ワイルドストロベリーの育て方は?肥料や用土・水やりなど、室内で鉢植えでもできるワイルドストロベリーの栽培方法

2018年5月21日


ショートケーキに乗っているのはおおむねオランダイチゴと呼ばれる一般的な食用品種ですが、それよりも実が小さく育てやすいのがこのワイルドストロベリーです。小粒ながら、イチゴの甘い香りがふわりと漂いますよ。茎はグングン伸びて大きな葉を広げるので、グラウンドカバープランツとして使っても素敵です。

ランナーが特長!ワイルドストロベリーとは?

ワイルドストロベリーは野イチゴの一種で、世界各地に広く分布する原産地から明治時代に日本に入ってきたと言われています。北海道で野生化したことから、エゾヘビイチゴ(エゾノヘビイチゴ)とも呼ばれます。

 

名前にヘビとついているのは茎(ランナー)が地表の近くでウネウネと広がっていく姿から名付けられたとか。

実がつく前の白い小花も愛らしく、観賞用としても楽しめます。赤だけでなく白、淡黄色の実もありますよ。
葉はハーブティーとしても使えます。花を愛でて、実を食べて、葉で飲むことができるワイルドストロベリー。3段階で楽しめるなんて素敵ですね。

ワイルドストロベリーの育て方と栽培のポイント

基本的な生育のサイクル

植えつけ・植え替え期:3月~6月 9月~11月
開花期:4月~6月
結実期:5月~7月
※関東地方以西基準

置き場所

日当たりと水はけの良い場所を好みます。日陰や湿地では育たないので気をつけましょう。

水やり

湿地は嫌いますが、根が浅いので予想以上に水分が必要です。水はけが良く水が切れしないように注意して。土が乾き始めたら水やりを行いましょう。

栽培のポイント

ワイルドストロベリーは、暑さと寒さに強く育てやすいのが特長です。
植えつけの適期は5月~8月。暑い時期にランナーが伸びるので、大きく育てるチャンスです。

 

鉢植えの植えつけは、根鉢を崩さず、そのまま植えつけましょう。小さい芽の出ている部分には土がかからないように、必ず頭を土から出しておくのがポイントですよ。

日当たりと水はけさえ良ければ、あまり場所も選ばず、石組みの間やコンクリートのわずかなすき間でも旺盛に伸びていく性質を持っています。ただし、日陰や湿地では生育が悪く、実もつきません。

やせ地でもよく育ちますが、鉢植えは、3月以降、月1回を目安に置き肥をするか、月3回くらい液体肥料を施します。ランナーの根が浅いので、水切れさせないように気をつけましょう。

主な病害虫

害虫:アブラムシ、ハダニ
病気:灰色カビ病、ウドンコ病

ワイルドストロベリーを育てるための用土、肥料、薬剤とは

有機由来の元肥入りでそのまま使える

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天然素材中心の原料をベースに、排水性、通気性、保肥性にも優れた元肥入りの培養土です。 プランターや鉢植え植物にも最適で、生育に適したpH調整済です。

リン酸成分多めで花つきよく大きく育てる

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植物の健全な生育に必要な15種類の栄養素をバランス良く配合し、植物の花色・葉色を良くします。肥料が切れると花つきも悪くなるので、生育期間中は定期的に施しましょう。
 
 
 
 

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地植えでも鉢植えでもできるワイルドストロベリー

観賞用にも食用にもハーブとしての薬用にもワイルドストロベリーは、意外と簡単に育ちます。殖やしたい場合は5月~10月にランナーの茎を5~10cmほど切り取り、植えつけ用土に挿すだけで殖やせます。

 

また、切り取った茎を水につけておくだけでも根が出るので、発根したら土に植えてもいいですね。たくさん実ったらジャムにして、近所の人におすそ分けしたくなりそうです。