ガーデニングのプロが選んだ庭づくりを楽しく快適にするMYガーデンアイテム「Green Gallery GARDENS」堀田裕大さん

2019年7月19日


素敵な庭をつくるガーデナーの方たちは、どんな道具を選び、使っているのでしょうか? ガーデニング事情に精通し、数々の道具を使いこなしてきた人気園芸店のバイヤー兼副店長である堀田裕大さんに、とっておきの愛用品や優秀なアイテムを教えてもらいましたのでご紹介いたします。

目次

教えてくれた人 「堀田裕大」さん

堀田裕大(ほった やすひろ)

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植物の苗や種子、土、肥料、資材のほかヨーロッパ直輸入のアンティーク雑貨まで、ガーデニングに関するあらゆる商品が揃う人気ガーデニングショップ「Green Gallery GARDENS」(東京都八王子市)のバイヤー兼副店長。
園芸知識が豊富で、ガーデニング事情にも詳しい植物のエキスパート。
個人邸の庭の設計・施工も行っている。

掘田裕大さんのガーデンスタイル

全国はちおうじ都市緑化フェア施工例

全国はちおうじ都市緑化フェア施工例

約1300坪の敷地にガーデニングショップ、アクアショップ、マルシェ、レストランが集い、欲しいものが何でも揃う!とガーデナーの間で人気の「Green Gallery GARDENS」。
ショップでバイヤーと副店長を務める堀田裕大さんは、流行のインドアグリーンを使ったインテリアコーディネートや季節の寄せ植え提案など、誰でも真似しやすいアイデアをTVや雑誌で発信しています。
今回は、最新のガーデニング情報を知る堀田さんに、ビギナーが気軽に楽しめるガーデニングのヒントを教えていただきました。

―どんなテーマやイメージで、庭を造られているでしょうか?

堀田さん:
「当たり前だと思いますが、“人に喜ばれること”を目指して庭づくりをしています。
僕は、仕事として庭づくりに携わっているので、どんな要望やスタイルにも無理の無い範囲で対応できるよう心がけています。
最近はオシャレな品種やガーデニングアイテムが増え、植栽と雑貨コーディネートのちょっとした工夫次第で、ガーデニングを一層楽しめるようになりました。
ここ数年はローメンテナンスな庭(小さな庭、鉢植えを取り入れた庭など)、観葉植物を使ったインドアガーデン、野菜とハーブをミックスした家庭菜園を楽しみたいという声が増えているように感じます。」

―ガーデンビギナーにとって、おすすめの庭とはどんな庭ですか?

堀田さん:
「まずは、自分のお庭の環境を知ることだと思います。
日照時間や土質、周りの環境、自分の価値観など、それらがしっかりと把握できていれば、どのお庭もそんなに難しいことは無いと思いますよ。
最初から大がかりな庭を造ろうと思わず、小さな庭やベランダなら、庭を彩るような季節の寄せ植え鉢をひとつ作ることから始めてみては。
今、流行の観葉植物で室内をオシャレに飾ってみるのもおススメです。
お気に入りの植物を探すことから始めてみてください。」

―美しい庭にするコツやテクニック、表情豊かな庭にするために今注目しているアイテムはありますか?

堀田さん:
「何事も基本が大切!
色彩も形状も基本をいつも忘れないようにすると、キレイにまとまります。
お花の顔や枝の流れ方など、"一つ一つをちゃんと見てあげること"="日々の観察"も大切です。
植物も環境に合った植栽を行えば、素敵に生長しますよ。
また、今、僕が注目しているのは、タカショーの「ベジトラグ グローケア」やCabinotierの「サスティー」といった、水やりのタイミングを教えてくれるアイテムです。
一番失敗しがちなお水の管理ですが、そのタイミングを教えてくれる道具があると助かりますよね!
一方、植栽の際、ポット苗を植えつける時に欠かせないのは、両刃鎌と三角ホー。
移植ゴテよりも植穴を掘りやすく、肥料の混ぜ込みや草刈りもできるので重宝しています。
僕は、大小と植える根鉢に合わせて2種類を使い分けていますよ。」

庭づくりで欠かせない僕のマストアイテム

手際よく作業を進めるために欠かせないガーデン道具。
堀田さんが長く愛用しているアイテムを紹介します。

アルミ材で軽く根にやさしい「喜久和のアルミ根かき棒 2350」

喜久和のアルミ根かき棒 2350

喜久和のアルミ根かき棒 2350

おすすめポイント
「もともと編み棒を改良したものらしいのですが、鉢植えの植え替えや植えつけで根をほぐしたりする時、すき間に土を送ったりする時に使うと便利です。
箸でも代用できますが、専用の道具の方が作業の進みがいいですよ。」

