ガーデニングのプロが選んだおすすめツール「プランター&鉢」
素敵な庭をつくるガーデナーの方や商品情報に詳しい園芸店のバイヤーの方たちに、ガーデニング初心者にぴったりのアイテムを教えていただくこの企画。ここでは、植物を買った後に必要な「プランター」と「鉢」に注目。ガーデニングのプロの皆さまにおすすめのアイテムを教えてもらいましたので、ご紹介いたします。
目次
教えてくれた人「有島薫」さん
![(26601)](https://garche.jp/item_images/images/000/026/601/medium/4461dcc5-7bc5-4d90-bb0b-58b04836364c.jpg?1583817189)
ローズアドバイザー。バラを主としたコンテナ栽培のスペシャリスト。
既成概念にとらわれない自由な発想でバラの魅力と栽培の楽しさを伝えている。
バラ関連のセミナーでは「気軽に手軽にバラ栽培」をモットーに、
栽培テクニックを分かりやすく伝え、理路整然とした明快な語り口が好評。
イングリッシュローズをはじめ、あらゆるタイプの人気品種、最新品種を自ら栽培している。
イングリッシュローズと好相性!どんな植物も絵になる「ウィッチフォード社製の素焼き鉢」
![(26677)](https://garche.jp/item_images/images/000/026/677/medium/fabcf7d9-ac06-46c3-92b5-3eaf7d3167f3.jpg?1583904835)
ガーデニングの本場イギリスに行くと、
どのガーデンでも陶器の鉢が使われていて「さすがだなぁ」と思います。
僕は、世界中のガーデナーから愛され続けているウィッチフォード社製の
素焼き鉢がお気に入りで、長年、少しずつ買い集めています。
この鉢は、どんな植物を植えても見映えがよくなり、
周囲の雰囲気ともなじんで調和するところがスゴイ。
特に、イングリッシュローズとの相性は抜群です。
肉厚の焼き鉢なので、夏の太陽光を側面から受けても
土の温度上昇が抑えられ、根焼けを起こしにくいのも魅力ですね。
教えてくれた人「上野砂由紀」さん
![(26604)](https://garche.jp/item_images/images/000/026/604/medium/b63a32db-f790-482e-8b13-01341913df59.jpg?1583817234)
「上野ファーム」(北海道旭川市)のオーナーガーデナー。
ガーデニングを学ぶため、アパレル関係の会社を退職後し単身英国に渡る。
帰国後、米作農家を営む実家で庭づくりを始め、2001年より農場内の庭園を「上野ファーム」として
一般開放している(2020年のガーデン公開期間は4月18日~10月18日の予定)。
北海道ならではの自然を生かした庭づくりに定評がある。ガーデン雑誌ほか著書多数。
素敵なリース風の寄せ植えが簡単に作れる「リング型バスケット」
このバスケットは上野ファームでも販売していて、いつも大人気!
