観葉植物パキラのベランダや室内での育て方とは?挿し木や剪定方法をご紹介
観葉植物パキラの育て方は、お手軽で簡単です。場所にこだわりがなく、挿し木として楽しむこともできます。土表面が乾いたら根腐れしない程度に水やりを行いましょう。葉水も忘れずに。インテリアが爽やかなグリーンで彩られることで、風水的にも良い運気を与えてくれます。
観葉植物パキラとはどんな植物?
パキラは、観葉植物の定番とも言えるほど一般的であり、ガーデニング初心者にも育てやすいオススメの植物です。
2mほどにまで成長します。
オシャレなインテリアに最適です。
日当たりの良い場所を好む反面、耐陰性も持ち合わせています。
室内で育てることも可能ですが、冬は5度以上の気温を維持しましょう。
生命力が旺盛で、どこを切っても新芽が出てきます。
春~夏が生長期なので、5月~7月に剪定します。
パキラの花言葉は、「快活」「勝利」。
パキラの種類と特徴
科/属:アオイ科/パキラ属
和名:パキラ
学名:Pachira
原産地:中南米、ブラジル
定番の品種は「パキラ・グラブラ」です。
「パキラミルキーウェイ」という、白い斑が入っている品種も見かけることがあり、
それぞれ模様が異なるため自分好みのものを選ぶと良いでしょう。
この品種は珍しいフイリのパキラとなり、白と緑の斑の混ざり方が大変美しい観葉植物です。
パキラの育て方カレンダー
種蒔き:パキラの種は、1年に2度のみ。2月と8月に収穫されます。
植え替え:5月~7月がオススメです。
肥料:4月~10月の生育期に液体肥料を与えます。
開花:6月~7月。開花するまでには、長期間(10年近く)を要します。
また、どんなパキラでも花を咲かせるわけではなく、実生株であることが条件です。
パキラの育て方のポイント
パキラの置き場所
耐陰性のあるパキラは、屋内でも十分に育てることができますが、
日光が当たるとより丈夫な株になるため、日光が当たる場所に置くようにしましょう。
注意点としては、直射日光を当てると葉焼けを起こしてしまうため、
レースカーテン越しが良いでしょう。午前中の柔らかな日差しがおすすめです。
冬には、5度以下にならないように暖かい室内に置きます。
また、風水的にはベランダやトイレを置き場所にすることもおすすめしています。
パキラの用土・肥料・追肥
高温多湿を好むパキラですが、水はけの良い土がおすすめです。
水はけが悪いと、根腐れを起こす恐れがあります。
自分で配合する場合は、赤玉土7:腐葉土3の割合で作成してください。
土表面を赤玉土や鹿沼土などの無機質な用土で覆うことにより、コバエの発生を防ぐことが可能です。
肥料は、4月~10月の生長期に緩効性化成肥料または液体肥料を、鉢の大きさに合わせて与えます。
10日おきに1回程度与えると良いでしょう。
また、冬には肥料を与える必要はありません。
冬に与えると、根が弱って枯れてしまうことも。
追肥は、パキラを大きく育てたい際には、2、3ヶ月ごとに与えます。
「実生株」から種を取り植える場合は、十分に湿らせた赤玉土を入れた鉢に植え付けましょう。
葉が出はじめるまでは、土の上に水苔を被せておくのがおすすめです。
パキラにも使える用土
軽くて清潔な原料を使用した、観葉植物に適した土です。
葉の色が良くなるマグネシウムを配合しているので、見栄えが良くなるメリットがあります。
元肥が入っているため、そのまま使えてとても便利ですよ。
そのまま使える肥料
株元へひと押しするだけで、手を汚さずに使える肥料です。
軽量メモリが容器についているので、使う量がひと目で分かるという便利さも嬉しいですね。
チッ素の割合が高く、観葉植物の栽培に最適。
植物に必要な成分を、すばやく根に行きわたらせてくれます。
パキラの植え替え・植え付け・葉水
植え替え・植え付け:2年に1度くらい、5月~7月
パキラは生長が早いので、鉢底の根詰まりを解消するのに植え替えを行います。
古い土は1/3程度落として、黒ずんだ根は剪定ばさみでカットします。
ひと回り大きな鉢へ、新しい土で植え替えるのがポイントです。
水を存分に与えることを忘れずに。
葉水:葉水とは、霧吹きで葉に水を吹きかけることです。
乾燥を防ぐとともに、病害虫の発生を防ぐ効果もあります。
パキラの水やり
基本的に、土表面が乾いたら水やりを行うようにしましょう。
夏には、あふれるほどたっぷりと水を与えますが、
受け皿に残った水は必ず捨てるように気をつけてください。