切れ味がなめらかな「おの義刃物のA型改良剪定バサミ8インチ AK-200-2」

おの義刃物のA型改良剪定バサミ8インチ AK-200-2

おの義刃物のA型改良剪定バサミ8インチ AK-200-2

おすすめポイント
「庭木、観葉植物、バラの剪定から枝ものの活け込みまで、1年を通して一番よく使う道具です。
切れ味がなめらかで、多少太めの枝でも良く切れます。
今までいろんなハサミを使ってきましたが、良いハサミはやっぱり使い心地がいいものです。」

スコップ状で多用途に使えて便利「富田刃物の#6500 レジャーナイフ」

富田刃物 No.6500 レジャーナイフ

富田刃物 No.6500 レジャーナイフ

おすすめポイント
「この掘る機能を持つナイフはとても頑丈なので、固い場所の植えつけや根の頑丈な草花の掘り取り、ガチガチになった鉢植えの植え替えなどで大活躍。
植えつけ、植え替えの時は必ず持っていきます。
刃と柄の接合部分にすき間がなく、泥や土が入り込まないように改良されているのがいいですね。」

ガーデンが楽しく快適になる!おススメアイテム

堀田さんおすすめのお気に入りアイテムをご紹介。
あると便利な実用的な道具から気分が高まるガーデニング用品まで、幅広いアイテムを選んでもらいました。

置くだけで絵になる!掃き心地のよい「アズマ工業の庭園ほうき」

アズマ工業 庭園ほうき 名匠160 長柄

アズマ工業 庭園ほうき 名匠160 長柄

おすすめポイント
「花壇まわりの掃き掃除などに毎日使うホウキは、きれいに掃けるものが良いですよね。
それでいて、丈夫で掃きやすく長持ちする、そんなホウキを見つけました。
ヤシの葉脈を使った穂には弾力性があり、落ち葉や小石をしっかり掃き出してくれるので助かります。
天然木でできた柄は、寒い時期でも冷たくないので、持った感触も気持ちがいいですね。」

気分も作業効率もアップする「永塚製作所のFIELD GOOD IN GOLD」

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おすすめポイント
「ガーデニングが楽しくなるアイテムといえば、このゴールドスコップ。
昔ながらの園芸用の移植ゴテの形状はそのままに、今の時代に合うデザインを施しているのが魅力。
誰もが持っているだけで楽しくなるアイテムだと思います。」

熱中症対策に最適!「DEWBUの空調服クーラーベスト」

DEWBU 空調服クーラーベスト

DEWBU 空調服クーラーベスト

おすすめポイント
「夏の野外作業を快適にしてくれる扇風機付きベスト。
涼しい空気を逃さない空調服は、汗を気化させてくれるので、庭仕事を快適にしてくれます。
この夏の熱中症対策にいかがでしょうか?」

携帯用にあると便利「日本野鳥の会のバードウォッチング長靴」

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おすすめポイント
「折り畳みができるオシャレな長靴。
普通の長靴よりも動きやすいのがうれしいですね。
軽量な天然ゴム製で、くるくるとたたんむとコンパクトになり、付属品の収納袋に収まります。
僕だけでなく、ガーデナーに愛用者の多い人気の商品です。」

快適に水やりができる「ロイヤルガーデナーズクラブ メタルノズルⅡ」

ロイヤルガーデナーズクラブ メタルノズルⅡ

ロイヤルガーデナーズクラブ メタルノズルⅡ

おすすめポイント
「水圧やシャワーの細かさなどの調整ができ、最高に使い勝手のいいシャワーヘッドです。
これまでは、シャワーヘッドはいつもすぐに壊れてしまうイメージでしたが、持ちも良く快適な水やりができますよ。」

堀田さんにとってガーデニング道具とは

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堀田さん:
「僕は仕事柄、ハサミだけでも10種類は使い分けています。
その作業に合った道具を見つけると作業効率も上がりますし、仕上がりも良くなります。
それに、その作業専用の使い方をすれば道具に無理を与えないので長持ちしますし……。
そのことに気がつくまでは、ハサミを何丁壊したことか(笑)。

僕は、植物の見た目の美しさの一つに、機能美があると思うんです。
いかに効率よく光合成をするか考えられた葉の広がり方、与えられた環境で受粉を行うための花の形、子孫を広げるための種子の形状など、道具も機能的なデザインのものって見た目も美しいんです。
例えば、グリップのラインや刃の形とか……。
そんな道具を使えるのってワクワクしますよね!
美しい花を植える時の気持ちのように――。」

どのアイテムを選んでいいか分からない時は、ショップのスタッフに相談してみるのが近道だと話す堀田さん。堀田さんのような道具選びの達人が、きっと自分にぴったりのアイテムを教えてくれるはずです。あなたも堀田さんの道具選びのアイデアやアドバイスを参考に、とっておきのアイテムに出会ってみてくださいね!