睡蓮(スイレン)の育て方は?植え替えは必要?植え付け時期は?肥料や用土などスイレンの栽培方法
睡蓮は、深い切れ込みが入った葉と水面に漂う幻想的な花が魅力。モネの代表作である「睡蓮」で描かれた花としても有名ですね。池や沼に群生して花が咲く睡蓮は栽培が難しいと思われがちですが、実は、家庭でも簡単に育てることができますよ。水鉢に土と水を入れ、苗を入れるだけで手軽に楽しめます。
目次
睡蓮(スイレン)とは?
スイレン科の多年草の水生植物です。大きく分けると、睡蓮には温帯睡蓮と熱帯睡蓮があり、初心者には育てやすい温帯睡蓮がおススメ。温帯睡蓮は丸い葉と淡くやさしい色合いの花が特長で、フランスの画家であるクロード・モネが愛した睡蓮としても有名です。花色も花形も温帯睡蓮の方がバリエーション豊か。
特に人気なのは、淡いクリーム地に淡ピンクがのる「ピーチ・グロウ」、花びら全体はほんのりとしたピンクで花芯に向かって赤みが増すぼかし色の「ダーウィン」。一方、花びらが細く葉に白やピンクの斑が入る「アーカンシェル」や、花芯が赤黒い黒睡蓮「オールモスト・ブラック」といった個性的な品種も人気急上昇中です。
睡蓮(スイレン)の育て方と栽培のポイント
基本的な生育のサイクル
開花期:5月中旬~10月
植えつけ期:3月中旬~7月中旬
※関東地方以西基準
植えつけ期:3月中旬~7月中旬
※関東地方以西基準
置き場所
終日、直射日光の当たる所で育てます。暖かい場所であるほど長く開花しますよ。冬は凍りつかないように注意します。
水やり
水やりは不要ですが、夏に水が減ったら足して。水道水でOKです。水が濁ったり、藻が大量に発生したりしたら水を全部、入れ変えましょう。
栽培のポイント
睡蓮は7号以上の鉢に苗の根鉢を崩さず、芽が中央にくるように植えつけるのがポイント。水位は、芽の位置から水面までの高さが10㎝以上になるよう。植えつけ1年目は花が小さめですが、2年目以降は立派な花を咲かせてくれますよ。花は咲き終わると閉じてうなだれてしまいます。花茎ごと切り取ってあげましょう。
葉も黄色くなったものは葉のつけ根から切り取ります。枯葉を放っておくと、水が腐る原因になりますよ。夏場はボウフラが発生することがありますが、鉢の中にメダカを入れておくとボウフラを食べてくれて、蚊の発生を抑えることができておススメです。
殖やしたい場合は3月下旬~4月下旬頃に伸びた根茎を10㎝程切り取り、別の鉢に植え替えましょう。株が茂り過ぎたり、根茎が伸びすぎたりしたら株分けをしてくださいね。
主な病害虫
害虫:ヨトウムシ、アブラムシ、ボウフラ
病気:特になし
病気:特になし
睡蓮栽培におすすめの用土、肥料、薬剤とは
粒状で水生植物が植えやすい専用培養土
水生植物用が植えつけやすいように工夫された専用培養土です。麦飯石を配合するなどして水がにごりにくい工夫もされています。
肥料効果は約70日間。睡蓮の元肥や追肥に
個別包装になっていて与える量もわかりやすい睡蓮の専用肥料です。70日間ゆっくり効いて花期の長い睡蓮をサポートします。
そのままスプレーするだけ。害虫と病気を防いでくれる
ハダニ類やアブラムシ類の退治に効果的。そのままスプレーするだけで手軽に使用できます。
色で異なる花言葉!花選びの参考にも
睡蓮の基本の花言葉は「清らかな心」。野生種の睡蓮の多くが白い花を咲かせることに由来しているといいます。そのほか色別に花言葉が異なり、白花は「純粋」「潔白」、黄花は「やさしさ」「甘美」、ピンクは「信頼」だとか。花言葉の意味を汲んで花を選んでも楽しいですね。
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