夏は自宅で栽培した旬のししとうを食べよう!ししとうの育て方を覚えて、栄養豊富なししとうレシピに挑戦!

2019年5月6日


夏が旬の「ししとう」は栄養価が非常に高く、夏バテ予防にもおすすめの野菜です。美味しく食べるポイントは鮮度の良さ。まさに「食材は旬にこそ食べるべき」ですね。夏バテなんて恐くない?!暑い夏を元気に乗り切るための、ししとうを使った美味しいレシピのご紹介です。

夏野菜「ししとう」の旬・食べ頃と見分け方

 

 

ししとうの旬は、7~8月下旬にかけての真夏です。暑い時期にスーパーなどで多く見かける野菜ですよね。

 

ししとうは「シシトウガラシ」の略称で、ナス科トウガラシ属の野菜です。つまり、トウガラシの甘味種になります。しかし、なかには辛いものもあり、運悪く辛味の強いししとうに当たってしまうこともあります。

美味しい「ししとう」を見分けるポイント

美味しい「ししとう」を選ぶポイントは、形が美しく、鮮やかな緑色をしているかどうか。見た目で辛いかどうかを見分けるのは難しいのですが、色が黒ずんでいたり形の悪いものは辛い可能性があります。また、赤みがかっているものも熟してしまって、鮮度が悪いので避けたほうが良いでしょう。

 

良質なししとうは、全体的に鮮やかな緑色をしていて、小ぶりで細いもの。ヘタが張っていて水みずしいものが良いとされています。

ししとうの栄養は?

 

 

ししとうは非常に栄養価の高い野菜として知られています。ししとうに含まれる主な栄養素は、カリウム、ビタミン類、カプサイシン、食物繊維などです。

むくみ防止効果を期待できる「カリウム」

カリウムは、余分なナトリウムを体外に排出するよう働きかけてくれます。それにより、高血圧やむくみ防止に効果を期待できます。また、筋肉を正常に動かすために不可欠なミネラルなので、不足しないよう積極的に取り入れたい栄養素です。

夏バテ予防に!「ビタミンC」

ししとうはビタミン類をバランス良く含む野菜ですが、特に多く含まれるのはビタミンCです。
ビタミンCは、免疫力を高め、疲労回復に効果が期待できます。また、コラーゲンの生成に重要な働きをもち、細胞の老化を防ぐとも言われています。とくに暑い夏には、夏バテ予防のために意識的に取り入れたい栄養素です。

脂肪燃焼!暑い夏こそ「カプサイシン」

ししとうはとうがらしの仲間になるため、カプサイシンが含まれています。カプサイシンには、体内のエネルギー消費を促進させる働きがあります。そうして新陳代謝を活発にすることで、血行促進や脂肪燃焼の効果が期待できます。ずばりダイエットにおすすめな栄養素ですね。

「食物繊維」で腸内環境を正常に

食物繊維は、言わずと知れた腸内環境を整えてくれる栄養素です。とくに現代人は食物繊維が不足しがちだと言われています。腸の健康は、カラダ全体の健康のバロメータとも言われるので積極的に摂取したいですね。

ししとうの保存方法とおすすめの調理法

 

 

ししとうを美味しく食べるには、やはり鮮度が大切。収穫したり、買ってきたらすぐに新聞紙で包んでからポリ袋に入れ、冷蔵庫で保存します。保存期間は3~4日を目安にして、食べきるようにしましょう。

 

生のままで食べられることはほとんどなく、焼き調理や揚げ調理にするのが一般的です。とくに、ししとうにはタンパク質の吸収を促すビタミンB群が含まれているため、タンパク質を多く含む食材と一緒に調理すると良いでしょう。

自宅で出来る!ししとうの栽培方法はこちら

ししとうのおすすめレシピ3選

ししとうと豚肉の甘辛炒め

※画像はイメージです。

 

※画像はイメージです。

【材料2人分】
豚小間肉:200g
ししとう:100g
なす:1個
玉ねぎ:1/2個
片栗粉:大2

 

・合わせ調味料
水:50ml
醤油:大2
砂糖:大1
酒:大1
みりん:大1
生姜の千切り:大1
輪切り唐辛子:少々

【作り方】
1. 豚小間肉に塩こしょうで下味をつける。ししとうは手でヘタを取り、つまようじで数か所に穴をあけておく。玉ねぎは薄切りに、ナスは食べやすい大きさに乱切りにする。
2. 下味をつけた豚小間肉に片栗粉をまぶす。 合わせ調味料をよく混ぜておく。
3. フライパンにごま油をひき、2の豚肉を入れて炒める。
4. 豚肉の色が変わってきたら、完全に火が通る前に玉ねぎ、ナスを入れる。
5. 玉ねぎ、ナスがしんなりしてきたら、ししとうを加えて軽く炒める。
6. 合わせ調味料を入れて全体によく絡ませて炒める。
7. 汁気がなくなるまで炒め煮たら出来上がり。

箸が止まらない!ししとうの焼き浸し

※画像はイメージです。

 

※画像はイメージです。

【材料2~3人分】
ししとう:10~15本
ごま油:適量
めんつゆ:1カップ
鰹節:1パック
すりごま:お好みで適量

 

【作り方】
1. ししとうは洗って手でヘタを取る。つまようじで数か所に穴をあけておく(焼いた時に破裂しないため)
2. フライパンにごま油をひき、ししとうに焼き色がつくまでしっかり焼く。
3. バットや保存容器にめんつゆを入れ、そこに焼いたししとうを熱いうちに浸ける。
4. 冷めて味がしっかりついたら器にもりつけて、鰹節とごま(お好みで)をまぶして完成。

ししとうのベーコンチーズ巻き&グリルベジタブル

※画像はイメージです。

 

※画像はイメージです。

【材料2人分】
ししとう:5本
薄切りベーコン:5枚
ピザ用チーズ:100g
エリンギ:1本
ミニトマト:5個
アスパラガス:2本
黒こしょう

オリーブオイル

 

【作り方】
1. ししとうは洗ってヘタを取り、半分に切って種を取り除く。
2. 野菜を切流。エリンギは縦に短冊切り、ミニトマトは半分に、アスパラガスはエリンギと長さを揃えて切る。
3. 半分に切ったししとうにピザ用チーズをつめて、半分に切ったベーコンを巻く(この時、乾燥スパゲティでとめておくと崩れにくい)
4. 鉄板に、ししとうのベーコン巻きと切った野菜をバランス良く並べる。
5. 塩、黒こしょう、オリーブオイルを全体にかける。
6. 200度のオーブンで15~20分ほど焼いて完成。

熱い夏を旬野菜ししとうで乗り切ろう!

 

 

ししとうは栄養価も高く、夏バテ予防にも効果的だと言われる野菜です。鮮度が大事なお野菜は、旬にこそ食べるべき!食欲が落ち込みがちな暑い夏に、少し刺激的なししとうはピッタリですね。

 

ししとうは、生活科の授業で育てる小学校があるくらい、生命力が強く初心者でも育てやすい野菜です。プランターでも簡単に育つため、キッチン横で育てて、採れたてのししとうをお料理に活用できたら素敵ですよね!新鮮なししとうを使ったお料理で美味しく夏を乗り切りませんか。