ナデシコ(ダイアンサス)の育て方は?種まき時期や肥料・用土など鉢植えで楽しめるなでしこの栽培方法
秋の七草にも数えられるナデシコ。やさしい雰囲気が漂い、きゃしゃで小ぶりながら凛とした花姿のナデシコは、日本女性を象徴している花とも言われています。ほとんどの品種は春から秋まで次々に花をつけます。比較的乾燥した土地でも育つので、傾斜地や石垣を彩る花としても人気がありますよ。
目次
かわいい花を咲かせるナデシコとは?
日本各地に自生する「カワラナデシコ」は、茎の先に星形の花弁に深い切り込みが入ったピンク色の品種です。意外なことに、ナデシコの学名「ダイアンサス」の原産地はヨーロッパ、北アメリカ、南アフリカ、アジアと涼しい気候の外国だったのです。
草丈は10~60㎝で、耐寒性のある多年草ですが、高温多湿に弱いので日本の夏を越すには水はけと風通しを良くして、蒸れないように注意しましょう。
春から秋まで次々と可憐な花をつけ、目を楽しませてくれますよ。もう一つの魅力は、甘くさわやかな香り。そっと顔を近づけて香りを嗅いでみてくださいね。
ナデシコの育て方と栽培のポイント
基本的な生育のサイクル
種まき期:3月~4月、9~10月
植えつけ期・植え替え期:3月~5月 9月~10月
さし芽:4~6月 9~10月
※関東地方以西基準
植えつけ期・植え替え期:3月~5月 9月~10月
さし芽:4~6月 9~10月
※関東地方以西基準
置き場所
半日以上よく日の当たる、水はけと風通しの良い場所。傾斜地、石垣、砂利混じりの場所が適しています。
水やり
比較的乾燥地で育つとはいえ、生育と開花には十分な水分が必要です。用土が乾いたら花にかからないように根元に水をたっぷりと与えましょう。
栽培のポイント
ナデシコは寒さに強く育てやすい花ですが、びっしり張る根は暑さに弱いので注意してください。茎は梅雨時期の蒸れや夏越しのために切り戻しを行いましょう。
切り戻しは、草丈の高いものなら花が終わったら茎を株もと近くで切り、草丈の低いものなら開花の一段落したところで茎の半分あたりで切ってやります。
四季咲きなら梅雨前に思い切って刈り込んで、地面近くから新芽を立ち上がらせると、そこに秋には花がつき見映えが良くなります。
多年草ですが、株が老化すると生育が悪くなり枯れやすくなるので、様子を見ながらさし芽や種まきで株を新しくしてやると、いつもかわいい花が絶え間なく咲いてくれますよ。
主な病害虫
害虫:アブラムシ
病気:灰色カビ病、サビ病
病気:灰色カビ病、サビ病
ナデシコを育てるために必要な用土、肥料とは
有機由来の元肥入りでそのまま使える
天然素材中心の原料をベースに、排水性、通気性、保肥性にも優れた元肥入りの培養土です。 プランターや鉢植え植物にも最適で、生育に適したpH調整済です。
すべての成分を1粒に。むらなくまける
3~4カ月に一度、ばらまくだけで効果が持続します。植物を元気に育てるための栄養素がバランスよく配合され、マグネシウム・カルシウム・イオウ・鉄など微量要素もプラス。いろいろな植物の花色・葉色を美しく、実つき良く育てます。
葉にスプレーするだけ!殺虫&殺菌効果が持続
アブラムシ類には予防効果もあるスプレーがおすすめです。1本で殺虫&殺菌のダブルの効果があり、葉にスプレーするだけで効果が持続します。
鉢植えでも切り花でも楽しめるナデシコ
香りよし、花よし、姿よしのナデシコは、鉢植えなら手軽に育てられておすすめです。
品種が多いので、育てる場所によって草丈が低く横に広がるタイプや縦に伸びるタイプなど、特性を(関東地方以西基準)把握してから植えつけましょう。
花が咲いたらカットして切り花として飾ってもきれいです。どんどん咲かせて、テーブルに飾ったらお部屋がパッと明るくなって、気分が盛り上がりますよ。