小松菜(コマツナ)の栽培方法は?種まき・収穫時期や水やり、肥料・用土など小松菜の育て方

2018年8月1日


ビタミンC、ビタミンB、カロテン、カルシウム、鉄分を豊富に含み、緑黄色野菜のなかでも栄養価の高さでは群を抜いているコマツナ。鉄分やカルシウムはホウレンソウ以上、カルシウムにおいては牛乳に匹敵するほど優れた成分を持っています。そんな健康野菜を自宅で育て、スープや炒めものなどにして、たっぷりと味わってみてくださいね。

コマツナとは?

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アブラナ科、中国を原産とする漬け菜の一種。江戸時代に東京の小松川周辺(現在の東京都江戸川区)で栽培されていたことから「小松菜」の名がつきました。現在も東京都をはじめとする関東で主に栽培されています。

コマツナには長葉系と丸葉系があり、初心者は耐暑性と耐寒性に優れた丸葉系が育てやすくおススメです。最近はチンゲン菜やタアサイと交配して生まれた改良種が続々と誕生し、初心者でも育てやすく食味の良いものが増えてきました。なかでも小松菜とタアサイを掛け合わせた「味彩(アジサイ)」や「ちょうほう菜」が美味しいと好評。周年栽培が可能な「楽天」や「おそめ」、生食できる「サラダ小松菜」も育てやすくイチオシです。作りたいレシピや調理法によって品種を探してもおもしろいですよ。

コマツナの育て方と栽培のポイント

基本的な生育のサイクル

収穫期:5月~12月
タネまき期:3月中旬~10月
※関東地方以西基準

置き場所

日当たり、風通し、水はけの良い場所で管理しましょう。

水やり

鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら水を与えます。地植えの場合、水やりは不要です。

栽培のポイント

コマツナは丈夫で生育が早く、種まきをしてから約1カ月で収穫ができる野菜。しかも、たくさん収穫することができ、家庭栽培の醍醐味を存分に味わうことができます。初心者でもタネから簡単に育てることができますよ。

生育適温は20℃。涼しい気候を好みますが、高温にも低温にも強いためプランターでは春~秋まで長く栽培を楽しめます。初めて育てる場合は、秋にタネをまいた方が害虫がつきにくくおすすめ。用土に深さ1㎝程の溝を作り、すじまきします。

タネをまいたら軽く土をかぶせ、手で軽く押さえましょう。種まき後は、たっぷりと水を与えて。発芽するまでは乾かないように管理してくださいね。双葉が出たら育ちが悪い芽を間引き、土寄せします。

葉が7~8枚になったら2回目の間引きを行いましょう。その際、化成肥料を追肥として施すのを忘れずに。草丈が20~25㎝になった頃が収穫適期。根元をハサミでカットするか、手で株ごと引き抜いて収穫します。

主な病害虫

害虫:アオムシ、アブラムシ、コナガ、コナジラミ、ハダニ、ヨトウムシ
病気:うどんこ病、炭そ病

コマツナ栽培におすすめの用土、肥料、薬剤とは

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どんどん収穫できるのが魅力!レシピも豊富なコマツナを育てよう

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コマツナは旺盛に育ち、どんどん収穫できるのが魅力。採れすぎて困ってしまう場合は、プランターをいくつか用意し、日にちをずらしてタネをまけば長期間、適量を収穫することができますよ。たくさん採れたら、おすそ分けしても良いですね。