シソ(紫蘇 しそ)の育て方は?大葉との違いは?プランターや室内でできる栽培方法のご紹介
シソ(紫蘇 しそ)は「大葉」とも呼ばれ、葉だけでなく穂ジソも料理の薬味として大活躍の植物です。
シソは初心者でも簡単に育てることができますよ。
室内なら害虫の心配もなく、手軽に家庭菜園を楽しめますね。
今回は、シソの基本情報から栽培方法をご紹介します。
目次
シソ(紫蘇 しそ)とは?
シソの特徴
薬味としても多用される「大葉」は、実は青じそのこと。
さらに今話題の「エゴマ」もシソの仲間です。
赤シソは、色付けとして梅干しや生姜などに使われていますよね。
ビタミンやミネラルも多く含み、シソの葉のポリフェノールは薬味としておいしいだけでなく、消臭効果や抗酸化作用も期待されています。
初心者でも簡単、かつプランターなどを使って室内で栽培が可能なため、シソは家庭菜園の初心者にもおすすめの植物です。
シソの基本情報
最も適した生育温度が20~23℃なので、暖かくなり始めたころを目安に植え付けを行いましょう。
寒冷な地域なら、7月中旬ころまでを目安に行うとよいでしょう。
植えるときは、15~30cmの間隔を開けて植え、本葉が2~3枚になったら二本だちにします。
本葉が10枚以上になったら収穫時期。
下の葉から順に収穫していきましょう。
シソに適した環境
置き場所(日当たり)
半日蔭までなら栽培可能ですが、日当たりが悪過ぎると徒長したり、葉色や香りが悪くなってしまう恐れがあります。
用土
シソは湿った環境を好むため、土の感想を防ぐために腐葉土を敷き、水やりをしっかりとするようにしましょう。
特に植え付け後、根が張るまでは水をたっぷりと与えるようにしてくださいね。
水が不足すると葉がしおれてしまうため、常に土に湿り気を持たせるよう意識して水やりをするのがポイントですよ。
シソ栽培に適したプランター
プランターは60型サイズの一般的なもので充分ですよ。
おすすめのプランターをご紹介します。
リッチェル Richell ウルオ プランター 60型
色は2色から選ぶことができます。
シソの育て方①
水やり、肥料、害虫
苗から育てると、発芽しないリスクがないため、大変育てやすいです。
その際、水やりと肥料がとても重要となります。
プランターなどに植え付けた直後、根がしっかりと張るまでは水をたっぷりと与えるように意識しましょう。
シソは乾燥に弱い植物ですので、水が不足すると成長が止まってしまいます。
こうなると、収穫の時期が遅れたり、収穫量にも影響が出てしまいます。
こまめに土の湿り気をチェックし、乾燥しないように気を配りましょう。
葉が茂りだしたら、様子を見ながら2週間に1回を目安に追肥をするようにしましょう。
窒素肥料を与えすぎるとアブラムシなどの虫がつきやすくなる傾向にありますが、室内で育てれば害虫に食べられてしまう心配もありません。
もし虫がついてしまった場合は、葉を水で洗い流すなどして早めに取り除き、シソの葉を守りましょう。
小さな虫なら葉を洗い流す程度でOKですが、ベニフキノメイガが付いてしまったら注意が必要です。
ベニフキノメイガの幼虫は食欲が旺盛で、あっという間にシソを食べてしまいます。
シソの葉を住みかとして生活しますので、もし幼虫を見つけたら葉っぱごと取り除くようにしましょう。
シソの育て方②
室内での育て方
プランターよりもコンパクトなため、室内で広いスペースが取れなくても栽培することができます。
室内で水耕栽培をしよう
ペットボトルを使う手順は次のとおりです。
1.まずは使用済みの1.5L、もしくは2Lペットボトルを用意しましょう。
2.ペットボトルをきれいに洗ったら、キャップを外しペットボトルを輪切りにします。
3.2つに分かれた飲み口のほうを逆さにし、切り落とした下の部分にかぶせます。
下の部分はタンクの役割を果たします。
4.ここに野菜用の液体肥料を混ぜた水を入れ、飲み口の部分からシソの苗を1本挿せば完成です。
飲み口の部分が程よい狭さとなっており、シソの葉が引っかかるため下に落ちてしまうこともありません。