使っていてとても便利なのが、リング式の寄せ植え用バスケットであること。
これは昔からのロングヒット商品で、
寄せ植えをやる方はみなさん多分ご存知のリング型バスケットですが、
初心者の方にもおすすめです。
ドーナツ型のカゴになっていて、
土が漏れないようにビニールが張られているので、
その中に土を入れてかわいいリース型の寄せ植えがすぐに作れるのが
うれしいところ。
9cmポットがちょうど入る幅なので、
買ってきたばかりのポット苗(ビオラや多肉植物など)を
そのままポットから出さずに並べるだけで、
あっという間に素敵なリース風の寄せ植えが完成します。
ワイヤー製のものもありますが、カゴ風の方が断然かわいくておすすめです。
軽くて誰でも楽に運べるテラコッタ風の「FRP製 軽量 植木鉢」
上野ファームのほとんどの寄せ植えに使っている、
ファイバー入りの強化プラスチック系(FRP素材)の植木鉢です。
最近「重たいものは持てない」というお客様が増えていて、
「でも、安っぽいプラスチックは嫌だ」という方もいるので、
見ためは素敵なテラコッタのように見えるけどとても軽く、
繊維入りで丈夫で寒さにも強いプラスチックの植木鉢が、
長持ちしていいなと思っています。
特に、凍結ですぐに割れる北国は、そういった鉢が合っていると感じています。
プラスチック製の鉢は安っぽいイメージがありますが、
最近のFRP素材の鉢は、かなりリアルなものが多く、
見ためは本物の素焼きの鉢のように見えたりしますよ。
使い勝手がいいのにおしゃれでかわいい「root pouch(ルーツポーチ)」
![(26688)](https://garche.jp/item_images/images/000/026/688/medium/88840337-5bb9-4125-88d9-17eeac65981e.jpg?1583906752)
バックみたいに持ち運べるフェルトのような感触のエコポット。
海外では以前からよく見かけていたのですが、
見た目もかわいくて100%リサイクル素材(不織布)なので、
とってもエコな今までにないポットです。
草花やハーブ、多肉植物、キッチンガーデンをカラフルなポットで
かわいくしたい方におすすめ。
布製だから、カラーマーカーで花名や好きな絵を描いてもかわいいですよ。
育苗・植栽用の植木鉢としてだけでなく、ポットカバーにしたり、
ガーデニングバッグとして使ったり……。
アイデア次第で、さまざまな用途に使えます。
教えてくれた人「堀田裕大」さん
![(26608)](https://garche.jp/item_images/images/000/026/608/medium/55ddd156-edd8-4495-ad5c-e56be206aa4e.jpg?1583817299)
植物の苗や種子、土、肥料、資材のほかヨーロッパ直輸入のアンティーク雑貨まで、
ガーデニングに関するあらゆる商品が揃う園芸店
「Green Gallery GARDENS」(東京都八王子市)のバイヤー兼副店長。
園芸知識が豊富で、ガーデニング事情にも詳しい植物のエキスパート。
個人邸の庭の設計・施工も行っている。
植物との生活時間を増やしたい人に「PLTプランツテーブル&PLTプランツボックスシリーズ」
室内用の鉢カバーです。
この鉢カバーは、もとはアメリカで荷物を運搬する時に使っていた木枠を
再利用してデザインされた、アップリサイクル商品。
観葉植物などグリーンの鉢の上にサイドテーブルをつけるなんて
ユニークな発想ですよね。
2枚の天板を植物に挟んで、植木鉢の上に置くだけで
簡単にテーブルに早変わりします。
木の下で本を読んだり、お茶をしたり……。
これがあれば、植物との生活時間がもっと増えると思いますよ。
100%リサイクル素材でできたおしゃれポット「root pouch(ルーツポーチ)」
ブラック、ブラウン、ネイビーが揃う、おしゃれな不織布製のポットは、
野菜、植木、草花など多種多様な植物に使えます。
鉢植えの場合、鉢底石を入れる必要もありません。
鉢の素材は土に分解されるので、庭植えの場合そのまま地面に植えられますよ。
植えつけ、植え替え、管理も簡単にできるので
初心者さんにもぴったりのポットといえますね。
教えてくれた人「五嶋ガレット直美」さん
![(26612)](https://garche.jp/item_images/images/000/026/612/medium/6b8cd0fd-b4e1-418c-9e80-b5522d5c860f.jpg?1583817363)
武蔵野美術大学卒業後、東京の老舗造園会社に勤務し、多くの庭設計・施工管理に携わる。
5年間勤務した後、フリーに。昨年の夏からニュージーランドで有名なガーデンシティ
「クライストチャーチ」に移り住み、ガーデンデザイナー兼イラストレーターとして活躍中。
著書に『トカイナカに暮らす 房総で野菜づくりに励むイラストレーターのナチュラルライフ』などがある。
