唐辛子(トウガラシ)の栽培は種から?苗から?植え付け・収穫時期や水やり、肥料・用土などとうがらしの育て方
刺激的な辛さのあるハバネロなど、辛みのある仲間を総称して唐辛子(トウガラシ)と呼ばれています。辛みのないピーマンやパプリカ、シシトウなどは甘唐辛子(sweet pepper)と呼んで区別されています。高温多湿の日本の夏にも耐える夏野菜の代表格で、ビタミン類やカプサイシンなどの栄養を含み、香辛料や野菜として活躍してくれます。初心者でも育てやすい野菜のひとつなので、庭やベランダでひと株、プランターなどで栽培してみては。
目次
唐辛子(トウガラシ)とは?
ナス科の一年草で、熱帯アメリカ原産です。暑さに強い反面、耐寒性はありません。
春、十分に暖かくなった頃に苗を植えつければ、初夏から秋まで収穫を楽しむことができます。
辛さや大きさの違いによって香辛料として利用するもの、野菜として利用するものに分かれるので、
用途に合わせて選びましょう。また葉にも辛みがあるので、
若いうちに茎葉ごと収穫すれば葉唐辛子として佃煮や漬物などに利用できます。
春、十分に暖かくなった頃に苗を植えつければ、初夏から秋まで収穫を楽しむことができます。
辛さや大きさの違いによって香辛料として利用するもの、野菜として利用するものに分かれるので、
用途に合わせて選びましょう。また葉にも辛みがあるので、
若いうちに茎葉ごと収穫すれば葉唐辛子として佃煮や漬物などに利用できます。
唐辛子(トウガラシ)の育て方と栽培のポイント
基本的な生育のサイクル
植えつけ期:5月
収穫時期:6月~10月
※関東地方以西基準
収穫時期:6月~10月
※関東地方以西基準
置き場所
日あたりと水はけの良い場所で管理します。
水やり
土の表面が乾いたらたっぷり水やりします。根が繊細で根張りが浅いので水切れしないよう注意します。
栽培のポイント
種をまいて育てることもできますが、初心者は苗を購入して育てるのが安心です。寒さに弱く、生育適温が28度以上と高いので苗を植えつける際には気温に注意して。5月中旬以降を目安に行います。
地植えする場合は連作障害がでるので、昨年、ナス科のトマトやジャガイモ(もちろん唐辛子も)などを育てていない場所を選びましょう。水はけのよい有機質に富んだ土を好むので、あらかじめ苦土石灰や緩効性化成肥料や堆肥などを混ぜ込んでおいた後、植えつけます。花が咲き始めたら芽かき(葉のつけ根にできた不要な脇芽を取り除くこと)をすると、花つき実つきが良くなります。
水切れに注意すれば旺盛に育つので、初夏、花が咲き始めたら緩効性の化成肥料などの追肥を与えてやると長く収穫が楽しめます。株元はワラなどでマルチングをして乾燥を防ぎましょう。
主な病害虫
害虫:アブラムシ
病気:モザイクウイルス病
病気:モザイクウイルス病
唐辛子栽培におすすめの用土、肥料、薬剤とは
栽培で使いたい土
排水性、保水性、通気性、保肥に優れたマルチに使える野菜専用の培養土。ココピートや赤土など、天然素材を中心に配合され、そのまますぐに使えて便利。一袋に標準型のプランター(65㎝)約1個分の土が入っています。
ばらまくだけでOK。元肥にも追肥にも使える
ばらまくだけでOK。さまざまな植物の元肥や追肥にかんたん便利に使える肥料です。
栄養分を効率よく吸収させる腐植酸が配合され、緩効性肥料としての効果もあります。
粒状で、土壌の温度変化や植物の生育にあわせて溶け出す量が調節されます。
栄養分を効率よく吸収させる腐植酸が配合され、緩効性肥料としての効果もあります。
粒状で、土壌の温度変化や植物の生育にあわせて溶け出す量が調節されます。
食品成分でできた殺虫殺菌剤。殺ダニ効果も
アブラムシなどに効果があり、いろいろな植物に使える殺虫殺菌剤。
害虫に対して速効性があり、病原菌の侵入も防ぐため、病気も防いでくれます。
気温が上がり始めたら病気や虫に注意しましょう。
害虫に対して速効性があり、病原菌の侵入も防ぐため、病気も防いでくれます。
気温が上がり始めたら病気や虫に注意しましょう。
料理に使うのはもちろん、美しい実は観賞用としてもOK!
唐辛子の辛み成分のカプサイシンは抗酸化作用や消化促進、脂肪燃焼、便秘解消作用があるとされ、
健康野菜としても人気があります。身近で育てれば料理にも手軽に取り入れられますね。
健康野菜としても人気があります。身近で育てれば料理にも手軽に取り入れられますね。
食用になる唐辛子のほか、実の美しいものは観賞用としても利用され、
ひとつの株に赤、黄、オレンジなど色とりどりの実をつけるゴシキ唐辛子や、
紫の実のもの、斑入り葉のものなど、観賞期間が長い草花としても用いられる唐辛子もあります。
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