま使用できます。
株まわりに置くだけで、葉色がよくなり丈夫に育つ
早く効く成分とゆっくり効く成分を含み、安定した肥料効果が約2ヵ月間持続。
臭いも少なく清潔なので玄関先やベランダ、室内でも使えます。
チッソ成分を多く含むので葉色を鮮やかにし、生育を促進します。
病原菌を退治するのはもちろん予防効果も期待できる
炭そ病やごま色斑点病などに効果的。
水で薄めて使用します。
初心者でも気軽に挑戦できる!強い生命力のオリヅルラン
地上部が枯れていても根が生きていれば復活するほど強い生命力を持ったオリヅルラン。
冬の寒さと水切れにさえ注意すれば、誰でも簡単に栽培でき、殖やせますよ。
アウトドアでもインドアでも気軽に鉢栽培に挑戦してみてくださいね。
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