コンパクトですので、窓際などちょっとしたスペースにも設置可能です。
よりコンパクトに仕上げたい場合は、500mlペットボトルでも同じように育てることができますよ。
ただし、この場合は水や肥料の継ぎ足しをマメにするように注意しましょう。
シソの詳しい育て方① 種まき
種まきの方法
種まきの適期は4~5月。
シソの種の皮が硬く水分を吸収しにくいです。
発芽率を高めるために、前日から種を水に浸けておき、土もあらかじめ湿らせておきましょう。
種から育てる場合、ポットなどである程度苗が大きくなるまで育てるのがおすすめ。
シソの種は発芽するのに光を要するため、種をまくときは土を軽くかぶせる程度にして、重ならないように種をまいたらそのまま水をあげます。
ここでも土が乾かないように要注意。
その後約10日で芽が出始めます。
シソの間引き
このとき、元気なシソの根を巻き込んで抜いてしまわぬよう優しく行います。
本葉が4~6枚、草丈が10cm前後になったら鉢やポットへと植え替えます。
プランターで育てる場合は15~30cmの間隔を空けてください。
また、草丈が30cmを超えると倒れやすくなるため支柱で支えるとよいでしょう。
植え付けの方法
ポットより一回りほど大きな穴を土にあけておき、根鉢を傷つけないよう優しく植えつけます。
植え付けたら周辺の土を被せ、手で優しく株元を押さえ根を密着させます。
根が張るまでの約1週間は、水はたっぷりと与えましょう。
シソの詳しい育て方 ② 増やし方/摘芯(摘心)・摘果
摘芯とは?
植物体のうち芯(幹)となる部分を切り落とすことから「摘芯」と名がついています。
摘芯をせずに栽培を進めると、幹の部分がどんどん伸びていき脇芽の成長が抑制され、結果として葉の収穫量が減ってしまいます。
また、摘芯の時期が早すぎると花が早く咲きはじめ、穂をつけてしまいシソの葉の収穫量が落ち、最悪株が弱って枯れてしまうことも。
シソの摘芯方法
これを目安に、摘心の時期をしっかりと見極めるように注意しましょう。
摘芯を行うことで、幹部分に行くはずたった栄養が脇芽にいきわたるようになり、結果として収穫量の増加につながるのです。
また、摘芯をする際は下から数えて3~5節目、葉の根元に新しい芽が出ている茎は切らないように注意しましょう。
適切な摘芯を行うことで、脇目の成長が促され葉っぱが元気に育つようになります。
摘芯の際切り落とした茎はそのまま料理に使用することもできます。
シソの収穫
また、繁りすぎた葉は固く味も落ちてしまいます。
タイミングを逃さず収穫をするようにしましょう。
シソは収穫時期によって、名前がついており、用途も様々です。
家庭菜園であれば収穫時期を自分で選べるので、いろんな楽しみ方をしてみるといいですよ。
普段スーパーや、私たちが薬味として食しているものが「シソ(大葉)」です。
これらは本葉が10枚以上になったら、下の方から順次収穫していきましょう。
また、摘芯を行うとわき芽が出て、長く収穫を楽しめますよ。
他にも、シソのタネを「穂紫蘇(シソの実)」、発芽したてで葉が2枚程度のシソを「芽紫蘇」といいます。
9月頃になるとシソは花をつけ始めます。
これを「花穂」と呼んでいます。
花穂や芽ジソはお刺身のツマとしてよく利用されており、料理に彩と風味を添えてくれます。
穂ジソは醤油漬けがおすすめ。
ご飯のお供にしても美味しいですし、冷ややっこなどに乗せれば普段と違う風味豊かなおかずにも。
シソはあらゆる部位が料理に彩を添え、風味豊かな食卓にしてくれます。
自分で育てたシソが食卓に並ぶ喜びはひとしおです。
このように、シソは収穫部位や時期によっていろんな名前がついています。
ぜひさまざまなシソを収穫して、味を楽しんでみてくださいね。
栽培したシソは余すことなく楽しめる
芽から花まで楽しむことができるシソは、成長に合わせて多様な楽しみ方をもたらしてくれますね。
間引きや摘心など、手入れのたびに収穫の楽しみを味わうことができるので余すことなくシソを楽しみましょう。
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