根腐れを起こす原因となります。
また、葉の裏側にも水をかけると元気に育ちます。
冬には、少し乾かし気味にしておいた方が根腐れを防ぐことができます。
数日空けながら水やりを行いましょう。
シンプルな白ジョーロ
軽くて扱いやすく、室内の植物の水やりに便利です。
パキラの剪定のタイミングと方法
枝葉が増えてきたり、大きくなりすぎたりしたら、剪定を行います。
葉の一部が変色している場合には、枯れてしまっているのでカットしていきます。
葉の付け根にある節を「生長点」と言いますが、この生長点から枝や葉が生えてくるため、
すべてを剪定してしまうと、しばらくは新しい枝が出てこない状態が続くこととなります。
注意しながら、生長点を剪定しすぎないように行いましょう。
剪定の時期としては、5月~8月です。
つかいやすいガーデニングはさみ
ガーデナーの方々もおすすめするとても切りやすい剪定ばさみです。
パキラの夏越し・冬越し
夏越し:屋外で育てる場合には、夏の猛暑日には日陰に移動させましょう。
30~50%ほど遮光すると葉焼けを防ぐことも。水やりは、夕方~夜がおすすめです。
冬越し:パキラは、霜に当たると枯れてしまいます。室内に入れるのがベストです。
また、乾燥しすぎないように置き場所に気を付けたり、葉水を行ったりして対策を施しましょう。
水やりは、数日に1回のペースで良いでしょう。
パキラの注意したい病気や害虫
病気にかかることはあまりありませんが、空気が乾燥しているとハダニが発生しやすいでしょう。
ハダニは害虫の一種で、葉の裏側について栄養を吸収してしまうのです。
栄養を取られてしまうと植物は弱っていき、被害が拡大する恐れもありますので、
早急に駆除する必要があります。
また、カイガラムシという害虫にも警戒が必要です。
カイガラムシは、樹液を吸って株を衰退させて、枯らしてしまいます。
見つけ次第、こちらも駆除しなくてはなりません。
害虫から病気にまで効果あり
花や緑など幅広い植物に使える殺虫殺菌剤です。
害虫に対して速効性があるのが特長。
病原菌の侵入も防ぐため、病気も防いでくれます。
パキラの増やし方
挿し木の手順:
1.保水性に優れているバーミキュライトの土を鉢に入れます。
2.棒などで縁に向かって斜めに挿し木用の穴を空けます。
3.穴に挿し木をするパキラの枝を挿します。
縁に沿うように、半分まで土に埋まるように挿しましょう。
4.枝がぐらつかないように、表面の土をギュッと手で押さえます。
5.あふれるほど水をたっぷり与えます。
種蒔:パキラの種は市販で流通しておらず、種蒔で育てるのは一般的な方法とは言えません。
さらには、花が咲いて実がなること自体が珍しい植物なのです。
種蒔は、育苗ポットなどに土を半分ほど入れて、ポットの中心に種を1粒入れてから土で覆います。
水やりを忘れずに。ポットの底の部分から根が生えてきたら、ひと回り大きな鉢へと植え替えます。
ハイドロカルチャー(水耕栽培)
ハイドロカルチャーで小さなサイズのパキラを育てるのも楽しみ方のひとつですね。
直射日光を避け、カーテン越しの半日陰となるようなところを置き場所とすると良いでしょう。
水はこまめに取り替えることを忘れずに。
手順:
1.瓶や花器などの気に入ったデザインの器に水を入れます。
2.剪定したパキラを器に入れます。
3.水耕栽培後、1~2週間もすると発根します。
スタイリッシュでインテリアにもぴったり
ハイミニ苗にぴったりサイズです。
風水
パキラは、風水的にも良い観葉植物です。
特に、仕事運に効果が期待できるといわれています。
また、葉と幹にリラックス効果があるとされており、「やる気」を起こさせてくれるようです。
別名「Money Tree」とも呼ばれ、その名の通り金運アップにもおすすめです。
玄関や部屋の隅に置くと良いでしょう。
育てやすいパキラでグリーンインテリア生活スタート
パキラの育て方は、ガーデニング初心者でも比較的手軽で簡単であるということがお分かりいただけたでしょうか。
丈夫で病気にもかかりづらく、風水的にも縁起が良く人気があります。
また、室内でも育ってくれるため置き場所に困ることもありません。
成長の早い植物なので、剪定をしっかり行い、植え替えや挿し木、
ハイドロカルチャーなどにも挑戦しつつ、グリーンのある爽やかなインテリアを楽しんでくださいね。
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