ストレリチア(極楽鳥花)の育て方は?種類や水やりについて、肥料・用土などストレリチアの栽培方法
ストレリチアは、ためらうことなく伸びた葉を従えながら、虹色の羽をまとった鳥が飛び降りたようにハッと息を飲むほどあでやかな花。幻想的な雰囲気に包まれ、極楽鳥花の名を冠したストレリチアは、まわりを寄せつけないほど圧倒的な気品が漂います。
目次
ストレリチアとは?
大きな葉を伸ばす姿がエキゾチックなストレリチア。碧い花とオレンジの茎のコンビネーションが幻想的なほど美しい別名「極楽鳥花」を持つストレリチアの原産地は、南アフリカです。原色の野鳥が飛び交う密林の足下に突然現れる花として、絵画にも登場していますよ。
ストレリチアの育て方と栽培のポイント
基本的な生育のサイクル
植え替え期:4月~9月
開花期:5月~10月
※関東地方以西基準
開花期:5月~10月
※関東地方以西基準
置き場所
日当たりと水はけが良く北風の当たらない温暖な場所がベスト。鉢植えなら冬は寒さをしのげる場所に置いてください。
水やり
春~秋は土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えて。霧吹きで葉水を与えると良いですよ。冬は控えめにするのがポイント。
栽培のポイント
花つきを良くするためには、日当たりの良い場所を選んで植えつけましょう。暖地でも冬は北風が当たらない場所に、腐葉土などの有機物を十分に混ぜてから植えつけます。
鉢植えなら季節によって場所移動ができるのでベターです。根が太く、乾燥には強いので水は鉢土が乾いてから与え、与えすぎないこと。特に冬に水を与えすぎると根腐れを起こしやすいので注意します。
地植えにした場合は根づいてしまえば特に水やりをする必要はありません。1~2年に1回は植え替えをしましょう。
しっかり根を張るので、鉢植えはすぐに根詰まりしがちです。根詰まりすると生育が衰え、花つきが悪く、立ち枯れを起こしやすくなりますよ。
地植えした株を掘り上げる場合は、10月中に済ませましょう。咲き終わった花は、早めに花茎の根元から切り取ります。
主な病害虫
害虫:カイガラムシ、ハダニ
病気:特になし
病気:特になし
ストレリチアを上手に育てる用土、肥料とは
初期の生育に必要な有機質肥料をブレンドした土
赤玉土や鹿沼土、ピートモスなどをバランスよく配合し、保水性と排水性を兼ね備えた観葉植物専用の培養土です。初期生育を助ける有機元肥も配合され、そのまま使用できます。
ストレリチアの葉の色を濃くあざやかにする速効性の液体肥料
葉の色を鮮やかにする液体肥料。ストレリチアが健やかに育つために必要な15種類の栄養素をバランスよく配合。有効成分を吸収しやすくし、施肥後すぐに効くチッ素を多く含んでいます。定期的な葉面散布で、きれいな葉色を保てます。
30日間効果が持続。幅広い植物に使用できる
アブラムシ類、アザミウマ類、コナジラミ類、ハダニ類、ハスモンヨトウ 花や緑幅広い植物に使える殺虫殺菌剤です。害虫に対しては速効性とがあります(アブラムシで約1カ月)を実現。病原菌の侵入を防いで病気も防除します。
さまざまな種類があるストレリチア
ストレリチア属で良く知られている4種のなかでは「ストレリチア・レギネ」が最もよく栽培され、ストレリチアの代名詞的な存在です。花は鮮やかなオレンジ色の萼(がく)と青色の花弁からなり、温度を保てば周年開花し、切り花にして飾ると豪華な演出ができます。