ペチュニアの育て方は?種まき・植え付け時期や水やり、肥料・用土など鉢植えもできるペチュニアの栽培方法

2018年5月19日


花期が長く、花壇や鉢植えの寄せ植えを色あざやかに演出するペチュニア。生長が早く、そのうえ丈夫で育てやすいので、ガーデニング初心者にぴったりの草花です。地面近くに広がるほふく性タイプ、花がブーケみたいにこんもり茂るタイプ、花がしだれて咲くタイプ、八重咲き種、大輪から小輪まで色も形も豊かに揃うので、好みの品種を選び、組み合わせも楽しめますよ。

世界中で愛されるペチュニアとは?

小さい朝顔のような花をつけるペチュニアは、南アメリカに自生するものを原種に、ヨーロッパやアメリカで品種改良が進み、たくさんの品種が生まれました。

 

日本では育苗会社が80年ほど前から世界に先駆けて八重咲き品種の商業化に成功! 幾度の改良を重ね、それまで種から育てるだけだったペチュニアが、さし芽で増やせるようになり、そのうえ花色がバラエティに富んで、雨に強く大きく育つ性質となりました。

これがヨーロッパの窓辺の風景を変えたと称されるほど世界中で評価され、一躍、大人気となったのです。そんなヒストリーがあったなんてびっくりですね。

ペチュニアの育て方と栽培のポイント

基本的な生育のサイクル

種まき期・植えつけ期:3月~5月、9月
切り戻し期:5月中旬~6月中旬
※関東地方以西基準

置き場所

泥はねが病気の原因となるので、鉢植えは地面から離して置きましょう。通年日当たりと風通しのよい場所で育てます。

水やり

鉢植えは土の表面が乾いたら、底から水が抜けるくらいたっぷり与えます。

栽培のポイント

品種によって一年草と多年草がありますが、耐寒性はやや弱く古い株には病気になりやすいので、基本的に一年草と考えた方がよさそうです。

 

花を殖やすポイントは2つ。
1つ目は植えつけ2週間後に先端の芽を切って花のつく茎が出るのを殖やすこと。
2つ目は「切り戻し」です。
ワッと花が咲き揃い、次に茎が伸びて花つきがまばらになったら、梅雨前に茎の長さ1/2を目安に切り戻しを行います。ここで思い切ってカットすると、また新しい茎が育って花をつけるので、ためらわずにやってみることがポイントですよ。

大きく育った葉が根元にあると水や泥で病気になりやすいので、取り除いて風通し良くしておきましょう。

主な病害虫

害虫:アブラムシ、ハスモンヨトウムシ、オオタバコガ
病気:灰色カビ病

ペチュニアを育てる為の用土、肥料、薬剤とは

有機由来の元肥入りでそのまま使える

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天然素材中心の原料をベースに、排水性、通気性、保肥性にも優れた元肥入りの培養土です。 プランターや鉢植え植物にも最適で、生育に適したpH調整済です。

リン酸成分多めで花つきよく大きく育てる

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植物の健全な生育に必要な15種類の栄養素をバランス良く配合し、いろいろな植物の花色・葉色を良くします。
肥料が切れると花つきも悪くなるので、生育期間中は定期的に施します。
 
 
 
 

天然成分の殺虫剤。野菜や果樹にも使用できる

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オオタバコガやシロイチモジヨトウが発生したときに。自然界にいる天然微生物(B.t.菌)が作る有効成分が、アオムシ、ヨトウムシ、ハマキムシなど、チョウ目害虫に効果を発揮します。

ペチュニアを鉢植えにして、ヨーロッパの窓辺を演出してみては

園芸店などでよく見かけるようになった「サフィニア」は、ペチュニアの改良種です。波=サーフィンのように広がって咲く「ペチュニア」から名付けられました。

 

日本でつくられた品種ですが、今では海外でもポピュラーになり、盛んに花を咲かせています。花壇に植えるのもいいですが、鉢植えにして、あなたの窓辺もヨーロッパの窓辺のように素敵にイメージチェンジしてみてはいかが?