ガーデニングのプロが選んだおすすめツール「スコップ」

2020年3月19日


素敵な庭をつくるガーデナーの方や商品情報に詳しい園芸店のバイヤーの方たちに、ガーデニング初心者にぴったりのアイテムを教えていただきました。今回は、庭仕事に欠かせない「スコップ」にクローズアップ。ガーデニングのプロの皆さまにおすすめのアイテムを教えてもらいましたので、ご紹介いたします。

目次

教えてくれた人「有島薫」さん

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有島薫(ありしま かおる) ローズアドバイザー。バラを主としたコンテナ栽培のスペシャリスト。 既成概念にとらわれない自由な発想でバラの魅力と栽培の楽しさを伝えている。 バラ関連のセミナーでは「気軽に手軽にバラ栽培」をモットーに、 栽培テクニックを分かりやすく伝え、理路整然とした明快な語り口が好評。 イングリッシュローズをはじめ、あらゆるタイプの人気品種、最新品種を自ら栽培している。

たくさんすくえて、こぼれにくい「大型移植ゴテ」

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根鉢が大きい植物の植え替えや、培養土に肥料を混ぜ合わす時に使っています。 スコップ部分が大きく、たくさんすくえるスコップは深さもあるので、すくった土を運ぶのにも便利。 こんもり盛ってもこぼれにくい設計になっています。 ハンドル部分は木製で握りやすく、スコップ部分はステンレス製で、さびにくいのもお気に入りポイントです。

ピンポイントで穴が掘れる「スリムな移植ゴテ」

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両側がノコギリ状になっているので込み入った根もカットして穴掘りができ、 寄せ植えの中の一部の植え替え時にとても便利に使えます。 また、幅が5㎝ほどでスリムなスコップなので、球根の植えつけにも便利。 植えつけたい場所にピンポイントで穴掘りができ、いろいろなシーンで活躍します。

教えてくれた人「上野砂由紀」さん

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上野砂由紀(うえの さゆき) 「上野ファーム」(北海道旭川市)のオーナーガーデナー。 ガーデニングを学ぶため、アパレル関係の会社を退職後し単身英国に渡る。 帰国後、米作農家を営む実家で庭づくりを始め、2001年より農場内の庭園を「上野ファーム」として 一般開放している(2020年のガーデン公開期間は4月18日~10月18日の予定)。 北海道ならではの自然を生かした庭づくりに定評がある。ガーデン雑誌ほか著書多数。

ひと回り小さくて最高に使いやすい「浅香工業 丸ショベル 金象 000636」

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ハサミ同様、庭仕事でよく使うスコップ。金象印のこのスコップは通常のものより小ぶり。 ちょっとした小さな穴や、あまり隙間のないところで植え替えしたい時など、 とにかくすごくよく使うスコップです。 女性の力でも穴が掘りやすいというのもあり、この小ぶりなサイズが最高に私には使いやすと思っています。 刃先をシャープに研いで、エッジングや株分けなど、切れ味をよくして使うこともあります。
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手で掘らずに足の力で掘れる「RHS ロング ハンドル バルブ プランター」

RHS ロング ハンドル バルブ プランター

RHS ロング ハンドル バルブ プランター

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これはスコップと言えるかどうかですが…、手で掘らずに足の力で簡単に穴が掘れるタイプのスコップの仲間です。 特に腰痛持ちの人におすすめ!足で少し踏んで、くるりと回すだけで、きれいな円の穴が掘れますよ。 花壇の片隅や株間などピンポイントで穴を掘る時にもとっても便利。 これなら、球根を楽しく植えられます。
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教えてくれた人「堀田裕大」さん

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堀田裕大(ほった やすひろ) 植物の苗や種子、土、肥料、資材のほかヨーロッパ直輸入のアンティーク雑貨まで、 ガーデニングに関するあらゆる商品が揃う園芸店 「Green Gallery GARDENS」(東京都八王子市)のバイヤー兼副店長。 園芸知識が豊富で、ガーデニング事情にも詳しい植物のエキスパート。 個人邸の庭の設計・施工も行っている。

狭い場所でも大活躍!「浅香工業 リトルエレファントシリーズ Gショベル」

浅香工業 リトルエレファント Gショベル

浅香工業 リトルエレファント Gショベル

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プロ御用達の金象印製のガーデニング、アウトドアにおすすめのショベルです。 全長67㎝のコンパクトなサイズで、持ち運びにも便利。 丈夫でサクサク掘れる剣先と、おしゃれな木柄で家庭用にぴったり。 狭い場所で、掘ったり、すくったりと大活躍します。 手に馴染みやすい設計で、なれない方にも扱いやすい便利なショベルです。
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感動の軽さと愛らしいデザイン「永塚製作所 FIELD GOOD ABOVE」

永塚製作所 FIELDGOOD ABOVE

永塚製作所 FIELDGOOD ABOVE

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感動の軽さ! はじめて持つときっとビックリすると思います。 日本でも有数の金属加工の産地、新潟県燕三条製で、しっかりとしたつくりながら重量は45g。 とても軽いので、ガーデニングはもちろん犬の散歩や子どもの砂場遊びなど、 さまざまなシチュエーションでも活躍できそうです。 従来のスコップにはない可愛らしいパステルカラーも魅力です。

