ゴムの木の育て方は?水やりや置き場所、肥料や用土など挿し木で殖やせるゴムの木の栽培方法
ツヤのある楕円形の肉厚の葉とクネクネと曲がった樹形が魅力的なゴムノキ。太い幹には大きな葉がたくさんつき、強い生命力を感じます。その姿は長寿のシンボルとされ、室内のシンボルツリーとして飾られることも。ゴムノキが1本あるだけで部屋の印象がアップしますよ。葉の色は緑以外に黄色の斑が入るものもあり、おしゃれなインテリアプランツとしても最適。寒さに強く育てやすいので、初心者はゴムノキから取り入れてみてはいかがでしょうか。
目次
初心者向きの観葉植物 ゴムノキとは?
生活の中でもなじみのある樹液からゴムをつくる木を、まとめてゴムノキと呼びますが、
観葉植物としてなじみ深いのがインドゴムノキです。
正式名は「フィカス・エラスティカ」といい、
原産地であるインド、マレーシアなど高温多湿の熱帯自生地では、高さが30mにもなるものもあります。
葉は厚く楕円形で光沢のある濃い緑色です。
観葉植物としての品種も多く、
サイズはミニから大鉢まで、斑入りもあります。
代表的な品種「フィカス・デコラゴムノキ」は広い葉に厚みがあり、
新葉を包む苞葉は赤みを帯びて、とても初々しい印象。
葉のバリエーションが豊富なうえに日陰の室内でも育ち、栽培が容易なので初心者向きです。
他にも色鮮やかな明るい葉が特徴の「アルテシーマ」や
赤い葉が印象的な「ベリーズ」などゴムの木にはさまざまな種類があります。
他にも「フィカス・ウンベラータ」や「フィカス・ベンジャミン」などもゴムの木の代表的な仲間となります。
観葉植物の中では比較的寒さに強く、暖地では戸外で冬を越すことができますよ。
ゴムの木には毒があるの?
これはラテックスといい、天然ゴムの原料になります。
アレルギーの有無に関わらず、剪定や植え替え作業などで樹液を触る可能性がある場合は、ゴム手袋などを付けて、直接肌に触れないよう気を付けてください。
ゴムノキの育て方
基本的な生育のサイクル
置き場所
水やり
冬はやや控えめにするのがコツですよ。
肥料
過度に肥料をあげると、成長の妨げにもなるので、気を付けましょう。
大きくなり過ぎた株は先端を切って側枝を伸ばし格好よく整えてあげてくださいね。
栽培のポイント
日陰に置き続けると、節が間のびして葉がぎゅーっと下に向いて垂れてくるので、要注意です。
ガラス越しでも十分に日光浴をさせると回復しますよ。
ぽってりと大きい葉は、室内に長期間置くと、ほこりが葉の上にたまるので、ときどき清潔な布で水拭きをしましょう。
肥料はあまり多いと枝葉が大きく伸びすぎるので、春と秋にそれぞれ1回、
緩効性の化成肥料を置き肥する程度で十分です。
大きくなり過ぎた株は先端を切って側枝を伸ばし格好よく整えてあげてくださいね。
ゴムの木の花
実はイチジクもフィカス属に分類される植物で、
普段食べているイチジクというのは実ではなく、花の部分なんです。
おもしろいですよね。
剪定方法
7-8月の暑い時期や11月-2月の寒い時期に剪定すると弱ってしまうため注意しましょう。
また、切り口が湿ってしまうと病気になりやすいので剪定は雨の日は避けてくださいね。
剪定のポイントは、まず全体のバランスを見てどんな形にするか考えましょう。
大体のイメージができたら、まずは重なり合っている枝や葉を剪定します。
枝の分かれ目など、新芽を出したい場所の少し上の部分を剪定するのが重要です。
植え替え
水やりをしていて水の浸透が悪くなったり、鉢底から根が出てきた時が植え替えのサイン。
根が鉢いっぱいに広がってしまうと根詰まりを起こしてしまいます。
根詰まりを起こすと、根が十分に水を吸えなくなり、根腐れを起こしてしまう場合があるため
大きく育てるためには植え替えが必要です。
まずは鉢から取り出して古く傷んだ根を切ります。
一回り大きい鉢を用意し植え替えを行います。
植え替え後は肥料を与えず、直射日光の当たらない場所でしっかりと管理してくださいね。
増やし方
・挿し木
先ほど説明した剪定方法でカットした枝を再利用するのも良いでしょう。
しかし元気で若い枝を選んだ方が成功する可能性が上がります。
まず、枝を10cmほどにカットします。
葉は何枚か残し、他はすべてカットします。
残した葉は、葉からの蒸散防止のため半分にカットしましょう。
次に枝を斜めにカットします。
これは水を吸収しやすくするためです。
切り口から白い樹液が出てくるので洗い流してください。
1時間ほど水につけたら、あらかじめ用意しておいた挿し木用の土に挿します。
発根するまでは明るく風通しの良い日陰で管理します。
土が乾かない様にこまめに水やりをして上げてくださいね。
・取り木
取り木とは、新しい根を作る方法です。
太めの茎を選んで取り木を行いましょう。
まずは、ナイフで幹に切り込みを入れて、取り木をする部分の皮を1周ぐるりと剥ぎます。
次に切り口を水でしめらせた水苔で覆い、ビニールで水苔のまわりを囲って固定します。
しめった状態を保つ事がポイントです。
2-3か月ほどで発根するので新しい鉢に植え替えてみましょう。
挿し木に向いていない観葉植物でも取り木なら増やす事ができるかもしれませんよ。
主な病害虫
害虫:カイガラムシ、ハダニ、アブラムシ
病気:灰色カビ病、炭そ病
ゴムノキ栽培に必要なガーデニング用品
ゆっくり長く効く肥料をブレンドした鉢専用の培養土
ゴムの木の葉の色を濃くあざやかにする、速効性の液体肥料
エアゾールタイプで手軽に使用できる
挿し木で増やすことが出来る!観葉植物の代表格ゴムノキ
今でも人気の理由は、日本の気候に合っていて育てやすいからですね。
挿し木でも簡単に殖やせます。
長く育てて飽きてきたら、植え替え時にオシャレな鉢に替えてみてはいかがですか。
雰囲気がガラリと変わって、可愛さが倍増しますよ。
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