千日紅(センニチコウ)の育て方は?種まき時期や水やり、肥料・用土など、鉢植えでできる千日紅の栽培方法
名前の通り、千日もの長い間、鑑賞を楽しめるセンニチコウ。実は花のように見える部分は苞(花の根元につく小さな葉)で、生花はもちろん摘んでドライにしてもあざやかな色がそのまま残ります。それゆえ切り花として飾られることが多く、最近はドライフラワーにし、ハーバリウムの花材として活用する人が増えています。あなたも自宅で育てて、流行のハーバリウムを手作りしてみませんか?
目次
センニチコウとは?
センニチコウは暑さと乾燥に強く、春から秋まで長く咲き続ける一年草。
熱帯各地に100種以上の種類があるゴンフレナ属に属する品種の苞の色は、紫、ピンク、白が中心。
しかし、最近は改良が進み、ローズ色でスパイシーな香りを放つ「ファイヤーワークス」が誕生し、人気を呼んでいます。
「ファイヤーワークス」は枝が横に広がりながら大株に育つので見応えたっぷり。
霜に気をつければ越冬させることもできますよ。
キバナセンニチコウの一種「ストロベリー・フィールズ」も背が高く育ち、オレンジがかった赤花が目を引きます。
一方、コンパクトに育てたいなら草丈30㎝の「バディー」シリーズがオススメ。
色はピンク、白、紅が揃い、好みで選べます。
センニチコウの育て方と栽培のポイント
基本的な生育のサイクル
開花期:5月~11月
植えつけ期:5月~8月
タネまき期:5月
※関東以西基準
置き場所
良く日が当たり、水はけの良い土に植えつけて育てます。
水やり
鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと、地植えの場合は水やりの必要はありません。
栽培のポイント
センニチコウは、タネと苗どちらでも育ちます。
タネまきは気温が上がる5月が適期。
苗の植えつけは5月以降いつでも大丈夫です。
センニチコウは開花期が長いので、花つきを良くするためには肥料が必要。
鉢植え、地植えともに5~10月の間、化成肥料を月1回の目安で施しましょう。
開花中は、花がら摘みを忘れずに。
放っておくと苞が縦に長く伸び、下の方が茶色く変色して見苦しくなりますよ。
5月以降、背が高くなり、株元がぐらつくと傷がつき、立枯病が発生しやすくなるので、支柱を立てて株を固定しましょう。
また、枝が伸びすぎて草姿が乱れたらカットして整え、新芽を出してあげると良いですよ。
主な病害虫
害虫:ハダニ、ナメクジ
病気:立枯病
センニチコウ栽培におすすめの用土、肥料、薬剤とは
栽培に失敗しない!プロが配合した有機質入りの培養土
via hanagokoro.co.jp
ココナッツファイバーや木質堆肥などの有機素材を多く配合し、安心して使える培養土です。
独自の土壌改良剤や有機緩効性肥料分も配合され、長期間、植物の生育を助けます。
あらゆる植物の追肥に活躍
植物に必要なチッ素、リン酸、カリをバランスよく配合したゆっくり効く肥料です。
あらゆる植物の追肥に活躍します。
芝生・球根の消毒・苗立枯病などに
かび類(糸状菌)によって起こる広範囲の病気に優れた効果を発揮する保護殺菌剤で、苗立枯病などの土壌病害にも効果があります。
花や庭木、野菜類などの広範囲の病気にも優れた効果を発揮し、植物への薬害が少ない殺菌剤です。
花言葉がロマンチックなセンニチコウ
センニチコウには2種類の花言葉があるのを知っていますか?
ひとつは「色あせぬ愛」、もうひとつは「不朽」。
どちらも花期が長いことに由来しているそう。
センニチコウの花言葉を知って思いを伝えることができたら、ロマンティックで素敵ですよね。