オジギソウ(おじぎ草)の育て方とは?かわいい花が特徴のオジギソウを種から育てる方法をご紹介
葉に触れるとおじぎをするように閉じてしまう、不思議な「オジギソウ(おじぎ草)」。そのユニークさに加え可愛らしい花を咲かせることから、人気の高い植物です。今回はオジギソウの育て方を中心に、栽培のポイントや冬越しの方法、必要なツールなどもご紹介します。
目次
オジギソウ(おじぎ草)とは
オジギソウ(おじぎ草)の特徴
オジギソウの特徴は、なんと言ってもその不思議な習性。葉に刺激が加わると、徐々に葉を閉じていき下向きに垂れ下がってしまいます。
下がった葉の見た目がおじぎに似ているため、「オジギソウ」という名がついたほどです。
眠っているようにみえることから、「ネムリグサ」という別名もあります。
ただ、面白いからといって頻繁に触れてしまうと、生育に悪影響が出てしまうのでほどほどに。
下がった葉の見た目がおじぎに似ているため、「オジギソウ」という名がついたほどです。
眠っているようにみえることから、「ネムリグサ」という別名もあります。
ただ、面白いからといって頻繁に触れてしまうと、生育に悪影響が出てしまうのでほどほどに。
昔から日本にあるイメージですが、原産は南アメリカやブラジルです。
江戸時代あたりに、日本に入ってきたと言われています。
本来は多年草なのですが、暖かい地方が原産のため寒さに弱く、日本では一年草として販売されていることがほとんどです。
オジギソウは葉に注目が集まりがちな植物ですが、花は花でとても可憐。
ピンク色や紫色をした、丸くて小さい花をつけます。
アカツメクサやセンニチコウに少し似ているかもしれません。
オジギソウ(おじぎ草)の栽培スケジュール
オジギソウを育てるには、苗を植え付ける方法と種をまく方法があります。
苗を植え付ける場合は6月、種をまく場合は5月中旬から6月中旬あたりが適切です。
前述通り寒さに弱いため、暖かくなってから行いましょう。
苗を植え付ける場合は6月、種をまく場合は5月中旬から6月中旬あたりが適切です。
前述通り寒さに弱いため、暖かくなってから行いましょう。
肥料はほとんど必要ないとされています。
もしあげる場合は、1シーズンに1回程度に抑えましょう。開花時期は7月から9月頃です。
オジギソウ(おじぎ草)を育てる環境
オジギソウを育てる上で、日当たりと水はけはかなり重要なポイントです。
日照不足だと生育が悪くなるので、なるべく日の当たる暖かい場所に植えるようにしましょう。
日本の猛暑にもある程度耐えてくれますが、直射日光が当たりすぎると葉焼けを起こすことがあるので、真夏は少し日の当たり方を気にした方がいいかもしれません。
日照不足だと生育が悪くなるので、なるべく日の当たる暖かい場所に植えるようにしましょう。
日本の猛暑にもある程度耐えてくれますが、直射日光が当たりすぎると葉焼けを起こすことがあるので、真夏は少し日の当たり方を気にした方がいいかもしれません。
オジギソウ(おじぎ草)を育てるポイント
オジギソウは特別なお世話がほとんど必要ないので、育てるのは比較的簡単と言えます。
水やりと肥料
オジギソウは乾燥を好まないので、土の表面が乾いたらたっぷりと水をあげましょう。
ただし、常にしめっている状態だと根腐れを起こしやすくなります。
植え付けの段階で、水はけの良い土を選ぶようにしてください。市販の草花用培養土でも十分です。
ただし、常にしめっている状態だと根腐れを起こしやすくなります。
植え付けの段階で、水はけの良い土を選ぶようにしてください。市販の草花用培養土でも十分です。
また、肥料はほとんど必要ありません。むしろ肥料をあげすぎると、葉ばかりが茂って花が咲かなくなることも。
かなり弱っているときに1回など、必要最低限にとどめましょう。
持ち運びしやすいジョーロ
お庭にたくさんの植物がある場合は、大容量のジョーロがおすすめ。
こちらのジョーロは4L入りますし、持ち運びしやすい取っ手や水がこぼれにくいフタなどがついているため、お庭での庭作業にうってつけです。
こちらのジョーロは4L入りますし、持ち運びしやすい取っ手や水がこぼれにくいフタなどがついているため、お庭での庭作業にうってつけです。
かかりやすい病害虫
オジギソウは丈夫な上、あまり虫も寄ってきませんが、ときどきハダニやカイガラムシが発生することがあります。
特に乾燥するとハダニが寄ってきやすいので、ご注意ください。
