パクチー(コリアンダー)の栽培方法!種まき・収穫時期や水やり、肥料・用土などパクチーの育て方
香草、コエントロ、パクチー、シャンツァイ、コリアンダー。どれも同じものなのに国によってこんなに名前が違うのは、それほどたくさんの民族に愛されているハーブだからですね。東南アジアの料理に欠かせないイメージが強いですが、原産地のヨーロッパでも古くから珍重され、今や料理だけでなくスイーツにも利用されている人気急上昇中のハーブです。
目次
消化促進の効能?!コリアンダー(パクチー)とは?
地中海東部が原産でセリ科の一年草です。独特の芳香を放つハーブで葉だけでなく、花も茎も根も実も残すところなく全部食べられるって知っていましたか?
香りが個性的で強いので、仕上げのアクセントに飾るだけでもOK。タイ料理のトムヤムクンスープに、フランス料理のサラダに、メキシコの豆料理に。少しプラスするだけで各国料理の深みが増し、食べるだけで海外旅行をした気分になれそうです。
こんなによく使われる理由は、古くから薬草として用いられたからですね。消化促進に効果があるといわれています。温暖な地域では越冬できるので、一年中、収穫することもできますね。
コリアンダー(パクチー)の育て方と栽培のポイント
基本的な生育のサイクル(関東地方以西基準)
種まき期:4月~7月中旬
収穫期:5月下旬~11月中旬
収穫期:5月下旬~11月中旬
置き場所
丈夫なので、半日陰でも育ちます。水はけの良い場所を選び、風通しを良くして害虫に注意しながら管理しましょう。
水やり
乾燥を嫌うので水はしっかりと与えますが、だらだらやり過ぎると根腐れの原因になります。地表が乾いてから、たっぷり水やりするのがポイントですよ。
栽培のポイント
種は硬い殻のようなものに覆われた中に2つ入っています。種まきの際には、軽くこすって殻から種を出してやるか、ビンなどに種と砂を入れて振って殻にヒビを入れてやると、発芽しやすくなります。
種は一晩水に漬けてから種まきします。2週間程度で、びっしり発芽するので何回か間引きをしながら10㎝程度の間隔を開けて株を育てます。
植え替えを嫌うので、定植できる場所を選びましょう。収穫まで約2カ月。やがて茎が伸びてトウが立ち、枯れるまでが1~2カ月。
長く収穫したければ、1カ月ずらして種まきをすれば、1カ月遅れのサイクルで採取できるので、フレッシュなコリアンダーがいつでも味わえますよ。
収穫の際は茎を残して葉を摘んでいきましょう。次々に伸びてくるのでどんどん収穫しても大丈夫です。
主な病害虫
害虫:アブラムシ、ヨトウムシ
病気:乾燥によるウドンコ病
病気:乾燥によるウドンコ病
コリアンダー(パクチー)を育てるための土、肥料、薬剤とは
有機堆肥&カルシウム入り。丈夫で風味豊かに育てる専用土
木質堆肥、ココナッツファイバーなどの有機たい肥が配合され、排水性、保水性、通気性、保肥に優れた培養土です。根の生育を良くする海藻成分や、植物をしっかり育てるカルシウムを配合しています。
ミネラルたっぷり!おいしいコリアンダー(パクチー)が収穫できる
化成肥料と有機肥料のいいところを組み合わせ、すぐに効いた後、安定した効果が約1~2カ月続く固形肥料です。カルシウムや葉色を良くするマグネシウムが配合され、生育を促します。
オーガニック志向の方にぴったり!ヤシ油を使った殺虫殺菌剤
天然物(ヤシ油)由来の有効成分で、臭いも少なく、収穫前日にも使用できます。アブラムシ類やハダニ類、うどんこ病に効果的です。
サラダやスープなどの料理に!フレッシュなコリアンダー(パクチー)を楽しもう!
コリアンダー(パクチー)は、ハーブの中でも群を抜いて個性のある香りで、好き嫌いがはっきりした香りと言ってもいいほどですね。その分、好きな人は病み付きに……。
不思議な魅力を持つコリアンダーを種から育てると、間引きした葉はサラダやスープのトッピングに使えるので料理の幅が広がります。一気に料理の腕がアップすること間違いなしですよ!
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