柿の栽培方法は?柿のおすすめの品種・肥料・病気対策など、柿の栽培方法をご紹介!

2018年12月17日


秋に旬を迎え、秋を代表する果物といえば、柿。柿はレモンに次いでビタミンCが、とても豊富!柿1個で一日分の必要量をほぼまかなえるくらいビタミンCを含んでおり、疲労回復、風邪予防、ガン予防、老化防止に効果的。「柿が赤くなれば医者が青くなる」と言われるほど栄養価が高いことでも知られています。生のまま食べるのが一番ですが、凍らせてシャーベットにしてもおいしいですよ。

柿とは?

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カキは、カキノキ科カキ属の高木性の落葉果樹。カキには甘柿と渋柿があり、甘柿はそのまま生で食べられますが、渋柿は渋抜きが必要です。収穫してすぐ食べるなら、甘柿を選ぶとよいでしょう。若いうちは渋みがありますが、熟すにつれて渋みが抜け、甘みが増していきますよ。甘柿は、一般的に四角い形をしているのが特長。甘柿のなかでも、色、形、味ともに品質がよく甘柿の王様と呼ばれる「富有(ふゆう)」、甘みが強い「早生次郎」、果実がとても大きい「太秋」が特におススメ。最近は、タネの無い新たなブランド甘柿「秋王(糖度20度前後)」が誕生し、話題を集めています。

柿の育て方と栽培のポイント

基本的な生育のサイクル

開花期:5月中旬~5月下旬 収穫期:9月中旬~11月 植えつけ期:11月~3月 剪定:12月~2月 ※関東地方以西基準

置き場所

柿は鉢植え、地植えともに、日当たりのよい場所で育てましょう。

水やり

鉢土の表面が白く乾いたら鉢底から少し流れ出るくらいたっぷり水を与えます。地植えの場合、特に水やりは不要です。真夏に日照りが続いた時のみ、水やりを行ってくださいね。

栽培のポイント

柿は、寒さに強いのが特長。一般的には11月~3月の冬に水もちと水はけのよい土に苗木を植えつけて栽培します。寒冷地は2月中旬~3月中旬、温暖地は11月中旬~12月頃に植えると安心です。 柿を自家栽培する際の注意点は、剪定→摘蕾→摘果の作業をしっかり行うこと。隔年結果(実がなる年と実がならない年を繰り返すこと)を防止することができ、品質のよい果実を収穫できますよ。 剪定は、1月上旬~2月下旬に、間引きを目的として行います。柿の花芽は枝の先端につくので、花芽のついた枝先は切らないように注意してくださいね。摘蕾は、5月に花が咲く前に行います。蕾が1枝1個になるように小さな蕾や上向きの蕾を摘み取ってくださいね。7月中旬になったら、葉20~25枚に対して1つの果実になるよう摘果を行いましょう。変形している実や病害虫の被害を受けている実を摘み取ります。その後、徐々に実がふくらみ始め、収穫期は9月~12月(品種によって異なる)。果実がオレンジ色に色づいた頃が収穫どきです。肥料は12月に有機質肥料を、7月と収穫後に化成肥料を施してあげてくださいね。 柿は庭木のイメージが強いですが、大きめの鉢に植えて育てることもできます。鉢植えの方がコンパクトに育ち、管理するのもラクですよ。

主な病害虫

害虫:ヘタムシ 病気:落葉病

柿栽培におすすめの用土、肥料、薬剤とは

根の張りを促すおすすめ果樹専用土

プロトリーフ 果樹・花木の土/12L

プロトリーフ 果樹・花木の土/12L

植えつけ後、苗木の根がしっかりと張り、丈夫に育つよう考えて作られた果樹専用の土。ゆっくり長く効く有機質由来の元肥(腐葉土、バーク堆肥、もみ殻堆肥など)を配合しています。

実つきをアップする肥料

花実をつける三色配合肥料 700g

花実をつける三色配合肥料 700g

実つきが良くなる骨粉とリン酸の成分をたっぷり配合した肥料です。魚粉に含まれるアミノ酸がジューシーな果実に育てます。葉や茎を丈夫にする油粕も配合。有機質肥料も含まれているので、土壌改良効果も期待できますよ。

カキの害虫退治には

殺虫剤 ベニカベジフルスプレー 1000ml

殺虫剤 ベニカベジフルスプレー 1000ml

幅広い害虫に優れた効果があり、ウメ、カキ、カンキツ類などの果樹に使えます。速効性と持続性があり、葉裏まで成分が浸透し、葉の中や葉裏の害虫まで退治します。

古くから親しまれている秋の果実を育てよう!

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秋の味覚、柿は「桃栗3年、柿8年」ということわざがある通り、苗木を植えつけてから収穫できるまで4~5年かかりますが、まずは、気長に付き合ってみてください。自家栽培で収穫する喜びは格別ですよ。