デルフィニウム(デルフィニューム)の育て方は?肥料や用土など、花色豊富なデルフィニウムの栽培方法

2020年4月18日


初夏の庭を彩るデルフィニウム。夏越ができない一年草ですが、それを逆手にとってアフターガーデニングを楽しむのもおすすめです。育てた花は花束やドライフラワーなどアレンジメントにして室内に飾ったり、プレゼントしたり…。ひと夏を思う存分、満喫してみてくださいね。

デルフィニウムとは?

 (8539)

デルフィニウムの花色にはブルー系、ピンク系、白系があり、ガーデナーには長い花穂にブルーの花が華やかに咲き誇るエラータム系の品種が大人気。 初心者には草丈が1mを超え、びっしりと八重の花が咲く「オーロラ」シリーズや「キャンドル」シリーズが育てやすくおすすめ。花色も豊富で混植も楽しめます。 逆に、一重の花で繊細な澄んだ花色を楽しみたいなら「べラドンナ」がおすすめ。どんな雰囲気の庭にしたいかによって品種を選ぶと良いですよ。一年草ですが、植えつけ時期をずらせば開花を長く楽しむことも可能です。

デルフィニウムの育て方と栽培のポイント

基本的な生育のサイクル

植えつけ・植え替え期:3月~4月上旬、10月~12月上旬 開花期:5月~6月 ※関東地方以西基準

栽培環境・日当たり・置き場所

日当たりと風通しの良い場所で管理しましょう。

水やり

地植えの場合は植えつけ時にたっぷりと与え、その後は不要です。鉢植えの場合、表土が乾いたら鉢底から流れるくらいまで与えましょう。

栽培のポイント

デルフィニウムは酸性の土を嫌い、弱アルカリ性(pH7.0程度)の土壌を好むので、植えつけ前にあらかじめ苦土石灰を混ぜて、pHを調整しておきましょう。鉢植えの場合は土中に病気を持っていることがあるので古い土は使わない方が安全ですよ。 草丈が高くなる品種は、支柱を立てておき茎が60~70cmほど伸びてきたら支えます。新芽が出たら、つぼみに日光が当たるように、光を遮っている葉を取り除きましょう。 切り戻すと1株で2度、開花を楽しめますよ。一番花が終わりかけた頃、花茎を株元でカットすると、6月から二番花を咲かせることができます。一番花は切り花として楽しんでくださいね。

主な病害虫

害虫:ヨトウムシ、ナメクジ 病気:ウドンコ病、立ち枯れ病

デルフィニウム栽培におすすめの用土、肥料、薬剤とは

有機由来の元肥入りでそのまま使える

ハイポネックス バンブーパウダー入り 花と野菜の培養土...

ハイポネックス バンブーパウダー入り 花と野菜の培養土 14L

天然素材中心の原料をベースに、排水性、通気性、保肥性にも優れた元肥入りの培養土です。 プランターや鉢植え植物にも最適で、生育に適したpH調整済です。

すべての成分を1粒に。むらなくまける

ハイポネックス ネクスコート いろいろな植物用 500g

ハイポネックス ネクスコート いろいろな植物用 500g

3~4カ月に一度、ばらまくだけで効果が持続します。植物を元気に育てるための栄養素がバランスよく配合され、マグネシウム・カルシウム・イオウ・鉄など微量要素もプラス。いろいろな植物の花色・葉色を美しく、実つき良く育てます。

害虫と病気を同時に防除。病気の予防と治療に効果的

住友化学園芸 殺虫殺菌剤 ベニカXファインスプレー 1...

住友化学園芸 殺虫殺菌剤 ベニカXファインスプレー 1000ml

害虫と病気を同時に防除してくれるスプレータイプ。速効性があり、害虫をすばやく退治してくれます。植物へ良くなじみ、病気の予防と治療に効果的。幅広い植物に使用できる殺虫殺菌スプレーです。

デルフィニウムはドライフラワーに向いている?

gettyimages (25841)

Licensed by Getty Images
花束やアレンジメントによく使われるデルフィニウム。 鮮やかな青い色が清々しい花で、初夏に開花します。 デルフィニウムは暑さに弱く、日本の夏を超えることが難しい一年草であることから ドライフラワーにして、ハーバリウムやスワッグにアレンジしてからプレゼントするのもいいですね。 やかな色をしっかりと残すためにも元気な状態のときに ハンギング法でドライフラワーにする事をおすすめします。 ドライフラワーの方法を以下の記事に詳しく記載していますので ぜひチェックしてみてください。

デルフィニウムの花言葉は「幸せ」

 (26808)

こちらは一重咲きのデルフィニウムです。 淡いブルーがとても素敵で花びらにすこしピンクが色づいています。 花束などのアレンジにもアクセントになり、見ているだけで癒されますよ。 デルフィニウムの花言葉は「幸せ」。 ヨーロッパでは、結婚式の花嫁が身につける幸せになれるおまじないの サムシングフォーのうちのひとつ、サムシングブルー(青いものを身につける)として ブーケによく使われているそうです。 そんな素敵なエピソードを持つ花を、ぜひ庭に迎え入れてみてくださいね。