フランネルフラワーの育て方は?地植えより鉢植え?肥料や用土など寄せ植えに使えるフランネルフラワーの栽培方法
花や葉がフェルトのようにやわらかく、やさしい色合いから名づけられたフランネルフラワーは、眺めるだけで心が癒されます。ドライフラワーのような見た目の通り、水分が少なくても育ち、 高温多湿さえ避ければ、四季を通して楽しめます。好みの鉢に植えたり、寄せ植えに使って、雑貨と組み合わせて飾っても素敵です。
目次
切り花だけじゃない!鉢植えもできるフランネルフラワーとは?
以前は輸入の切り花でしか見かけなかったフランネルフラワーですが、最近では日本で品種改良された鉢花が増えてきました。原産地のオーストラリアを中心に15種ほどあるアクチノータス属の中でも、現在、日本で流通しているのはヘリアンティ種という四季咲き性の品種です。
フランネルフラワーはお日様が大好きなので、日が当たらない場所ではうまく花をつけてくれません。また、寒さで凍らせると枯れてしまうので、冬は室内の日が当たる場所に取り込みましょう。
上手に育てれば12月まで花を鑑賞できます。高温多湿にも弱いので、夏越しは風通しが良く涼しい半日陰で管理するのがポイントです。
フランネルフラワーの育て方と栽培のポイント
基本的な生育のサイクル
植えつけ・植え替え期:4月~5月 9月~10月
開花期:4月~6月 9月~12月
※関東地方以西基準
開花期:4月~6月 9月~12月
※関東地方以西基準
栽培環境・日当たり・置き場所
日当たりが良く雨がかからない場所を選びます。梅雨明けから9月下旬までは半日陰で、冬期は室内に取り込むと良いでしょう。
水やり
土が乾いてから水やりします。多湿は禁物ですが、根を痛めるほどの極端な乾燥は避けてください。
栽培のポイント
フランネルフラワーの株はデリケートなので、地植えにするよりも、季節によって移動できる鉢植えでの栽培がおすすめです。土壌は酸性を好むため、通常行う植えつける用土に施しておく石灰は必要ありません。根を傷つけないよう根鉢を崩さず植えつけましょう。
根が繊細なので、濃度の高い肥料を施すと肥料焼けを起こします。そこで、規定よりさらに2倍に薄めた液体肥料を週1回程度、葉にかからないよう根元に与えます。薄めの液肥を、回数多く与えるのがコツですよ。
主な病害虫
害虫:ハダニ
病気:灰色カビ病
病気:灰色カビ病
フランネルフラワーを育てるための用土、肥料とは
天然成分配合で元気に育つ培養土
木質堆肥やココナッツファイバーなどの天然成分を原料にオリジナルの有機資材や海藻成分等もプラスされ、そのまま植えれば元気に育ちます。
水で薄めて使用する即効性の液体肥料
植物の生育に欠かせない各種成分をバランスよく配合した、すばやい効きめの液体肥料。フランネルフラワーには規定の倍量の水で薄めて使用しましょう。
そのままスプレーするだけ。害虫と病気を防いでくれる
ハダニ類やアブラムシ類の退治に効果的。害虫とうどん粉病などの病気を同時に防いでくれるスプレー剤。そのままスプレーするだけで手軽に使用できます。
種を採取して苗づくりに挑戦しよう!
開花した花をそのままにしておくと種が実ります。その種を採取し5月にまくと、うまくいけば苗をつくれることもあります。ただし、増やした株は無断で譲渡、販売することが禁止されていますので、個人で楽しむ範囲にしてくださいね。