教えてくれた人「五嶋ガレット直美」さん

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五嶋ガレット直美(ごとう がれっと なおみ) 武蔵野美術大学卒業後、東京の老舗造園会社に勤務し、多くの庭設計・施工管理に携わる。 5年間勤務した後、フリーに。昨年の夏からニュージーランドで有名なガーデンシティ 「クライストチャーチ」に移り住み、ガーデンデザイナー兼イラストレーターとして活躍中。 著書に『トカイナカに暮らす 房総で野菜づくりに励むイラストレーターのナチュラルライフ』などがある。

丈夫で使いやすい「永塚製作所 FIELDGOOD-IN」

永塚製作所 FIELDGOOD-IN

永塚製作所 FIELDGOOD-IN

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大きさも程よく、土をすくう作業から、掘る作業まで幅広く使えます。 丈夫で使いやすく、長く使える移植ゴテ。 日本でも有数の金属加工の産地、新潟県燕三条製でしっかりとしたつくりで、重量感のあるハイエンドモデルです。 私はゴールドを使っていますが、色のバリエーションが可愛いのもおすすめのポイント。 ニュージーランドにも持ってきて使っています。

グリップが握りやすく痛くならない「WOLF Garten グリップハンドル式花スコップ(大)」

WOLF Garten グリップハンドル式花スコップ(大)

WOLF Garten グリップハンドル式花スコップ(大)

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ドイツのデザイン賞も受賞した、握りやすいグリップハンドル一体型のスコップ。 WOLF Garten は1925年ドイツで創業されたガーデニングツールの老舗で、 質が高く、人間工学に基づいた設計&デザインに定評があるんですよ。 グリップが握りやすいので、手が痛くならないのが魅力。 また、赤い色は庭で作業していて、探しやすいのも嬉しいポイント。 しっかりしているので、長く使える移植ゴテです。
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教えてくれた人「太田勲」さん

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太田勲(おおた いさお) イギリスの伝統的で歴史ある庭を再現したイングリッシュガーデン 「アンディ&ウィリアムス ボタニックガーデン」(群馬県太田市)のヘッドガーデナー。 植物の性質や育て方を熟知した庭づくりのエキスパート。 育て方はもちろんガーデンデザインまで幅広く相談にのってくれる。

鋸刃で細根もカット「M-3ステンレス山菜ナイフ」

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しっかりと重さがあるので、土に入りやすいスコップです。 鋸刃がついているので、細い根などでも簡単に切ることができますよ。 ガーデニングにはもちろん、アウトドアや山菜採りなどにも活躍しそう。 小枝がカットできる鋸刃つきのスコップなので、細い根なども切ることができ、便利に使えます。

細身で回し切りもOK「石黒産業 GBフローラルプランター F-20」

ガーデンヘルパー フローラルプランターF−20

ガーデンヘルパー フローラルプランターF−20

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細身で、土が掘りやすいギザ刃つき。土に挿してから回し切りができるので、 余計な場所を掘らずにすむスコップです。 植物が混んでいる場所の植え替えや移植、寄せ植え作業などに便利に使えます。 球根などの植え付けに活躍する目盛つきで、慣れない方にもおすすめです。
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教えてくれた人「黒田明雄」さん

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黒田明雄(くろだ あきお) イギリスをはじめ、ヨーロッパを中心に世界中の選りすぐりのガーデンツール、ガーデンウェア、 プランターなどのガーデンアイテムを取り扱う「庭道具屋tool box」オーナー。 コンセプトは、「庭を楽しむ道具・庭を演出する道具」。 オーナー自らが厳選した道具は、どれも‘その国のプロに支持されているもの’ばかり。 フォルムが美しく機能的にも優れた本物の道具を使うことで、庭仕事がさらに楽しくなることを推奨し続けている。

耐久性も高く使いやすさ抜群の「万能ハンドスコップ」

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オーストラリア製の秀逸なハンドスコップです。 ハンドルの持ち方を変えて使うことで、鉢の土入れ、穴掘り、掘り起こし、移植、土均しなど多用途に使えます。 このスコップのスゴイところは、手首の負担が少なく済むように考えられたユニバーサルデザインでもある点。 本体はステンレス製、ハンドルがアルミニウム製なので、雨ざらしでも錆びる心配がありません。 バルコニーやガーデンに置きっぱなしにしておいても平気ですよ。 円筒状に曲げたカーブ部分が強度を出しているため、丈夫なのもポイントです。

銅の特性を利用した魅力あふれる「銅製ハンドスコップ」

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ヴィクトル・シャウベルガーの銅理論を実用化した、銅製ガーデンツールのひとつです。 銅イオンが植物を活性化するといわれ、実際に、実証試験も行われています。 摩擦係数が少ないので、土への抜き差しがしやすいのが特長。 銅イオンの働きで、土の保水力も高まりますよ。 また、よく耕すことで、ナメクジの嫌いな土に変わっていきます。 銅は経年変化で徐々に色合いが変化し、アンティークカラーになっていくのも素敵。 ハンドスコップが欲しいなと思ったら、まず、おすすめしたい1本です。

プロが選んだおすすめのスコップを使ってみよう!

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スコップも、ガーデニングをするうえで欠かせないグッズのひとつ。 まずは、自分の手の感覚に合っているか?用途にあっているか?を基準に選んでみてはいかがでしょうか。 スコップはサイズや種類が多く、迷ってしまう人も多いと思いますが、 ガーデニングのプロがお気に入りのツールを参考に、好みの色やデザインを探して、 自分にぴったりのアイテムを見つけ出してみてくださいね。