ダリアの育て方は?種まき・植え付け時期や肥料・用土など、鉢植えで寄せ植えも楽しめるダリアの栽培方法
大輪で豪華な花を咲かせるものや、シンプルな一重咲きのものまで、さまざまな園芸品種があるダリア。日本の暑さに耐え、環境さえあえば手間いらずで毎年、花を咲かせてくれる初心者向きの草花です。花色、花形、草丈もさまざまに選べるので、夏花壇を彩る草花として活躍してくれます。ダリアの花ならではのダイナミックな雰囲気は、花壇や寄せ植えのアクセントにぴったり。切り花にしてブーケなど、花束にしても素敵です。
目次
ダリアとは?
キク科の多年草で、メキシコなどの中南米原産の球根植物です。原種を改良した園芸品種が数多くあり、花の大きさや形、草丈によって分類されています。花色も豊富で、白やピンクなどの一般的な色に加え、黒赤や黒紫、紫など、ダリアならではの花色や、複色のもの、絞りのようなぼかしのある品種もあり人気です。緑葉のほか、銅のような葉色の黒葉品種は、寄せ植えのアクセントとして注目されています。日本には江戸時代後期にオランダから伝わり、テンジクボタンの名前で親しまれ、家庭の庭先で育てられ愛でられてきました。
ダリアの育て方と栽培のポイント
基本的な生育のサイクル
植えつけ期:4月~7月上旬
種まき:4~5月
開花期: 6月~7月 9月~11月
※関東地方以西基準
種まき:4~5月
開花期: 6月~7月 9月~11月
※関東地方以西基準
置き場所
日あたりと水はけの良い場所で管理します。冬場、寒冷地では球根を掘り上げ貯蔵し、春になったら植えつけます。
水やり
地植えの場合、乾燥したら与えます。鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷり水やりします。
栽培のポイント
球根を植えつける場所には堆肥や腐葉土などの有機質肥料をたっぷりと混ぜ込み、水はけと保水性のよい土に、気温が20度以上になる4月~7月に植えつけます。ダリアの球根は細長いので、首のようになっている方(クラウン)を上にし、斜めに植えつけます。鉢植えの場合はある程度高さのある鉢を用意し、下に伸びる根のスペースを確保します。
生育期間中は定期的に水やりをかねて月3回程度液体肥料を与えるか、緩効性の化成肥料を月1回目安に与えてやると花つき花色よく育ちます。初夏、開花した花が終わったら、草丈の2分の1程度に切戻ししてやると、秋、再び開花します。
花後は地上部が枯れますが、土中に球根が残るので、地植えのダリアは冬の寒さに備え、盛り土やマルチングをして寒さ対策するか、寒冷地では霜が下りる前に掘り上げ、保存しておきましょう。鉢植えの場合は暖かい場所で凍らないよう管理します。
主な病害虫
害虫:アブラムシ ハダニ
病気:灰色カビ病 立枯病
病気:灰色カビ病 立枯病
ダリア栽培におすすめの用土、肥料、薬剤とは
栽培に失敗しない!プロが配合した有機質入りの培養土
ココナッツファイバーや木質堆肥などの有機素材を多く配合し、安心して使える培養土です。独自の土壌改良剤や有機緩効性肥料分も配合され、長期間、植物の生育を助けます。
すべての成分を1粒に。むらなくまける
3~4カ月に一度、ばらまくだけで効果が持続します。植物を元気に育てるための栄養素がバランスよく配合され、マグネシウム・カルシウム・イオウ・鉄など微量要素もプラス。いろいろな植物の花色・葉色を美しく、実つき良く育てます。
30日間効果が持続。幅広い植物に使用できる
アブラムシ、ハダニ、うどん粉病 花や緑など幅広い植物に使える殺虫殺菌剤です。害虫に対して速効性があるのが特長。病原菌の侵入も防ぐため、病気も防いでくれます。
日本の夏を彩り、和風にも洋風にもコーディネートできるダリア
大きなものは花径30㎝以上にもなるという超巨大品種から花径5㎝のものまで。さまざまな種類が楽しめるダリア。日本の夏を彩り、和風にも洋風にもコーディネートできる花として重宝されています。なかでも注目されているのは黒赤色系の花色のものや銅葉のもの。他の草花にはない大胆な花姿と色で個性を際立たせてくれます。ダリアならではの花姿から「華麗」「優雅」などの花言葉があります。