軽くて丈夫!おしゃれな雰囲気の「LLブリティッシュ Pプランター」
このプランターは、花から野菜まで幅広い植物を育てることができます。
たくさん土が入るので水やりも楽だし、何もよりも根がよく育ち、
元気に大きく育ってくれるのがうれしいですね。
そして、質感がよく、デザインもおしゃれなのに鉢自体は
とても軽くて扱いやすのも気に入っている理由です。
大きめの野菜を栽培する時に最適「アップルウエアーの野菜鉢」
深鉢で安定感があるので、
トマトやナスなど大型の野菜を育てるのに使っています。
スリット入りで鉢底全体が排水できるようになっていて、
とても空気の流通がよく育ちが良いところも気に入っています。
日本にいた時に使っていました。
鉢の色合いも深緑で落ち着いていて、果菜類が映えていい感じ。
リサイクル原料を使っているという製造会社の取り組みも気に入っています。
教えてくれた人「太田勲」さん
![(26616)](https://garche.jp/item_images/images/000/026/616/medium/c898e55e-3c8a-4331-8612-e279b5966117.jpg?1583817440)
イギリスの伝統的で歴史ある庭を再現したイングリッシュガーデン
「アンディ&ウィリアムス ボタニックガーデン」(群馬県太田市)のヘッドガーデナー。
植物の性質や育て方を熟知した庭づくりのエキスパート。
育て方はもちろんガーデンデザインまで幅広く相談にのってくれる。
おしゃれ感と使いやすさを両立した植木鉢「ボタニーシリーズ」
この鉢はプラスチックに天然素材を混ぜることで、
テラコッタや石のような質感が出ているのがポイント。
素焼き鉢よりも軽く、割れにくいのが特長です。
鉢の形やサイズ、カラーなどのラインナップもとても豊富。
鉢底には排水穴がついていますが、鉢底栓をつければ、
鉢カバーにも使えるので便利ですよ。
教えてくれた人「黒田明雄」さん
![(26620)](https://garche.jp/item_images/images/000/026/620/medium/db1c0aa0-7f35-411b-bdb2-5d19967fefd1.jpg?1583817503)
イギリスをはじめ、ヨーロッパを中心に世界中の選りすぐりのガーデンツール、ガーデンウェア、
プランターなどのガーデンアイテムを取り扱う「庭道具屋tool box」オーナー。
コンセプトは、「庭を楽しむ道具・庭を演出する道具」。
オーナー自らが厳選した道具は、どれも‘その国のプロに支持されているもの’ばかり。
フォルムが美しく機能的にも優れた本物の道具を使うことで、庭仕事がさらに楽しくなることを推奨し続けている。
小さくとも個性を発揮する「銅製プランター 直径106mm」
![(26625)](https://garche.jp/item_images/images/000/026/625/medium/5a9194a5-4a4b-4f9e-92b6-7f7edf6dca21.jpg?1583817722)
最近の多肉植物が流行するなかで、
小さくても個性のある鉢が求められているような気がします。
このミニ鉢は、植物を飾って楽しみたい人や単品植えにぴったり。
銅の経年変化による水の跡、色の変化、緑青などにより、
唯一無二の鉢が出来上がります。
また、銅の効能により、ナメクジ除けにもなりますよ。
寄せ植えにカッコいいひと鉢「銅製プランター 直径38cm」
![(26628)](https://garche.jp/item_images/images/000/026/628/medium/5aaba4c6-629a-4222-baac-331f5c71ecb3.jpg?1583817770)
とっても珍しい100%銅でできた、
直径38cmの大きめサイズのプランターです。
ヘラ絞りで作られた美しい曲線が魅力的。
寄せ植え鉢に使えば、注目を浴びること間違いありません。
今、人気の男前ガーデニングにもおすすめです。
プロが選んだおすすめのプランター&鉢を使ってみよう!
![(26636)](https://garche.jp/item_images/images/000/026/636/medium/734206f3-8883-4b04-99c9-c5de3d8e871f.jpg?1583818028)
お気に入りの鉢に花やグリーンを一株植えて庭やベランダに飾るだけでも、雰囲気はガラリと変わりますよ。
鉢を選ぶ際は、色、形、素材、サイズなどさまざまな角度から見て、植物の大きさや特性、栽培環境に合うものを選ぶのがポイントです。
今回は、ガーデニングのプロがおすすめする、見ためと機能性を兼ねたプランターや鉢を紹介しました。
みなさんも植物が快適と思えるような鉢を選んで、ガーデニングライフを楽しんでくださいね。
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