そら豆の栽培方法は?種まき・収穫時期・摘心・肥料など、プランターで出来るそら豆の育て方
空に向かってマメのサヤがまっすぐ上に育つことからソラマメと呼ばれ、家庭でも育てやすい野菜のひとつです。通常サイズのものに加え。大きな粒が収穫できる品種もあります。タンパク質やビタミン類、ミネラルなどが豊富に含まれ、ゆでるのはもちろんかきあげなどにして楽しみたい初夏の味覚のひとつです。秋にタネまきすると、翌年の6月頃収穫でき、タネから育てても比較的失敗が少なく生育し、初心者向けの野菜のひとつです。
目次
ソラマメとは?
北アフリカ原産のマメ科の一年草のソラマメ。
日本には奈良時代の終わり頃に渡来し、明治以降、欧米の園芸品種が入り、広く栽培されるようになりました。
鮮度の高いものの方が味が良く、自宅で育てれば収穫後、フレッシュなものが味わえるのが醍醐味。
はじめ空に向かって伸びていたサヤが熟し、下に下がってきた頃が収穫の目安。
マメが固くなる前に収穫し料理しましょう。
大粒品種の「お多福」などの品種が一般的で、大きなプランターでの栽培も可能。
美しい花や大きなサヤなど、生育過程も楽しい野菜です。
ソラマメの育て方と栽培のポイント
基本的な生育のサイクル
タネまき期:10月
植えつけ期:11月中旬~11月下旬
収穫期:6月
※関東地方以西基準
置き場所
日なたで育てます。
水やり
土の表面が乾いたらたっぷり水やりします。
栽培のポイント
マメ科の野菜は連作を嫌うので、地植えする場合は植え場所に注意し、植える前に苦土石灰等を混ぜ込み酸度調整してから植えつけます。
タネまきする場合は、発芽適温が18度前後なので、10月中にポット等に野菜栽培用の専用培養土を利用して植えつけるのがおススメです。
2粒ずつ、マメの黒い部分を下にして頭が出る程度に埋め、生育の良い方を残し本葉3枚程度に育ったら、定植します。
冬の寒さが厳しい地域では大型のプランターに植えつけし、日当たりがよく風当りの少ない軒下などで管理し、寒さにあてないよう注意します。
冬期間中は株元に土寄せし、敷きワラや不織布、寒冷紗などで覆って防寒します。
3月になったら緩効性の化成肥料を追肥します。
春先、つるが伸びだし、分岐しはじめたら茎が6本ぐらいになるよう間引き、株元に土を寄せておきます。
茎がぐらつく場合は支柱を添えて。4月頃に花が咲き、サヤができてきたら生長点を摘んで摘芯します。
主な病害虫
害虫:アブラムシ、ハダニ、ヨトウムシ
病気:うどんこ病、立枯病
ソラマメ栽培におすすめの用土、肥料、薬剤とは
一粒一粒に栄養成分が配合された粒状培養土
保水・通気・排水性に優れた団粒構造の培養土で、保肥性・排水性のバランスが良い培養土です。
そのまま植えつけることができますよ。
長期間均一に肥料成分を供給 急激な肥料溶出が無く、肥料やけの心配の少ない優れもの
ゆっくり長く効く樹脂コーティング肥料で、いろいろな野菜やくだものに使えます。
ゆっくり長く手間なく、野菜を元気にしてくれます。
アブラムシ、ハダニ撃退に!
ヤシ油を原料に作られた乳剤タイプの殺虫殺菌剤です。
ヤシ油の粘着のある成分がアブラムシやハダニなどの害虫を包み込み、窒息させて駆除します。
害虫を見つけたらすぐに散布すると効果的。
有機栽培にも安心して使えますよ。
収穫後はすぐに料理するのがポイント!
ふっくら膨らんだソラマメ。
採れたてを塩ゆでして頂くほか、トマトと一緒にサラダやゼリーの彩りにするほか、ピューレやソースに利用してもおいしく楽しめます。
おいしさは鮮度に比例するので収穫後、すぐに料理するのがポイント。ひと株植えれば初夏の食卓が爽やかに彩られます。
植物性たんぱくの他、ミネラルやカリウム等が豊富で疲労回復、便秘、むくみなどに効果があるとされています。
上へ上へとサヤを伸ばすことから「憧れ」などの花言葉があります。