四角豆(シカクマメ)の栽培方法は?種まき・収穫時期や肥料・用土など種からも苗からもできる四角豆の育て方

2018年6月20日


別名「うりずん豆」とも呼ばれ、沖縄で多く栽培されている四角豆。近年は、地方の伝統野菜が注目を集めていて、四角豆もそのひとつ。主に若いさやを食べますが、実は、葉や花、種、イモ(塊根)の全てを食べることが出来るんですよ。暑さに強く旺盛に伸びるツルの特性を生かして、最近はグリーンカーテンとしても活用され始めています。今夏は四角豆で涼をとりながら秋に収穫する、そんな一石二鳥の楽しみ方をしてみませんか?

四角豆(シカクマメ)とは?

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実の断面にひだがついて四角い形をしている「シカクマメ(四角豆)」はツル性のマメ科の夏野菜で、熱帯アジアが原産。そのユニークな形から、英語では「winged bean(翼のある豆)」、沖縄では「うりずん豆」「シカクマーミ」と呼ばれています。 四角豆は、日本では1960年代の後半から沖縄で栽培が開始されました。種まき、または苗を植えつけた後、8月上旬頃に淡青色のスイートピーに似た花を咲かせます。9月頃にできる15cmほどの若いさやを収穫してくださいね。 コリコリとした食感が楽しく、あっさりとした味わいですよ。茹でて、炒めものやサラダ、和え物にして食べると美味しいですよ。加熱し過ぎると色がくすむので、あざやかな緑色を楽しむには短時間で加熱調理するのがポイントです。

四角豆(シカクマメ)の育て方と栽培のポイント

基本的な生育のサイクル

収穫期:7月下旬~10月中旬 種まき期:5月~6月上旬 ※関東地方以西基準

置き場所

四角豆は太陽が大好きなので、日が良く当たる場所で育てましょう。15℃以上であれば良く育ちます。夏場の蒸れを防ぐため水はけと風通しが良いこともポイントです。

水やり

土の表面が乾いたら水をたっぷり与えます。

栽培のポイント

四角豆の植えつけから収穫までの期間は40~50日と比較的短くスピーディー。種からでも苗からでも育てることができますよ。上手く育てる自信がない人は苗の方が失敗がなく安心です。上手に育てるコツは十分暖かくなってから種をまくこと。種をまいてから発芽するまでは乾かないようにしましょう。 発芽後1~2本立ちにし、本葉が3~4枚になった頃に植えつけます。生育中の夏の間は十分に水やりを行い、つるが伸びてきたらネットや支柱を立てて誘引しましょう。花が咲いたら肥料を少し与えると実つきが良くなりますよ。 さやの長さが15cm位になったら収穫どき。大きくなり過ぎるとさやが硬くなるのでタイミングを逃さないようにしましょう。10月下旬頃、株全体の葉が枯れ始めた時がイモ(塊根)の収穫適期。イモを掘り出してみましょう。 ※四角豆はマメ科です。マメ科は毎年植えると連作障害を起こします。翌年は別の場所か新しいプランターに植えてあげてくださいね。

主な病害虫

害虫:アブラムシ、ヨトウムシ、フキノメイガなど 病気:炭そ病、菌核病

四角豆(シカクマメ) 栽培におすすめの用土、肥料、薬剤とは

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四角豆は種で増やせる!翌年は自分で採った種で育ててみては?

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四角豆は種で殖やせます。株にさやを少し残しておき、茶色く枯れたらさやの中に入っている茶色の種を取り出してみてください。苗栽培に成功したら、翌年はステップアップして自分で採った種で育ててみるのも楽しいものですよ。