寄せ植えにもぴったりなワイヤープランツの育て方は?肥料や用土、水やりなどワイヤープランツの栽培方法
ワイヤープランツはニュージーランド原産の低木で、横にはうようにのびる細い茎が針金のように見えることから名付けられました。細い茎が横に長く伸びるので、コンテナやハンギングバスケットにプラスすると素敵なアクセントに。つやのある葉は一年中楽しめ、日なたはもちろん、日陰でも旺盛に育つので、初心者向き。グラウンドカバーとしても利用できます。ピンクや白の斑が入ったものや、スペード形の葉の品種も人気です。
目次
ワイヤープランツとは?
タデ科の低木で、春から夏にかけて小さな花も楽しめます。
丈夫で初心者でも育てやすく、明るい室内で観葉植物やテラリウムにして楽しむこともできます。
風通しの良い場所を好み、高温多湿に注意し、水やりを欠かさなければ旺盛に育ちます。
耐寒性はあまりないので、冬期間中は霜があたらない軒下などに移動すると安心です。
放任してもよく育つので暖地ではグランドカバーとしても利用できます。
針金などで作った枠型にワイヤープランツを這わせ、トピアリーを作ってみても楽しいですね。
ワイヤープランツの育て方と栽培のポイント
基本的な生育のサイクル
植えつけ期:4月~6月、10月
開花期: 5月中旬~8月
置き場所と植え付け
半日陰でも元気に育ちますが、蒸れに弱いので風通しの良い場所に置いてあげましょう。
ただし強い直射日光と、氷点下5度以下の環境では耐えきれないので注意してください。
植え付けの際には、水はけ、水もちの良い培養土、または水はけの良い培養土に元肥を混ぜ込み植えつけます。
夏の暑い時期と冬期を避ければいつでも植えつけできますよ。
有機由来の元肥入りでそのまま使える専用土なら手軽
天然素材中心の原料をベースに、排水性、通気性、保肥性にも優れた元肥入りの培養土です。
プランターや鉢植え植物にも最適で、生育に適したpH調整済です。
水やり
土の表面が乾いたら鉢底から水があふれるのを目安に、たっぷり水やりしましょう。
水が不足すると葉が落ちたり、葉色が悪くなったり、茎の伸びが悪くなったりします。
逆にあげすぎてしまうと、根腐れを起こしてしまいます。
注意しましょう。
肥料
ワイヤープランツは丈夫なので、必ず肥料を与えるべきという訳ではありません。
しかし、よくつるが伸びる成長期(5月中旬~8月)は肥料を与えて、成長をサポートしてあげてもいいですね。
おすすめは肥料の効果がゆっくり、長続きする緩効性肥料です。
有機性のものを使ってあげると葉色が良くなりますよ。
ゆっくり効果が持続する肥料で元気に育てる
真夏と冬以外は、油粕や米ぬかなどを発酵処理し、ゆっくり効果が続く有機肥料がおすすめ。
元肥にも追肥にも使用できます。
剪定
水切れ等で地上部が枯れてしまった場合は、切戻しが効果的。
時期は成長が盛んな5,6月がいいでしょう。
株元のみを残してカットしましょう。
新しい芽が左右に伸びていくのでボリュームが出ますよ。
またこのとき切り戻したツルは、挿し木に使うことも可能です。
植え替え
ワイヤープランツは根詰まりを起こさないよう、1,2年に一度は植え替えを行いましょう。
時期は植え付けと同様に、気温や湿度がちょうどよい4月~6月、10月頃がおすすめ。
一回り大きい鉢に、湿気がこもらないよう鉢底石をひいて、水はけのよい土と共に、植え替えてあげてくださいね。
ワイヤープランツの増やし方
ワイヤープランツを育てるのにも慣れてきたら、増やしたいと思う方もいらっしゃいますよね。
ワイヤープランツにおける増やし方で一般的なのは挿し木と株分けです。
・挿し木
成長時期のため定着しやすい5,6月に行うのがおすすめです。
10~15cmほどに短く切ったツルを土に挿して育てます。
このときツルがぐらぐらしないよう、しっかりと挿しましょう。
挿し終わったらたっぷりめにお水をあげてください。
・株分け
旺盛に伸びた株は、植え替えと同時に株分けし、増やすのがおすすめです。
湿気で弱るのを防ぐため、梅雨入り前の4,5月や、晩夏の9,10月などがよいでしょう。
育てたワイヤープランツを根ごと取り出し、土をふるい落として、根をほぐします。
そのワイヤープランツをナイフやハサミで2,3等分します。
新しい鉢に鉢底石と土を入れ、切り分けたワイヤープランツを入れます。
植えつけ終わったら水をたっぷりめにあげましょう。
どちらの方法も初心者の方でも成功しやすく、単純な方法なので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
栽培のポイント
・コンテナ栽培では根詰まりを起こしやすいので注意します。
・春から秋にかけての生育期間中は水切れ、肥料切れしないように管理すると旺盛に育ちます。
主な病害虫
害虫:ハダニとアブラムシ
30日間効果が持続。幅広い植物に使用できる薬剤でハダニを予防
夏の乾燥期にはハダニが発生しやすくなります。
害虫に対して速効性があるのはもちろん、病原菌の侵入も防いで予防してくれる殺虫殺菌剤がおすすめです。
アブラムシ、ハダニ、うどん粉病などに効果があります。
水ざししたものを並べるだけでもオシャレ!ワイヤープランツ
コンテナやハンギングバスケッなどの寄せ植えにプラスすると、動きのある茎葉がアクセントになり、洗練された雰囲気を演出してくれるワイヤープランツ。
最近は丸い葉をそばに置くとリラックス効果があるという風水的な要素からも注目されています。
リビングの窓辺など、明るい場所に置けば気軽に育てられます。
水ざししたものを並べるだけでもオシャレですね。長く伸びた茎は切り花のアレンジとしても利用されています。
ディスカッション
ピンバック & トラックバック一覧
[…] […]
[…] […]
[…] コンテナやハンギングバスケットなどの寄せ植えにぴったり!ワイヤープランツの育て方 – Garché(ガルシェ) […]