特に乾燥するとハダニが寄ってきやすいので、ご注意ください。
便利な殺虫剤
ハダニに寄生されると発育不良になってしまうので、見つけたら速やかに駆除することが大切です。
こちらの殺虫剤なら、植物に負担をかけずにハダニやカイガラムシを退治することできます。
こちらの殺虫剤なら、植物に負担をかけずにハダニやカイガラムシを退治することできます。
冬越し
南米原産のオジギソウは、日本の冬に耐えることができません。
夏にきれいな花を咲かせてくれても、ほとんどの個体が冬を越せずに枯れてしまうのです。
しかし、沖縄などの冬でも比較的暖かい地方や、室内の暖かい場所で育てている場合、
枝を剪定しておけば、まれに翌年も花を咲かせることがあります。
当てはまる方は、冬越しに挑戦してみてもいいかもしれませんね。
夏にきれいな花を咲かせてくれても、ほとんどの個体が冬を越せずに枯れてしまうのです。
しかし、沖縄などの冬でも比較的暖かい地方や、室内の暖かい場所で育てている場合、
枝を剪定しておけば、まれに翌年も花を咲かせることがあります。
当てはまる方は、冬越しに挑戦してみてもいいかもしれませんね。
植え付け、植え替え
上記の通り、冬にはほぼ枯れてしまうので、植え替えの必要はありません
。翌年もオジギソウを楽しみたい場合は、また1から植え付けをして、新しい個体を育ててあげましょう。
植え付けの時期は5~6月。
地植えの場合は水はけの良い土を選び、株間は25cm前後あけてあげましょう。
。翌年もオジギソウを楽しみたい場合は、また1から植え付けをして、新しい個体を育ててあげましょう。
植え付けの時期は5~6月。
地植えの場合は水はけの良い土を選び、株間は25cm前後あけてあげましょう。
オジギソウ(おじぎ草)の増やし方
オジギソウは苗を買って植え付ける以外に、種をまいて育てることもできます。
枯れた花から種を収穫し、翌年まくことによって、子孫を繁栄させることができるのです。
枯れた花から種を収穫し、翌年まくことによって、子孫を繁栄させることができるのです。
種の収穫
マメ科のオジギソウは、花が終わったらさやの中に種をつけます。
さやが茶色くなったらさやごと収穫し、そのまま陰干しに。
完全に乾燥したら、さやの中から種を取り出し、封筒などに入れて冷暗所で保管します。
封筒の中に乾燥剤を入れておくと、なおいいでしょう。
さやが茶色くなったらさやごと収穫し、そのまま陰干しに。
完全に乾燥したら、さやの中から種を取り出し、封筒などに入れて冷暗所で保管します。
封筒の中に乾燥剤を入れておくと、なおいいでしょう。
種まき
種まきの時期は5月中旬から6月中旬ですが、発芽温度が25℃から30℃なので、暖かくなるまで待ちましょう。
ただし、暖かくなったからと言って、そのまままいてはいけません。
オジギソウの種は表面が固いので、1~2晩水につけて給水させてください。
種をまいたら、しばらく日陰で水を切らさないように育てれば、1週間ほどで芽が出てきます。
ただし、暖かくなったからと言って、そのまままいてはいけません。
オジギソウの種は表面が固いので、1~2晩水につけて給水させてください。
種をまいたら、しばらく日陰で水を切らさないように育てれば、1週間ほどで芽が出てきます。
オジギソウ(おじぎ草)の花言葉
オジギソウの花言葉は、「感受性」「繊細な感情」「敏感」など。
どれもデリケートな意味を持っていますね。
やはり、触れると敏感に反応する習性から来ているのでしょう。
中には、「失望」といった少し強めの言葉もあるようです。
オジギソウの花言葉を知った上で育ててみるのも良いのではないでしょうか。
どれもデリケートな意味を持っていますね。
やはり、触れると敏感に反応する習性から来ているのでしょう。
中には、「失望」といった少し強めの言葉もあるようです。
オジギソウの花言葉を知った上で育ててみるのも良いのではないでしょうか。
初心者向けのオジギソウ(おじぎ草)栽培を楽しもう
オジギソウは寒さにこそ弱いものの、肥料や虫除けの手間があまりかからず丈夫なので、初心者向けの植物と言えそうです。
葉はユニーク、花は可憐、育てやすい、3拍子揃ったオジギソウ。
葉も花も楽しめるオジギソウに興味が出たら、あなたのお庭にも加えてあげてくださいね。
葉はユニーク、花は可憐、育てやすい、3拍子揃ったオジギソウ。
葉も花も楽しめるオジギソウに興味が出たら、あなたのお庭にも加えてあげてくださいね。